Nスポ


7月31日

それは私憤か?それとも義憤か?

人間が最もコントロールしにくい感情、それは怒りです。
N島は精神年齢の高さは怒りのコントロールにあると思います。

つまらないことでイライラして、すぐに怒りをぶつける人。
うまくいかないことがあると機嫌が悪くなり、話し掛けるだけで、攻撃的になる人。
過ちがあり、ちょっと面倒をかけられると、故意ではないのにも関わらず、責める人。

いろんな人がいます。
ただ、それが正しいことなのか?

怒りをぶつける人は空気を読めというような趣旨を言います。
だが、内容によっては人にぶつけることに相応しくないものもあると思います。

例えば、違う人とのやり取りでイライラしているところに話し掛けられると、それをぶつける人がいます。
接触を持ち掛けた人に、悪意はありませんし、そのイライラは関係ありません。

にも関わらず、空気の読みを原因に挙げ、当り散らします。
これには道理がないとN島は思います。

狭量とまでは言いませんが、少なくとも大人と呼ばれる人間に相応とはいい難いコントロール力でしょう。

また、過ちが原因で面倒を掛けられた場合に怒る人。
この怒りは、個人的な面倒くささが原因の私憤なのでしょうか。

それとも、組織やグループや社会といった全体にかかるリスクに対する義憤でしょうか。
前者であれば、人格レベルに疑問を感じます。

何故なら、怒りという負の感情をぶつけると同じ物が返ってきます。
元となる人が怒りを発信すると、受信した人もそれをどこかにぶつけるため、負の連鎖が起きます。

すると、その人が所属する中全体にそれが広まり、怒りが充満します。
怒りが充満している空間にメリットがあるでしょうか?

N島はロクなことが起こらないと思います。
であれば、最初に怒りを発信する人というのは、負の連鎖を引き起こす可能性を考慮していない気がします。

少なくとも、よく考えて取った行動とはいい難いと思うので、人格者とは思えません。

また、後者の場合も、全体のことを考えると怒らなくてはいけない時というのは存在します。

ただ、その義憤においても、怠惰や改善する気がないと思われる不注意に関しては怒って然るべきだと思うのですが、過失の場合はどうか?


人である以上、過ちはあります。
怠惰ではないそれについて責めたてるのは、これも結果的には負の連鎖の方が大きくなると思います。

何故なら、怠惰であれば自覚もありますし、目が覚めるというのもあるかもしれませんが、自意識では正確なものが誤りだった場合。

本人は正しいつもりですから、ぶつけられた怒りに対して疑問を持ちます。
怒る人に対して、説明責任を果たした上で言っているのだろうか?

ただ、自分が面倒くさいから、その気持ちを爆発させているだけではないか?
人格レベルが年齢に追いついていないのではないだろうか?

負の感情をぶつけられた人は悪意を持って、考えますから不信感を抱きます。
そうなると、お互いに足を引っ張るので不利益が生じます。


不利益は避けたい・・・
当たり前です。

ですから、N島は勝ちたければ寛容であれ!!と思います。
なんでも笑ってスルーの「甘さ」とは違います。

怒るべきときは怒る必要がありますし、そのときも怒りを引きずらない。
その場で怒り、あとは水に流す。
そして、怒りの内容は義憤で、怠惰や甘えに対してのみにする。

それが大人の勝ち組みの怒り方じゃないかと思います。


個人的にムッとすることなど山ほどあります。
勝てる人間になるためにはそれをコントロールする力を養う必要性があるのではないでしょうか。

歴史に学べば、それが分ります。
織田信長、徳川家康、劉備に曹操。

信長は足利義昭にしても弟信行に対しても、何度も許しました。我慢することでメリットがあったから。

徳川家康も息子を切腹させられても、信長と同盟を続けました。その必要があったから。

劉備は呂布に裏切られて城を取られても、呂布の客将として従いました。

曹操は息子を殺して、自分を何度も窮地に追いやった張粛を許し、配下に加えました。

劉邦も同じです。


いずれも大人物の器量人は怒りをコントロールします。
怒りにコントロールされて、発散することはありません。

そう考えると、勝ち組みになるには寛容である必要があると思います。
だから・・・












スロットで飲まれたからといって、怒ってレバーをガンガン叩いている場合じゃないよなって負けるたびにいつも思います。

今日も荒れてレバー叩いてました・・・
小人N島・・・?

そんなの絶対嫌だっ!!


僕は勝つんだいっ!!

N企画
地元で美味しいお店マップを作る。



7月30日

仕方がなかったんだっ!!

まさか、こんなことになるなんて思ってもいなかった。不可抗力だ。
俺が悪いんじゃない。



・・・・本当に?


本当だ。誰がこんなこと想像がつくと思う?あってはならないことが起きた。
そう考えるしかないだろっ!!



・・・そうなるリスクは本当になかった?


0ではないが、確率が低すぎる。
今日このときに自分の身に起きるなんて誰が思うだろう。
しかも人為的でない限り、起きないんだ、ありえないだろう。


・・・・0ではないということはリスクは背負う覚悟は持っていた?


純粋な確率で言えば、宇宙で新たな生命が誕生するくらいの確率だ。人為的でないことが条件だが・・・
そんな事態を想定するわけがないだろう。


・・・・薄い確率が現実になった?


悪い夢を見ているかのようだよ・・・


・・・・現実である以上目は背けられない。この数字は分る?


ああ、知っている8月6日だ。


・・・・ではこの数字は?


1400だよ。天井が1300回転代にあるネオマッジックパルサーというスロット台の俺が回した回転数だ。


・・・・つまり?


ストックを飛ばしているため、ストックがない。


・・・・いくら使った?


2万円だ。


・・・・今月はあといくらあった?


2万円だ。


・・・・ということは今は?

破滅だよ。百円単位しか持っていない。


・・・・先ほどの8月6日は何の日だ?


ハムの日だ。N島は毎年この日、一人でハムを食っている。


・・・・・本当は?


本当はN島の・・・・・



















通勤定期が切れる日だ・・・・

8月7日から会社行けなくなってしまいます。

うっうっうっ・・・なんだってこんなことに・・・?
明日が土曜出勤だから早く帰ってきたのがこんなところで仇になるとは・・・・

N企画
枕投げしたいね。



7月29日


帰宅をすると、N島はボタンを押した・・・

すると、曲がかかった。
ポルノグラフティだ。





♪キミの手で〜、


♪切り裂いて〜


♪遠い日の〜


記憶を〜






N島の手には外れ馬券が握られている。
ただ、ただ、頬から雫が滴り落ち続けていた・・・


N企画
短文に挑戦!!短い文でオチまでつける。




7月28日

ガシャーン、ガシャーン・・・

巨大ロボットが歩行するような音が深夜の商店街に鳴り響く。

時刻は23時30分。
自宅へと足早に向かうN島の耳に聞き慣れぬ音が入ってくる。


何事だ・・・?


あたりを見回すが、N島が期待したようなガン○ムのような存在は見えない。
自宅に近づくにつれて音は大きくなる。


言い知れぬ不安が押し寄せてきた。
分らないものが一番怖い。


ガシャーン・・・ぇぇ・・・ガシャーン・・・てぇぇ


よく聞くと、歩行音のようなものに混じって人の声が聞こえる。
N島の警戒心は音に比例して高まっていく。

鞄の中から、身元が割れるかもしれない要素を取り除く。
いざとなれば、鞄を投げつけて逃げよう・・・

そう考えながら、息を潜めて歩いた。
自宅に通じる道のT字路を右折したとき、音の正体がわかった。










シャッターである。
酔っ払った男がシャッターに突っ込んでいる。




ガシャーン・・・「痛ぇぇ」・・・ガシャーン・・・「痛ぇぇ・・」
男は全力でシャッターにぶつかりながら「痛ぇぇ・・」を繰り返す。










そりゃ、痛いよ。
シャッターに頭から突っ込んでるもん。
痛くないわけがない。


なんだ、何がやりたいんだ?
新手の借金取立てか?


それとも宗教か?


自分に荒行を課すことで、肉体的、精神的に己を高めようと言うのか?
でも・・・





シャッターうるさいし、迷惑だよ。

本日はそんな男の奇行を見ながら帰ってきました。
あれは一体なんだったんでしょうか?


後悔?反省?
酔っ払いの気持ちは分かりません。

ただ、言える事は1つ。
現在の時刻は2:30分。







なのに、まだガシャンガシャンいってます。


うるさいよ、本当に。

N企画
分らないことはやってみる。日本酒片手にシャッターへ頭から突入。名案が浮かぶのかも。




7月27日

一生に1度の好機なのだろうか・・・?

この時代に生きる人、全員にとって言えることですが、音に聞くバブルの時代を唯一相応の年齢で体験できるときかもしれない。

何の話かというと、経済系の新聞や雑誌を読んでいる方はご存知だと思いますが、人民元の変動相場制がくるのか、こないのかについてです。


今週も日経ビジネスを読んでいたのですが、中国人民元の切り上げに対する圧力が強まっています。

現在、中国人民元は固定相場制で1ドル約8.3元です。
経済成長の著しい中国の貨幣にしては過小評価されすぎていると言われています。

そのため、中国が他国においては安価になる製品を大量に輸出することで、輸出先国内の企業の利益を損なっているとアメリカを代表とする各国が主張し始めました。

例えば、極端な円安が起きて1ドル1万円になったと仮定すると、日本国内で300万円で売られている車がアメリカでは300ドルです。

アメリカ車が1万ドルでくらいで売られているとすれば、その価格競争力は強大です。
性能が同じくらいで、価格が30分の1だったら、どちらの車を買うかは一目瞭然です。

日本は300ドルで売っても、得たドルを日本円に戻せば300万円になるので御の字。


こんなことがあれば、貨幣価値が安すぎる国から輸入すると、自国の企業が損失を被ることはあきらかです。

ここまで、極端ではないですが、今中国で同じ事が起きています。
貨幣価値の安い中国が、相場に介入し、規制を行うことで、他国に安価な製品を大量に販売している。

それに対しての反発が強くなっています。
中国政府は国自らが、大量に元を売ってドルを買い、元と他国の貨幣を自由に交換させない規制を行っているため、現在の均衡が保たれています。

中国政府の為替介入の中止と、規制緩和による人民元の為替自由化をアメリカは求めています。

これが行われると、人民元の価値が上がります。
そうすれば、今人民元を持っていると、その価値が数10%あがるということです。

例えば、1ドル8元と考えて、為替自由化の後、1ドル5元になったとします。
現在1ドル約110円。

レートによる手数料を考えずに、110万円をドルに変えると、1万ドル。
これを元に交換すると8万元です。

元の価値が上がり、1ドル5元になると、8万元が1万6千ドルになります。
日本円にすると、約176万円。

規制が緩和されるだけで、このチャンスが訪れるのです。
あくまでN島の主張であって、事実とはいい難いですが、いずれ為替の自由化は起きると思います。

理由としては日本も固定から変動に変わりましたし、何しろ強国アメリカが主張し始めたのです。

アメリカは強い国だと思います。
必ず、勝つことで要求を通してきた。

独立戦争、太平洋戦争、ソ連との冷戦、イラク戦争(まだ決着がついていないかもしれないが・・・)日本の自衛隊派遣。

力のある国は経済制裁やら武力行使やらで必ず要求を通します。
勝った国が正しい。

そう考えれば、いずれ中国政府も抗えなくなる。
N島はそう考えます。

しかも、中国ではオリンピックの開催もありますし、まだ電力の供給も満足にされていない。
成長の余地は残されています。

理想としては、中国の不動産を買うのがいいと思います。
しかし、規制で外国籍の者が手に入れることはできません。

だから、可能かどうかは分りませんが、中国株を買いながら資金を増やし、売って人民元にして、為替で儲ける。

一度急騰した後、じりじりと元高になっていくと思いますので、これの繰り返しで、1財産築くチャンスなのではないかと思っています。

ですが、不安もあります。
中国政府による貨幣発行権の乱用によるインフレーション。
規制緩和がされず、円交換の不可。

もしくは中国内の貧富の差が縮まらないため、消費が喚起されず供給過剰による在庫の山で株価の暴落。

これだけ、中国株が熱いという人が多いとどうしても警戒感が強まります。
常に、みんなが参入しようとするときはピークだとN島は思います。

であれば、みんな参加するときはこれから先暴落が待ち受けている。
しかし、みなN島と同じように警戒感を持っているようであれば、逆にチャンスです。

どちらにしても、リスクを取れれば、チャンスがあります。
負けても0になる可能性は薄い。

であれば、挑戦すべきじゃないでしょうか。









人生1度の一世一代の大博打っ!!
人民元勝負をっ!!


血が騒ぐ・・・
固いと思うんですけどね、この勝負。アメリカの圧力が徐々に強まっていくでしょうし、いざとなれば経済制裁加えたりしちゃうんだろうし。

N企画
N島と中国株を買おうっ!!狙いは外国資本が入った会社。




7月26日

きたぁーーーー!!

思わず、眼鏡の中の図柄が揃ってしまいそうです。(スロッターじゃない方すいません。)


来ましたよ、お楽しみの通知書が。
その名も中間事業報告書。

N島が株主になっている会社から中間決算のお知らせが届いたんです。
開封してみると、業績を記載した小冊子と、一枚の用紙が入っていました。


その用紙こそがN島の待ち焦がれていたものです。
そう、中間配当金の支給です。


郵便振替支払通知書と記載されています。
これに押印し、氏名と委任状を書くことで配当金がもらえます。

N島の所有は200株。
それに対して配当は1株10円。

ですから、2000円の支給となります。
しかし、株式では利益に対して10%の税金がかかります。

そのため、N島の手にできるのは1800円。
金額自体は小さいですが、これだけの金額を銀行の利子で得るためには、300万円を定期預金で2年預けなければ、つきません。

N島は約30万円で、銀行に預ける場合の40倍もの運用をしたのです。
正直にお得な気持ちでいっぱいです。


しかも、株式のお得は他にもまだあります。
この会社では株主優待制度はありませんが、会社によっては米が届いたり、商品券や各種金券、土地の名産物からその会社の商品セット、エイベックスのように、所属大物アーティストによるライブを株主総会で行ってしまうところまであります。


そう考えると、単位株を幅広く持っていれば、これまた不労所得生活ができそうです。
だいたい株式の場合、年利にすると2〜3%の配当がつきます。

しかも、優待がある会社においては、金券ショップで売れるものだったり、食料品だったりを送ってくれたりします。

もし、サマージャンボで当るようなことがあれば、3億円を幅広く優待のある単位株を買うことができます。

そうすれば、現金収入で年間600万円〜900万円。

その他各種優待で米や味噌や、名産物やらなにやらが半年に一度届くことになります。
お米を優待にしている会社は多く、米には事欠かなくなりますので、配当で家賃を払い、残りの金銭でおかずを買っていれば貯蓄のできる生活までもできそうです。

しかも日経平均が上がれば、キャピタルゲインまで手に入る。
下がっても、放置しているだけで、不労所得。

熱い、熱いよ、株式。

そんなわけで、大量の単位株を入手するためにも、不労所得生活への扉を開くためにも確信したことがありました。

それは・・・・・













まずはサマージャンボ大量購入からだということです。
夢を・・・希望をプリーズ!!

大体、人間希望がないと頑張れないよ。
サマージャンボのもしかしたらはモチベーションを上昇させるのにいい役割だよなあ。

というか、1等と2等しかいらないよね。
1万円当っても、また宝くじに消えるだけだし。

N企画
今ドッチボールやったら面白そうだよね。喧嘩になるかなあ・・・



7月25日

分析と解決方法

N島は現在、週に3回の運動を習慣付けています。
その主な種目は・・・・

フリスビー、キャッチボール、バトミントン、縄跳びクラブ、バッティングセンター、卓球

と6種目ぐらいあります。
どれも最初はうまくいきませんでした。

ですが、現在はそこそこできるようになりました。
やはり、物事は何でもうまくいく方法とうまくいかない方法があります。

例えば、フリスビーでも真っ直ぐ飛ばすことは最初はすごく難しい。
ところが、だんだんうまくいかない方法を多数知るうちに、真っ直ぐ飛ばせるようになっていきます。

リリースポイント、体の向き、足の方向、巻き込みの深さ、いろんなところで結果に影響を与えます。

真っ直ぐ飛ばせない時は、何が原因か考え、試行錯誤し、解決方法を探る。
それを繰り返していくうちに、目に見えるように成果が上がっていく。

それがスポーツの面白さかもしれないと思います。



そのとき、気付きました。


日常生活も、スポーツと同じだと。


自分に何か不快なことや、望ましくないことが起きたとき、どこかに原因があります。
そういったすべての案件に対して、みなさんは原因の追究と解決方法の提示を行っているでしょうか?

失敗を粗末にしていないでしょうか?

N島は思い返せば、失敗を粗末に扱った記憶ばかり出てきます。
折角、スポーツで、すべての失敗に対して原因の追究と解決方法の提示がうまくいくための最短距離だと知ったのです。

日常生活でも応用させるべきです。

早速、ノートを買ってきて、失敗ノートと問題解決ノートを作りましょう。

え〜と、まず今日の失敗から・・・・







(失敗)
スロットで熱くなってしまって、有り金すべて失った・・・




(解決方法)
すべて失う前にボーナスを気合と根性で引く・・・




















できたらとっくにやっているわっ!!

N企画
サマージャンボで的中金額をN島と勝負!!勝ったほうが総取り。引き分けは次回にループ。



7月24日

ドアを開けると、強い夏の日差しがN島の顔に降り注いだ。
カラッと晴れた晴天だ。

気温はかなり高いが湿度が低い。
気分は悪くない。

N島は財布の中身を確認した。
金曜の夜から徹夜で過ごした時間が、中身の軽量化を進めさせた。

目が覚めたのは漫画喫茶の中だった。
ほんの2時間仮眠をとる予定が気付けば8時間。

疲労が溜まっていたのだろう。
カウンターでの支払い金額に精神的動揺は隠せない。

予定外の出費に目に手を当てて、天を仰いだ。


なんてこったいっ!!

お盆休みに避暑地に行く予定のN島としては、予算取りが厳しい。


こうなれば・・・こうなれば・・・・手持ち金を増やすしかない。
いつもの安易な発想で、近くのホールを回る。

自分が負けても納得の行く台。
絶対勝てると思う台以外に座らない。

そう決心して、店を巡った。
ところが・・・・

♪Youはshok。愛で空が落ちてくる〜♪

スロット北斗の拳の10連チャン以上を告げる曲がN島の耳に入った。
昨日、カラオケで歌った曲・・・

やはり、北斗の拳を打ちたい。



そう思うともう止まらない。


N島の理性が止めに入った。
しかし、今のN島を邪魔する奴は指先一つでダウンさせられる。


理性も例外ではなかった。


北斗百裂祭のリベンジの時だ。
手持ち金が少ないこともあり、負けたら止めようと思っていた。

案の定、少ない手持ち金は即座になくなった。
帰ろう・・・そう思ったとき、

隣の台が10連を告知する例の曲を流し始めた。

「いつも隣ばかり・・・か・・・」

自嘲気味に呟くと、席を立ち上がった。
その時、彼にアドバイスできることがあるのであれば、耳を塞いで逃げるように店舗を出ることだった。

しかし、しかし、彼にも見栄がある。
金がなくなったのではなくて、自分の意志でやめるんだ。

二度と会うことはないかもしれない他の客にそう思わせるため、わざと迷ったフリをしてゆっくり席を立った。

隣の台は好調である。
まだ連荘が続いている。


♪愛を取り戻せ〜♪
曲が完奏された。


そのフレーズがN島はこう聞こえた。

♪金を取り戻せ〜♪

そうだ、何を納得している?
奪われたものは取り戻さなければ・・・・

止まらなかった・・・
ただ、ただ、取り戻したい気持ちでいっぱいで。

カードを取り出すと、ATMへ走り出した。
執着は判断を誤らせる。

そして、時として判断の誤りは致命的な結果をもたらせる。
ホールとATMを3往復をしたとき、もはや4往復目ができなくなっていた。

残高が目も当てられない。


「グゥ・・・」

まだ、余裕があると主張したくて、自分で言ってみる。
しかし、現実は完膚なきほどの大敗。

下唇を噛みしめる。
強く噛みすぎたせいか、鉄の味がする。


まだだ、まだ俺は終わっていない。
そう思い、電話を掛けた。

母だ。
いかにチャンスかを力説し、お金を借りる。
冬のボーナスも所有者の名義変更が必要そうだった。

そして、背水の陣で臨んだ勝負。
一打一打に気合を込める。

♪この形勢を逆転したいと〜空回りして貧乏揺すり♪

B´zの曲が頭に流れる。
散財は止まらなかった。

今すぐに手当てをするならば直るが、放っておいては致命傷になるような傷を負っているのにも関わらず、どうすることもできないようなもどかしさ。

まるで、終点がない空間を落ちつづけているかのような錯覚を覚える。

言うまでもない結果が彼に訪れた。
破滅・・・


彼は逆転がしたかった。
その衝動に抗うことができなかった。


抗うことができず、そして負けた。


敗因を分析した。
それは取り戻したいという感情をコントロールできなかったことだ。
それと、失敗を大事にしていない。

そう思った。

うまく行かないということは、その方法がうまくいかない方法であると学んだことである。
であれば、その都度、原因の追究と解決方法の探索をしなければならない。

それができていない。
許せなかった。

分っていることを実行しない自分。
自己愛の塊である彼が初めて自分自身に怒りを覚えた。

自傷したくなるような衝動に駆られたが、何の解決にもならない。
結果を・・・結果を出すんだ。

彼は自分に諭すように言った。
そうだ、結果だ。


過程はどうでもいい。
必要なものは結果。

勝てば官軍。
正しい者が勝つんじゃない。
勝った者が正しくなるんだ。

今すぐ、いますぐに分ったことを実行しなければならない。
彼はそう感じた。

自制心、つまり感情コントロール力を養うんだっ!!
そのためには・・・・



彼はコンビニに向かった・・・




そして、競馬新聞を購入した。
おそらく、おそらくだが・・・

彼は翌日の新潟のダート1800mのレースに有り金を突っ込むだろう。
しかし、負けを取り戻すためではない。

ガチガチの倍率に冷静に賭けることができるようになるためだ。
一度で取り返したい気持ちを抑えることができるようになるために・・・

彼のギャンブル必勝法確立はまだ遠い。

N企画
ギャンブル必勝法会議を開く。



7月23日

智に立てば角が立ち、情に棹差せば流される。意地を通せば窮屈だ。
とかくこの世は住みにくい。

とは夏目漱石の言葉ですが、本当に世の中は世知辛く住みにくくなったものです。


本日のことでした。
仕事中にN島の私用の携帯電話がなります。

見慣れない番号からと言うこともあり、電話にでました。

N島
「はい。N島です。」

先方
「N島様の携帯電話でよろしかったでしょうか?」


N島
「はい。そうです。」


先方
「私NTT東日本の○○と申しますけども、5月分のBフレッツのご入金の確認が取れていないのですけれども・・・」



N島
「えっ?引き落としの手続きがまだ完了していないのですか・・・?分りました。確認してみます。」

先方
「はい、お願いいたします。」


電話を切ります。
おかしいなあ・・・母に大分前に引き落とし手続きの書類を投函してもらうように頼んだのだけれどもなあ・・・・

早速、母に電話です・


ぷるるるるる・・・・ぷるるるるる・・・ガチャ


「はい、R(N島の実家は飲食店で頭文字がRです)です。」


N島
「ああ、もしもし、俺だよ、俺。」


「どなたですか?」


N島
「俺だよ、俺。H(N島の名前)だよ。」


「私を騙そうたって、そうはいかないよ。」


N島
「はっ?何でそうなっちゃうんだ?


「あんた、オレオレ詐欺犯でしょ?分るんだから。私は騙されないわよっ。」


そう言うと、母は荒々しく受話器を切りました。
ガチャッ!!

乱暴な音がN島の耳に残ります。






本当に世知辛ぇ・・・・

住みにくい世の中になったものです。

ワイドショーでオレオレ詐欺特集でもやっていたのでしょうか・・・?
それとも、友人で危うくオレオレ詐欺の被害者になるところだった人の話をしたせいでしょうか?

最近は、血縁関係を調べてオレオレ詐欺をする犯人が多いみたいです。
名前をどこからか調べてきて、泣きながら電話してくる手口のようです。


みなさんも気をつけましょう。
でも、少しは人を信用しましょう。

N企画
俺、カメハメ波撃てるんだぜって友人全員に言う。それでも、友達でいてくれたら本当の友達です。



7月22日

まっ負けた・・・

今日、N島は偉大な男と会いました。
生まれて初めて、ひと目見ただけの同性に対して敵わないと思いました。


こんなすげぇことは真似できない。
自分ができないことができるということは尊敬に値します。

その男性がすごさを際立たせたのが、前人未到の領域に近いことをしているのにも関わらず、それを誇らないことです。

世の中には認められたがり屋が溢れています。
みんな自分が重要で、特別だと思われたいんです。

にもかかわらず、それほどのことをやり遂げても平常心。
なんて人なんだろう・・・

素直に感動しました。


その時、男性は駅のホームでN島の隣に座っていました。
電車の到着を知らせるアナウンスが流れます。

風が強くなり、電車の到着は間もなくといった感じのときに・・・


母親とはぐれた幼児が線路側へひょこひょこと歩いて行きました。



危ないっ!!
N島が叫びます。


よちよち歩いている幼児が線路側に落ちて・・・・・・








という事件はまったくありませんでした。(すいません、引っ張たのにこれです。)



そんな平和な待ち時間に男はおもむろにスーツの内側のポケットから、携帯用灰皿なのか販売されている咽喉飴のケースなのか判断のつかないアルミ製の容器を取り出しました。

先ほど移動中に持参している本を読んでしまったこともあり、N島は男の様子を眺めることにしました。

もしかしたら、こういうところに大勝のためのヒントがあるかもしれない。
そう考え、男の行動を見ていると・・・

男が容器の蓋を開けます。
途端にすごい臭気がN島の鼻に牙を剥きました。

こっこれは・・・・
誰もが一度はお世話になったことのあるアレの匂いです。


相変わらず、独特の臭気を放っていました。
男はソレを容器から取り出すと五粒くらいを一気に口に放り込みました・・・


ボリッボリッ

噛み砕く音が聞こえます。
そのたびに、ソレの匂いはますます強くなります。


オイオイオイ、ソレッテカムモノダッタカイ?


思わず、カタカナになってしまいます。

しかも、男は食べ終えると、さらに5粒取り出しました。


ボリッボリッボリッ・・・


オッオイシイノカイ?

N島の好奇心は急上昇中です。

男は食べ足りないかのように、容器の中身を確認し、名残惜しそうにまた一粒口に含みました。

すっすげえよ、この人。
アレをぼりぼり噛み砕いて飲んじまったよ。
しかも11粒も。

絶対真似できないよ、漢だ、漢だよ。


この男性の口にしたもの、なんだと思います?

答えは・・・・


















正露丸

食えないよな、こんなもの。
極めると美味しいのかな・・・?

彼は偉大だった。
敵わない。本気で思わされました。


N企画
コンビニペットボトルで聞き茶勝負!!



7月21日

意図の着地点・・・・はどこにあるのか?

今年でN島も社会人3年目です。
怠惰に過ごした学生時代のツケを払いつづけて、3年。

やはり、楽を追う姿勢は5年後、10年後にきっちり支払いが待っていると痛感し続けてました。

そのため、すぐには結果が出ないことを承知で今積み重ねていることがあります。
週三回の運動、ビジネス誌の購読、情報の発信(ホームページ)、読書。

すべては5年後、10年後の自分のために。
現在行っている行為が活きてくるのはそのくらい先だとよく言われます。

ツケを払うことに嫌気がさしました。
だからこそ、貯金を作りたい。

こう思わされました。


5年前の自分は何をしていただろうか?
今の自分に起きる結果はその頃の生活に起因しています。

20歳の頃のN島・・・
週2回の登校、バイトをし、ギャンブルに狂い、惰眠を貪りつづけた。
およそ、生産的な活動からほど遠い生活。

その結果が勝ち組みからは程遠い現在。
納得がいきます。


5年前の怠惰な生活が最大の障壁

「思考しない習慣」
をN島に根付かせました。

どういうことか・・・?

N島は最大の興味の対象「自分」に関しては、勝つためには、得るためにはとよく思考します。

しかし、それ以外の他人の言葉等におそらく無関心なんです。
ですから、考えない。
 
例えば、対話をしていても、悪いときなど、言っている内容自体を直接的にも思考しない。つまり、相手の言葉による伝達すら、自分の頭で画像にしてイメージしない。

ましてや相手の言外の意図がどんな結果(着地点)を望んでいるかなど想像もつかない。
だから、自分側の希望と先方の希望が満たされるWIN-WINの結果が考えつかない。

なぜなら、前提すら思考しないので、背景までに思考が至るわけがないから。


優秀な人間と自分を含めたそれ以外の人。

結果が違うということは、その違う結果をもたらすためのなんらかの違いが存在しているということだ。


N島の気付きでは「考える習慣」があるか否か。


人の言う言葉を鵜呑みにしていないか・・・?
おそらく、錯誤に陥れる気がなければ嘘は言っていないだろう。

だがしかし、待て。
人は何でそんなことを言ったんだろう?

理由がないことは人はやらない。
必ず、人が行動するには理由がある。

N島が意味のないことを言うにも意図がある。
それは、面白いのではないかと思うからだ。

であれば同様に、どんな行為、言動でも、人間が行うかぎり動機が存在する。
その動機は何かを考えるんだ。

そして、相手側の背景、自分側の背景と結びつけて、最良を考え出す。
それが思考する習慣だ。

当たり前のことかもしれない。
しかし、本当に当たり前ができているだろうか?

できているなら、望む結果をおさめているはず。
そんなことを先日退社した優秀な先輩との会話で考えさせられました。

やはり、賢い人間と長時間接することが自分にとってプラスになることが多い。
であれば、限られた時間しかないのだから、人選は必要なんじゃないかと思う。


傲慢かもしれない。


しかし、自分が勝ち組みでない以上、まだ人の世話をできる状態じゃない。
まずは、自己中心的に己の引き上げを最優先させるべきなのではないだろうか。

そして、勝ち組みと呼べる状態になってから、自分も変化を望む者に時間を割いていくようにするのがいい。


そのためにも、まずは思考する習慣だ。


言外の意図を考えるんだ。
そして、双方にとっての最良の結果を。

手始めに・・・・









○ビア(N島宅の目の前のパチンコ屋)の店長との無言の対話だな・・・

出したいN島。
利益を出しつつも、たくさんでているように見せたいパチンコ屋店長。


出ているように見えて、実は全然でていない。
それが先方の望む結果。

自分が店舗側ならば、どこに置けばでているように見えるだろうか・・・
どのくらい出し台があればいいだろうか。

考える習慣をつけるんだ!!


無論、スロットで。

パチンコ屋店長の言外の意図を暴くことで、勝ち組みギャンブラーへの軌跡を作り出す。

N企画
デリシャスウォーター探し(N島が最高の飲料と絶賛するフルーツジュース)



7月20日

血が騒ぐ・・・

今宵の俺は・・・負ける気がしない・・・
と思っていた先日のことです。

バッティングを終えると、時刻は12時。
お家に帰らなければ、魔法が解けてしまう時間です。

しかし、某破滅仲間と一緒にいるのです。
帰れるわけがありません。

ボーリング場にいるので、当然のようにボーリング勝負へ。
最初の勝負はジュースを賭けた熱い闘いです。

適度な運動で渇いた喉を潤すには勝たなければならない。
漲る気合。大地が揺れます。

N島の第一投は・・・・・綺麗にストライク!!

対する友人は・・・スペア。

ニヤリ・・・

笑みがもれます。
とりあえずは優勢。

続く第ニ投・・・・ストラァーイク。
ダブルです。

対する友人はスペア!!

差が広がります。


3投目・・・・N島のボールはヘッドピンの中心をとらえました。

ストライク・・・ターキーです。

対する友人はスペア・・・・


クククク・・・今宵の俺は誰にも止められねぇ。
後悔するがいい、N島に挑戦したことを。

今日の俺は(横)浜の暴走機関車だ。



行くぜ、浜の暴走機関車N島怒りの鉄槌っ!!



N島の渾身の力を乗せたボールはヘッドピンの正面を捉えた・・・・











と思ったが・・・

カッコッン!!

一番左端のピンがすごい勢いで奥の闇の中へと吸い込まれていっただけだった。


何故だぁ〜!?
N島は苦悩した。
しかし、原因は不明。

結局ここでのミスが響き、勝負は・・・

N島149
友人183

屠られました。

渋々、軽量化の波が激しいN財布を取り出します。


何がいい?

注文を聞きます。
すると、友人はそれほど喉が渇いていないのか、250ml缶のコーラを指しました。

理不尽な敗北に首を傾げながらも、トボトボと自販機に向かいます。
一矢報いる方法はないものか・・・?

そんなことを考えながら自販機の前に立ったとき、ふと思い出しました。
そうだっ!!












いっぱい飲もう!!キャンペーン開催中だったっ!!
友人がよそを向いている隙を見て、500mlのペットボトルを購入します。

そして、満面の笑みで渡しました。
いっぱい飲もうキャンペーン!!と言いながら。

勝ったが故に、無理をして飲んで苦しんだ男と、よせばいいのに、サイズを大きくしてさらなる財布の軽量化をした男。

本当の勝者はいたのかは疑問だった。
しかし、そんな不毛な闘いも終わりを告げた










ら良かったのに・・・

続く第2戦が始まった。
今度の賭けの対象は・・・











もっといっぱい飲もう!!キャンペーン!!
負けたら、自腹で相手が何列目の右から何番目というように適当に指定したジュースを2本飲まなければなりません。
飲めないともっと恐ろしい罰ゲームが待ってます。

浜の暴走機関車の威信にかけて、負けるわけにはいきません。
神とて今夜の俺を倒すことは不可能!!

いざ、勝負!!





・・・・

えっ?
結果ですか・・・?




結果ねぇ・・・




N島の腹がタポタポいってますが、何か?
そろそろ、ボーリングの本とか買っちゃおうとか思っています。


もう、いいだろ?
聞くなよ、そんなこと。

ああ、負けましたよ、負けですよ、負け。

ケッ!!

N島の休日の夜はこうして更けていった。

N企画
アーチェリーでN島と勝負!!




7月19日

初めての体験・・・

ハア、ハア、ハア。
N島は息を切らせていた・・・

汗が滴る。
息を切らしながらも、N島は口を開いた。

か、快感だ。
世の中にこんなに気持ちのいいことがあったのか!!

感動した。
そして、この体験の感動を決して忘れないと誓った。

そう実は今まで黙っていたが、今日、この日。
初体験をした。

ついに脱出に成功したしたのだ。


















バッティングセンター未経験を。
あれあれあれあれぇ〜、まさか変な勘違いはしてないヨネェ?←(シコ名はイヤラシ山って感じでねちっこく、時にはやさしく、そして包みこむように)

N島は本日横浜西口のハマボールに潜入。

そこで、145kmの速球打ってきました。
腰を使って打つと言うことを知らなかったこともあり、左手を多少痛めてしまいました。

しかし、4割くらいは球に当てることに成功。
当っただけでも、大満足です。

最初は90kmでも打てませんでしたが、タイミングの取り方を覚えてからは気持ちよく飛ばすことができるようになりました。

カキーンとスロットの吉宗で連荘が確定するような音がするたびに爽快感で満たされます。
手に伝わる重さ、標的を捉えた精神的満足感。

ハマリました。

しかも、時間が遅かったため、挑戦できなかったのですが、なんとアーチェリーまでありました。

これはしばらく通い詰だな。
思います。

ですが、通うためにはお金が必要です。
そこで考えました、どうすればいいかを。

でてきた答えはやはり・・・










ギャンブルで勝つしかない。
最大限の努力をしよう、ギャンブルで勝つために。

でも、真面目に思うことが一つあります。
どの分野でもいいから、ここまでやれば10指に入るというところまで突詰めていけば、他の分野でもどのレベルまでやれば勝ち組みに入るか分ると思います。

中途半端が一番いけない。
常勝の基準をギャンブルで知っていきたいと考えるのは、駄目人間なんでしょうか・・?

N企画
レジーナの森へお盆休みに行く。




7月18日

なんでだ〜?

原因不明の事態にN島はまたも頭を抱えていた。
ついでに膝まで抱えて、隅っこで体育座りでもしてやろうか・・・

自虐的な気持ちになりつつも、N島は頭上の計測機に視線をやった。

数字は998を指していた。
そう、スロット台の回転数だ。

今日も懲りずにN島はスロットを打っていた。
勝つ方法を探す努力を放棄しない限り、必ず勝つ方法は見つかる。
プロが存在すると言うことは、そういうことだ。

そう考え、自身もギャンブルで勝ち組みになるため、今日もスロットのレバーを叩いていた。

大ボーナス33回。
小ボーナス14回。

総回転数約6000回。

ビッグシオと言う名の沖縄スロットのストック機だ。
もちろん、ノーマル仕様。

前日も7000回転で大ボーナス33回出ている。

雑誌や、スロットプロのホームページから集めた情報で判断する限り、設定6の数値だ。
設定が6であれば、機械割、つまり期待値は投入した金額の120%だ。

この場合だと6000回転×20円(スロットのメダルの交換価値)×3(スロットは基本的に3枚で回す。)×1.2(機械割120%)=72000円

この72000円が浮く計算になる。
なのにもかかわらず、最後のボーナスから、998回転していた。

高設定だと確信して、打ち始めた。
7000円投入したときに、ボーナスが確定し、そのまま6連チャンした。
ここで辞めておけば、プラス30,000円だった。

しかし、プロのやり方を考える限り、高設定の台を閉店まで打つのが鉄則。
N島もそれに習い、打ちつづけた。

結果998回はまり。
プラス3万円だったはずの、状態もいまやトントンになっていた。
しかし、この台の天井は999回

あと、1回だ。
ストックがある限り、必ず光る。
高設定台の据え置きがストックが0になることなどないだろう。

これから大連チャンだ・・・
そう思い、長かった998回転の道のりに思いを馳せた。

この1回ですべての努力は報われる・・・
いくぞっ!!

台の上部2箇所にある花が光れば、ボーナス確定である。
そして、999回転目はその花が光ることが台の仕様上決まっているのである。

N島は静かにレバーを叩いた・・・










シーン・・・
花は光らなかった。






ひっ、ひぃぃぃぃぃぃぃ

す、ストック切れ?
あっ分った!!

花のランプの電球が切れちゃったんだ。
店員に交換してもらわないと・・・

すいませ〜ん、花の電球切れてしまったみたいなんですけど・・・


やってきた店員は気の毒そうな表情で、こういった。
「残念ながら、両方同時に電球が切れることはありません」と。

何故、俺のときだけ・・・?
高設定を打っているのに・・・?


様々な疑問を胸に、N島は力なく店を後にした。




彼が勝ち組みになるための道のりは遠い。

N企画
うまいラーメン屋マップを作成。



7月17日

♪ニンニキニキニキ、ニンニキニキニキ、ニニンガ・・・♪

やってしまいました。
18、19日と予定がなかったため、普段絶対にできないことにトライしました。


絶対にできないこと・・・それは・・・




オロシニンニクラーメン完食

お金がなくて予定を入れられなかった憂さを食にぶつけます。
近所の若い世代に人気のラーメン屋で味濃い目、海苔増量、バター、コーン、メンマトッピングのチャーシューメンを注文。

人に会わないからいいだろうと、ここぞとばかりに目の前にあるオロシニンニクを半分くらい入れてしまいます。

強いニンニク臭の立ちこめるラーメンを前に、心は美食評論家・・・
静かに割り箸を割ると、いざ・・・


すごい勢いでかき込みます。


ズゾゾゾゾッ


うまい、うまいよっ!!
これだよ、これ。

休日前で予定がないときじゃないと、ニンニクこんなに食えないからなあ・・・

くぅぅ〜たまらんね。


久し振りに満たされた気持ちで家に帰りました。
時刻は午前3時。

眠さはピークです。

もう駄目だ〜と布団に倒れこみます。



しかし・・・全然、眠れません・・・

久し振りに摂取したニンニクのせいで体中が熱を発していて、暑すぎて眠れない。
眠くて仕方ないのに、眠れない。


ぐああああああ〜、あちいよ、眠いよ〜。
ふぐおおお〜。


のたうち回ります。


おかげで発汗・・・・
そのため、自覚症状がでるくらいのニンニク臭が・・・


換気がされないため、どんどん匂いは強くなります。

ぎゃあああああ、あちいよ、眠いよ、臭いよ〜。


目先の快楽のために、支払う代償の大きさ。

本当に身に染みます。
まさに、ご利用は計画的にです。

そうか、夏の日のオロシニンニクと消費者金融ってこんな共通点があったんだ・・・

よく考えて使用しないと、破滅する。
また、ひとつ新しい破滅を覚えました。

N企画
オロシニンニク早食い、密室耐久レースを開催。



7月16日

本日はN島が入社したときからお世話になった部長の転勤の壮行会でした。
そのため、現在酔っ払い状態です。

ですからネタなし君です。
なので、以前から考えていたことをネタにします。

シリアスで面白くないかもしれませんが、ご容赦を。

なんでもそうですが、条件がまったく一緒だった場合、うまくいく人といかない人、差はどこに出るのか?

もちろん、条件がまったく一緒ということは通常ありえません。
どこかに結果に違いをもたらす根本的な違いがあります。

ですが、もうひとつの重要な要素・・・
それが順番です。

段取りを良くする本とかにも書いてありますが、優先順位のつけ方。
これは同じくらいのポテンシャルの持ち主同士でしたら、優先順位の選択が正しい方に良い結果が出ます。

この結果の差はかなり大きいです。

例えば、麻雀は鳴きが入らなければ、うまい人も下手な人も手元にくる牌は同じです。
同じ牌がくるのに、うまい人はあがれて、下手な人は打ち込む。

その差はいらない牌を切る優先順位にあります。
他の人がテンパイ(あと一牌であがれる状態。他人から出れば、他人から点数をもらえる)をする前に、その当り牌を捨てれば打ち込むことはありません。

同様に、本来ならあがれていた組み合わせの牌を先に切ることで、あがれなくなる。
よくあることです。

だから、上級者と初級者の差は牌を切る順番にあります。

N島はお金も同様だと思っています。
お金を使う優先順位。

これに将来、困窮するか、余裕のある生活ができるかの差が出ると思います。
お金に困る典型的なパターンは先に使う人です。

どういうことか?
例えば、家だったり、車だったり。
高価なものをローンを組んで先に買う。

当然、借りたお金には利子がつきます。
しかもローンの利率はN島的にはかなり高い。

であれば、車なら本来は200万の物がローンのため300万払うことになる。
勤め人であれば、生涯賃金にそれほどの差が出ることはありません。

であれば、100万の差はかなり大きいんじゃないかと考えます。

家は特にそうです。
自分で住む家を買う前に、家賃があがってくる投資物件を先に買えば自宅も投資物件も両方手に入る。

けど、先に使ってしまう人が多すぎるから、結果自宅しか手に入らず、銀行のために働くことになる。

N島は考えました。
自宅を先に買えば、固定資産税という家賃が別途で請求されるし、リフォーム代、ローンの利率、取得税、仲介手数料といったもろもろの予定外のお金がかかります。

これを差し引いても、部屋を借りるより安い家賃で自宅が手に入ると思いますか?
必ず、差額が出ます。

その差額は何千万円にもなってきます。
N島には住むというサービスを受けるのに、何千万円も多く払う余裕はありません。

だから、自宅を買う前に投資物件だと思います。

例えば、家を3000万円のローンで年利3%で買ったら、利率だけでも1年で約90万円になります。

年間90万円貯めるには月7万5千円です。
これを他人に無償で提供することに疑問は感じませんか?

もし、先に月5万円の家賃が上がってくるマンションを月々ローン3万円で買ったとしたら、毎月プラス2万円です。

同じ物を10件持ったら、月20万円。
ローンを払い終われば、もっとプラス。

自宅を買ってもおつりがきます。

しかも、先に自己資金で投資物件を手に入れれば、それを担保にお金を借りることができ、同じような物件を手にできます。

一番大変なのは最初の自己資金。
これを手にして、順調に投資が動き出せば、Nの野望の目標も達成可能です。

そんなわけで、先にお金を増やしてから自分にご褒美をと考えている人をマジで募集中です。

動き出す一番最初が一番大変なのですから、そこを協力という形で早く乗り切りたいと常々考えています。

当然リスクもあります。
ですが、外しても不動産を買うのですから、使ったお金が0になることはありません。
しかも、空室で儲からなかったとしてもインフレ傾向にある今、キャピタルゲイン(売却益)を手にできるかもしれません。

であれば、小さいリスクで人生が買えるかもしれない。
熱くないですか?

そんなわけで酔っ払った勢いで、パートナー募集してしまいました。

まあ、一番いいのは株が高騰して自己資金で勝負ができる状態なんですけどね・・・

N企画
N島とマンションを買おう!!



7月15日

帰ってきたあのキャンペーン

知っている人はごくわずか、しかもその人は忘れてしまっているかもしれない。
しかし、帰ってまいりました。

一部分においては大人気を博したあのキャンペーン。
N島プレゼンツ・・・
















「いっぱい飲もう!!キャンペーン」

これはN島の気まぐれで急に開催されたり終わったりしてしまうキャンペーンです。
どういうキャンペーンかというと・・・


どんな飲料でも他人にいっぱい飲ませてしまおうという気前の良さをアピールするキャンペーンです。

例えば、マクドナルドやドトールに友人と行くとします。
友人に席取りをお願いして、注文を聞きましょう。

そして、頼まれた飲料のサイズの2ランク上を勝手に頼みましょう。
もちろんお金はキャンペーン開催中のN島が上乗せ分をだします。

Lサイズだったら、同じ物を2個頼みます。

そして、注文の品がでてきたら、友人の前にそっと置きましょう。
ここでのポイントは静かにそっと置くことです。

多分、友人は怪訝な顔をするでしょう。
そして聞きます。


何、これ?と・・・


そうしたらすかさず、満面の笑みと明るい大きな声で言います。



いっぱい飲もうキャンペーン!!
と。

今、キャンペーン開催中だからと強制的に飲んでもらいましょう。
それでも、残す人や断る人はいるかもしれません。


そうしたら、これ以上ないくらいの悲しい顔をしましょう。
そして、目で訴えます。


どうして?なんでなの?何でそんなことするの・・・?
と。


さらに悲しい声で聞きましょう。


いっぱい飲もうキャンペーン開催中なのに・・・?
と。


これで、相手の良心に激しく訴求します。
N島だってこんなことされたら、飲まざるを得ません。

そうやって自己満足を得る、迷惑この上ない素敵なキャンペーンです。
今、開催中です。


さあ、みなさんも開催しましょう。
いっぱい飲もうキャンペーンを。

えっ開催のコンセプト?
ありません。面白いからやりたいんです。


N企画
俺の奢りだといって、学校の水飲み場で5人くらいの友人に温い水を飲ませる。



7月14日

最近気付いたことがあります。
それはビジネス誌はやはり、情報のスピードが速いということです。


もちろん、誰もは注目するような速報などではネットや新聞のスピードには敵いません。しかし、新技術だったり、好業績だったりといった情報に関しては、それを専門にしているだけあって、とんでもなく早いです。


例えば、この7月にアサヒビールからペットボトルのビールが発売されることが報道されましたが、今年の3月くらいに、ビジネス誌では炭素でペットボトルをコーティングする技術が完成したと報じていました。


そのため、隙間を埋めることができ、ビールの旨味を損なわないと記載されてました。


最近では中国の車メーカーの話や宇宙旅行の可能性の話、ナノテクノロジー(N島はとにかくサイズを小さくする技術だと認識している。)を用いたミューチップについて書かれていました。


ミューチップは愛知万博の入場券の紙に埋め込まれるほどの小型のチップで、いずれは偽札防止のためにお札に入れるようにしていきたいという話でした。


他にも、天馬や進学会、日本郵船、日本オラクルといった企業についても良いことが書かれるとしばらくして株価に反映されることがありました。


これは新聞より情報が早かったためなのではないかと思います。
新聞を読む人は多いが、ビジネス誌は少ないのではないのでしょうか。


今年の4月にN島がその記事を見て、日本郵船株を買っていれば、7月現在で1.4倍になっていたのにと悔しい思いをしたのは記憶に新しいです。


そういった意味で、タイムリーな話題ではないですが、後々生きてくる情報のスピードは新聞に優るのがビジネス誌だと感じています。
そして、主張ではなくて事実に基づいている内容なら大体現実になります。


何故、こんな話をしたかというと、最近の記事でインフレの兆候が見えると書かれていました。

今までずっとデフレできています。
通貨の総発行量が変わらないのに、お金の価値が上がりつづけたり、下がりつづけたりすることはN島はないと思います。

お金の価値はいつ天井に届いてもおかしくないと感じていたN島にとっては、チャンス到来です。
インフレの兆候が見えると言うことは、現金の価値は今現在が一番高い状態なのではないだろうか。

これから反転し始める。
お金は多数の人間に回るものですから、末端までその兆候がくるにはタイムラグが発生します。
であれば、今現金を換金性の強い物に換えておけば、現金の額面倍増の好機です。

末端までインフレが浸透した際に、現在買った資産を換金すれば、周りが価値を消失している中で、自分だけは価値を保持しただけでボロ儲けです。

どのくらいのインフレ率になるかは分かりませんが、国民生活金融公庫の年利よりも高くなりそうな気がします。

そんなわけで、国民生活金融公庫でお金を借りて、金塊か株か、マンションか美術品か転換社債でも買おうかと思い、調べました。


すると・・・・

中小企業か新規事業か教育ローンか個人事業主を対象にした融資しか行っていません。
う〜ん、学校は行くわけじゃないからなあ・・・

インフレリスク回避保険とか、インフレリスク回避融資とかないよなあ・・・


仕方がありません。裏技です。













年利1%で10年後に返すから、誰か金を貸してくれっ!!
リスクも利率も銀行より高いです。


やはり、優秀な銀行勤めの後輩に相談だな。
インフレリスクをヘッジして俺だけボロ儲けするためにいいアイデア募集中!!
年利2%くらいまで出すから、銀行から金借りる方法ないでせうか?

N企画
競馬場で席取りのための朝ダッシュ杯G1開催。



7月13日

Just do it!!
(とにかくやってみろ!!直訳はただちにやれ!!かな?)
ご存知の方も多いかもしれませんが、ナイキの宣伝コピーです。


こないだ読んだセールスドックという営業本に何度も紹介されていました。


〜しようと思っている。
よく聞く台詞です。

例えば、勉強しようと思っている。資格を取ろうと思っている。
思うことなら、誰でもできます。

しかし、思ったことを実行に移す人が少ない。
だから、結果もパッとしない。


N島が個人的に取っているメルマガの製作者も言っていました。
あきらかにすべてにおいて自分よりも能力が高い人間が、自分よりも経済力がない。

自分との違いはただ一つ。
それは、リスクを取って行動を起こしたか起こさなかったかだけ。


そんな話も連想しました。

何故、こんな話を急にしたかというと・・・・


実は本日N島も、「〜しようと思っているんだよねぇ」という事を言っている自分に気付いたんです。

〜しようと思っているは逆に言えば、9割方しない。
そういうことです。

仮にも一発逆転を夢見ている人間が、その他9割の人と同じ事をしていて逆転できるでしょうか。


世の中って・・・そんなに甘いか・・・?
自問します。


答えは分りきっています。
他人とは違う結果を求めるのであれば、他人とは違う行動を取らなければならない。

人の行く道の裏に花ありとはよく言ったものです。


であれば・・・N島の「〜しようと思っているんだけどね」を「〜していて〜しようと思っているんだけどね」に変えなければなりません。

早速、願望と行動をリンクさせましょう。









願望(〜しようと思っている)
「ギャンブルでボーナス全額賭けて5倍増しようと思っているんだよねぇ」

                        

「馬のダートの走破タイムを調べていて、競馬でボーナス全額賭けて10倍増しようと思っているんだよねぇ」

誰ですか?やめておけと言うのは?
行動をしなきゃ始まらないんです。思っているだけではただの人。

行動をした者のみが、大勝の扉を開ける鍵を手にできるのです。
だから、願望を実現するためにやりましょう。

ボーナス全額勝負をっ!!




でも、やめておけと言う人は賢明です。

N企画
PS2のスロットで身内同士で図書券賭けてギャンブルっ!!



7月12日

人・・・人・・・人・・・・・突き詰めてみてもやはり人・・・


本日、N島のメインクライアントの担当者と飲む機会がありました。
N島より1年先に社会に出た方なのですが、以前からなかなかデキル人だとは思っていました。

今日、酒の席で話を聞くと、その判断は過ちではなかったなと再確認させられました。
というのも、先日退職が発表された先輩も、地元の友人でも、N島が一目置いている人間には共通点があります。


それは、人の重要性を分っているか否かです。
そのくらい知っていると言う人は多いかもしれません。


しかし、じゃあそれを伝えるために何をしているんだ?という話になります。
N島の言う人の重要性の理解とは、信頼関係の築き方、もしくは道理を分っているかどうかということです。

どういうことかと言うと、一方通行になっていないか?
先に与えているか?気前よくしているか?ということです。


分っている人間は、先に相手に得をさせてあげます。
そして当然、何かしてもらったら、次にプラスαをしてお返しします。

これが信頼の交換で、プラスαの分だけ、信頼が大きくなっていきます。


例えば、何かのタイミングで奢られたりしたときに、奢られっぱなしになっていないか。
相手が先に、自分に何かをしていれば、いつか返ってくるだろうと先に与信してくれているわけです。

このときに、黙っていても何かのタイミングでお返しをしない不義理な人間に信頼関係が築けるでしょうか。


大体、デキル人はされたことよりも大きなお返しを必ずします。
この基本が分っていない人間とは傲慢に聞こえるかもしれませんが、線引きをしていきたい。
切実に思います。


何故なら、引きづられるからです。
繰り返しになりますが、朱に染まれば赤くなる。
N島は事実だと思っています。


一方通行の人間と関わっていると、自分もそうなります。
だから、分っていない人間とは距離を保つ。


横暴で傲慢かもしれません。
がしかし、自分の水準をあげていくためには選択は必要なことだと思います。


前にも記述しましたが、自分の状況を劇的に変えるのは他人です。
他人の協力ひとつで人生が変わります。

仮に、ビルゲイツが自分のためにならなんでもすると言ってくれるような関係が作れたとしたら、自分の生活に変化を与えることが可能だとは思いませんか?

そんなことを考えさせられた刺激のある時間を過ごせました。


そこでまた、N島も自分の人判断の基準を変える必要があるなと痛感させられました。

これまでは、自分にとってメリットがある(頭が切れる、経験がある、人脈がある、専門知識がある、面白さがある、人としての魅力がある)がN島の関わりたい人かそうでないかの判断の基準でした。


しかし、これからは「信頼の築き方を知っている」これを基準にしたいと思います。

この基準を持っている理解のある人間であれば、現在のポテンシャルが高いか将来性があると考えても差し支えがないと思います。

自分にとって分岐点となるような機会を提供してくれる可能性を持つ人物だと思われます。
であれば、分っている相手である以上、信頼関係も築きやすい。

そんなわけでN島は今探しています・・・


















スロットで信頼関係が築けそうな人を・・・・

いや、ほらさ、考えたんですよ。
自分ひとりで勝てないなら、他人の協力が必要だと。

勝っている人間に勝てる台を教えてもらった方が早いんじゃないかって。
そのために、相手へのお返しを考えるのが大変ですけどね・・・

N企画
ジャイアントと言うメーカーの自転車買って、地元で競輪。



7月11日

N島日記 社会人編

うっううっ・・・

嗚咽が漏れる。
N島を泣かせた原因が目の前にある。

そう、銀行残高だ。
給料が振り込まれてから、わずか5日で残高3桁。

次の給料日まで約3週間強ある。
絶望的・・・

そんな言葉がよく似合う状況だ。
起死回生のギャンブルに臨もうにも、種銭すらない。


俺は破滅だ・・・・
ハメツン君だよ、うっううっ・・・






うははははははは

嗚咽が突然、笑い声に変わった。

ハメツン君って可愛くないか?
これを商標登録して、キャラクターとして売り出せばボロ儲けできるんじゃないか。
破滅のハメツン君。

早速、商標登録をする方法を調べよう・・・・




って10年間で10万円くらいの登録料がかかるのか。
明日の飯代をどうするか悩む人間が手を出せるものではないな。

ふぅ・・・ため息と共に、N島は現在に至る経緯を回想した。

きっかけはお祭の広告だった。
通勤電車行き帰りの中で毎日目にする祭の広告。

毎日、目にすることで、サブリミナル効果があるんだろう・・・
N島はだんだんその祭に参加したくなってきた。

祭の名前は・・・・


北斗百裂祭だった。
いまだ衰えぬ人気のスロット台北斗の拳のお祭イベントだ。

イベントの内容は早朝に北斗百裂券を配布する。
その券に書いてある台番号は高設定と書いてあった。

しかし、N島は定の後にルーペで見なければ分らないほどの小さな字で?が書いてあったことに気付かなかった。


祭だ、祭だ。
出すぞ、出すぞ、出すぞ。

いひひひひひひひひひひ

カルト教団のような台詞を口にしながら、N島はイベント当日並んでいた。

期待感は最高潮。
N島の脳内には高級寿司ネタが旋回していた。

客観的に見ると、なんとシンプルな思考回路をしているのだろう。
まるで、お店側の意図を考えていない。
営利目的の店舗が、お客全員に出せるはずがない。

こんな彼はやはり葱を背負っているといっても過言ではない。
そう、彼は鴨だった。

だが、本人は虎のつもりだ。
根こそぎ出し尽くしてやる・・・攻撃的な野望を抱いてはいたが・・・
悲しいくらいに鴨だった。


おそらくだが、彼も他人が同じ事を言っていれば、それがいかに美味しそうな鴨であることをアピールすることか分ったと思う。

しかし、自分だった。
本人にとっては特別な存在である自分。

そんな特別な自分が負けるわけない。
他人は多分、負けるだろう。

だが、俺だけは・・・特別な俺だけは負けるはずがない。
一欠片の根拠も挙げることのできないのにそうだと信じて疑わなかった。

その発想が負けるその他大勢と変わらないのに、何故気付かない・・・?
悲しすぎる・・・

しかし、現実は自分の事に関しては盲目になるのが人間だ。
俺だけは勝つ・・・

自己中心的な思考に支配されながら、指定された台番号に座った。
台の上には・・大勝利間違いなし!?の札が刺さっている。


そうだろう、そうだろう。
彼は満足げに頷いた。

この札は嘘は言っていない。
?がついているからというのもあるが、ただ言わなかっただけだ。


主語が抜けている。


N島は大勝利するのは自分だと教えてくれていると解釈した。
しかし、店舗側の意図はお店がの主語が入っているのだ。

大人は余計なことは言わない。
その暗黙のルールに気付かない彼が、骨の髄までしゃぶられるのは仕方のないことと言えよう。

彼はATMから引き出したばかりの新札を千円札に変えると、それをメダルに変えた。
何事もなく、最初の紙幣が消失した。

彼は微笑を浮かべていられるくらいの余裕があった。
2枚目の1万円札が投入された。

周囲では1度目のボーナスが入っている台が少なくなかった。
彼の台は期待感を煽る演出が続くが、いまだにボーナスは来ない。

♪愛しいボーナスまだ来ない、まだ、まだ、まだ来ない♪
某絶叫系の音楽グループのファミレスボン○ーの替え歌を歌った。

また、神の逆鱗に触れたらしい。

3人目の福沢諭吉がメダルに変わり始めた。
ちょろちょろと破滅が近づいたことにより、分泌された物質が脳内を満たし始める。

満たされたいく気持ちが彼を支配した。


「アイシャルリターン」


マッカーサーと同じ台詞を福沢諭吉の肖像画が言った・・・・ような気がした。

うん、うん、頼むよ。
N島が語り返す。

すでに・・・逸脱している。
彼は常人とは一線を画してしまったといえそうだ。


次々とメダルと交換される現金。
5枚目の1万円札をメダルに交換し始めたとき、さすがの彼も焦り始めた。


おいおい、頼むよ。


しかし、先ほどの歌が神の逆鱗に触れてしまったようで、あっけなく台に飲まれた。
そう回転数は1460回転。


朝一から天井まっしぐらコースだ。

N島は財布を逆さに振った。


「カラッ」


自分の声で効果音さえつける。



そのとき、ばさばさと財布から紙片が落ちた。
おっと思ったが、一度しか行ったことないような飲食店のポイントカードばかりだった。



ハメツン・・・



彼は呟いた。
その途端、急に可笑しくなり、笑い出した。


あはははははは、朝一から、朝一から天井直行かよ。
しかも、俺だけ・・・俺だけだよ。


あははははは、やはり俺は特別なんだな、はははは。


そう、彼だけだった、ボーナスが一度も来ていないのは・・・
彼は笑いながら、目に涙を浮かべた。

その目は、何で?どうしてなの?と訴えかけていた。
無論、彼の疑問に答える相手は存在しない・・・



彼の嘆きが最高潮に達したとき、彼の背後を行ったり来たりしている人物が目に入った。




・・・ハイエナだっ!!



彼が席を立った後、彼の台に座り、しこたま出してやろうと考える人たちのことだ。
これで、N島が席を立って、この後バカスカ出されたら・・・


そう考えると、降りられない。





まだまだあ〜




彼はスロット台に物を置くと・・・ATMに向かった・・・


ここにおいても、彼は鴨だった・・・
いや、ただの鴨ではない、高級鴨だ。


残高のすべてを引き出すと、彼は再び打ち始めた・・・
どのくらい時間が経過しただろう・・・


ひっそりとしかし確実にそれは近づいてきた。
ヒタッヒタッ・・・

足音さえ聞こえる。


最後の3枚のメダルを手にした。
ここからでも、ここからでも逆転はできる。


この3枚でボーナスを引けばいいんだ。
大丈夫、俺はできる、できるんだ。


彼の願い、希望、すべてを託したメダルが、台へと投入される。
懇願しながら、レバーを叩いた。





定められた結果、つまり運命が彼の元へとやってきた。



その名は破滅・・・・



カラン・・・
彼はもう要らなくなったメダル1枚を投げ捨てると、席を立った。

清清しいほどにすべてを失った。



虎の牙が折られた。
彼はそう思ったが、実際は違う。



鴨が料理されたのだ、とってもおいしく。
料理番組で紹介されてしまいそうだ。


トボトボと肩を落として帰り道を歩く。


俺は・・・俺はもしかして・・・・
鴨なのか・・・?


周知の事実を今ごろになって自問した。
遅すぎる。



救えない・・・救えないくらいの駄目人間。


彼の高級寿司の野望は打ち砕かれた。
木っ端微塵、まさに百裂だ。


そうか、俺の野望に対しての百裂祭だったんだな・・・
そんなことを思いながら自宅へと向かった。


その日の夜、彼の枕カバーは5回交換された。
涙って無尽蔵なんだね、可能な限り知りたくない事実を彼は発見してしまった。



それが先週のことだった。


ふぅ・・・現在に意識を戻した彼は再びため息をついた。


もう二度と・・・もう二度と・・・北斗百裂祭・・・・












では負けないぞっ!!次こそは必ず勝つっ!!

彼の辞書に学習の2文字はない・・・

N企画
ユネッサンス(箱根)に行く。



7月10日

明後日の月曜日・・・

半年に一度訪れる大逆転チャンスです。
そう、ボーナスデーなんです。

最近、ギャンブルで壊滅的な大敗を喫していました。
そのため、文無し帝王の称号を戴冠していたんです。

しかし、サラリーマンの唯一の希望、ボーナスデーです。
これでうまい棒との2人3脚の生活からも脱出です。

しかもまとまったお金を手にできるので、ギャンブルで倍増できるチャンス。
長かった暗黒の時代の終焉が近づいている・・・

どうやって増やそうかな〜
株かなあ〜、スロットかなあ〜、それとも競馬かな〜・・・


うふふふふふふふふふ・・・・・








「で、いつがボーナスだって・・・?」


N島
「ああ、明後日。」


「あんた、借りてたお金は・・・?」

N島
「増やしてから返すもの。」


「・・・・・・」


まっ、待ってくれ。
N島のPS2とMDウォークマン、その他もろもろの機器をどうするつもりだ?



「担保です。た・ん・ぽ。」



いやあぁぁぁぁぁぁ


ボーナス、もらう前からなくなりました・・・・

N企画
生田緑地に行く。



7月9日

逆ピラミッド・・・?

先日、N島が優秀だと思っていた先輩の退職が発表されました。
以前から、退職を口にしていたのですが、意志を貫徹し、有言実行するところに優秀さの片鱗が見えます。

実際、N島の会社の営業で辞職を宣言しない人を探す方が難しいくらいです。
ですが、口に出す人に限って残っている気がします。

皆流されるまま、変わらないことが心地いいんでしょう。

さて、ここでとんでもないことに気付きました。
N島の会社の営業は現在8月以降も勤務する人間が18人います。

そのうち、5年目の先輩は全員主任になります。
すると・・・4年目までの人間が6人しかいない・・・

ということは役職者12人に対して、平社員6人。
完全な逆ピラミッドです。

平社員の方が希少な会社・・・・
どうなってんだ?

実際の話、馬鹿がいなければ利口が立たぬ。
負け組みがいなければ、勝ち組みも存在しません。

それと同じで、平社員がいなければ上司が立たない。



そんなわけで、N島は貴重な平社員の一人であるわけです。
ですから、その希少性を盾に・・・
















賃上げ交渉をしてみようかな・・・

N企画
スロット北斗の拳の実機購入



7月8日

負け癖がついている・・・・
TACの株価が暴落したとき、そう思いました。

ここ2日で20円くらい株価が上がりましたが、まだまだです。

本当に勝ちたいと願っています、経済力で。
2極化が進む、勝ち組みと負け組み。

中流がいなくなると言われているこの時代で、勝たなければ搾取されつづけて負け組みの仲間入りになります。
であれば、ここらで負け癖を払拭しなければなりません。

この瞬間、降りられなくなりました。
TAC株で損切りはしない。

捻じ曲げます、現在の結果を。
本来なら負け癖がついているN島は暴落をした株で泣く泣く損きりをせざるを得なかったでしょう。

ですが、勝ち癖をつけることを決心しました。
例え、1生かかろうとも、TAC株で儲けることを誓います。

いくら、株価が下がろうとも買い続けて平均取得株価を下げます。
そしてトータルで1円でもいいから利益を叩き出す。

勝つという結果を得ます。
そう決めました。

今、この瞬間まではN島というブランドは負け銘柄でした。
ブランドはイメージです。

自分が作り上げたイメージのとおりの現実が起きます。


人は人をイメージで見ると思います。
だから、人は第1印象に気を使っていいイメージを人に抱いてもらおうとするのです。
同窓会とかに行けば、よく分ります。


同窓生は余程デキていて人の変化に敏感な人間でない限り、当時のイメージどおりに自分に接してきます。


社会でも同じです。
人を判断する基準は現在のその人ではなく、最初に会ったときのその人に対する自分のイメージです。


N島は自分のN島というブランドに負け癖のイメージをつけてしまった。
駄目な自分が好きというのはそういうことだと思います。

だから、人からうまい話が回ってこない。
なぜなら、そういうのが回ってくるイメージを作らなかったから。

酷い目に合って面白いN島というイメージが出来上がり、説明はできないが、それが原因で不運な結果が自分に起きる。

ツイテいる人やデキル人間は他人にそういうイメージを持ってもらおうと情報を発信している気がします。

それが、さらなる幸運やチャンスをもたらしている。

あきらかにいつもツイテいる人と、いつもツイテいない人がいるのはそこに原因があるんじゃないかと考えました。

であれば、勝ち癖をつけて、N島というブランドを勝ち癖のついているイメージに変えることで、おのずと起きる現実が変わってくるんじゃないか?

そう考えました。


だから、降りない。
勝つまでTACの株を買いつづける。

N島は必ず勝つ。
そういうイメージのブランドに変える。

というよりも、途中で何万回負けようとも一つの物事に勝つまでやりつづける。
そういう根気で勝利のイメージを掴み取る。

そう考えています。

さあ、有言実行しよう。
これまで負けつづけていた相手に勝つまで挑もう。

まずは・・・・



















ソビ○(N島の自宅の前のパチンコ屋)だな

勝つまでとことんやってやるっ!!


N企画
今日はナハナハの日、ナハナハしましょう。逆から読むと・・・ハナハナ(沖縄スロットの機種の一つ)・・てことは沖スロ屋へGO!!



7月7日

今日は七夕です。
ということは今週の競馬は七夕賞です。福島芝2000Mのハンデ戦。

毎年棚ボタ賞といっているのですが、毎年数少ないお小遣いを巻き上げられます。
どうやら、N島は隠していた牡丹餅が棚から落ちて、他の人に食べられてしまう側のようです。

そう、7月7日は七夕です。
思い出します、5年前の淡い思い出を・・・

まさに思ひ出ぽろぽろ・・・です。

当時は若かった、そう思わずにはいられません。
5年前、当時19歳だったN島は7月7日前日の6日の夜、興奮から不眠に悩まされていました。

計画は十分に練りました。
用意した新品の服、靴、鞄もあります。

大丈夫、不安要素は何もない。
そう思っていたのですが、次の日のことを思うと、やはり不安になります。

大丈夫だろうか。
人が多いイベントに行く予定です。
楽しく時間を過ごせるだろうか。

考えれば、考えるほど不安になります。
うまくいって欲しい・・・

偽らざる本心です。

ドキドキしていたため、ロクに眠れず、朝を迎えました。
N島の期待の大きさを示すかのように予定よりも早く現地に着きました。

時刻は8:30
30分も早いです。

7月7日は特別な日です。
ロマン溢れています。
このチャンスをモノにしないでどうしろと言うのでしょうか。

刻々と9:00が近づいてきます。


その時、前方から見慣れた服装の女性がやってきました。

おっ、来たか・・・


平常心を装いながら、本当にそうかが分る距離まで、N島は待ちました。
5m前まで来たときに、N島が待っていた人物だと認識できました。

そうです。





















パチンコ屋の女性店員です。

今日は七夕激出しマンデーマックスというイベントの日です。
出ないはずがありません。

この日のために金運が良くなるよう、黄色を基調とした靴、服、鞄を用意しました。
朝1で走り、あの台を取る。

そして、閉店まで打ち込み、勝ったお金でお寿司を食べる。
完璧です、完璧な計画。

大丈夫、勝てる。出れば楽しいさ。
そう自己説得です。

しかも、生まれてはじめての朝一並びのイベント参加、ドキドキです。
今、思えば、なんて若いんだろうと思います。

前から5番目くらいだったN島は開店すると同時に狙った台番を取ることに成功しました。
そう・・・






77番台です。

7月7日、ラッキー7、七夕イベント、この台が出ないはずがありません。


もらったな・・・
確信しながら打ちました。



数時間後、思いました。
ああ本当に良かった・・・と。












ギャンブルにおいては人を信じるなということがよっく分ったよ。



77番台、全然駄目でした。



粋の分らない店長だよな・・・
まだ、お店のイベントを素直に信じられるピュアさがありました。

N企画
7月8日は78番台に座ろうっ!!



7月6日

うわああぁぁぁぁー

午後11時半、N島の部屋にその主人の絶叫が響き渡った。

なっ何が起こったんだ・・・?
どういうことなんだ?

落ち着け・・・落ち着くんだ。

吐き気を押えながらも、N島はPCの液晶を見直した。

−42

表示されている数字に変化はない。


ぐにゃあっと視界が歪む。
勾玉を2つ合わせたような風景を眺めながら、N島は再度呟いた。


一体どうしたって言うんだい?

N島の頭のNライト(点灯すると、いいアイデアが浮かぶ)が逆回転し始める。

エマージェンシー、エマージェンシー。
正常な社会生活に必要な人格崩壊の恐れあり。


電車で考えたNスポネタは先送りにされるほどの事態だ。
大きく深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。

改めて、PCの画面の情報を再摂取する。
そこには・・・・
















TAC株価:763円前日比−42円

と表示されていた。
N島はTAC株に有り金すべてを賭けて、逆転を目論んでいる。
にもかかわらず、この大暴落・・・

TACの単元株は100株だ。
たった1日で5%の価値が失われたことになる。

トータルが小さい数字なら5%はたいした事ないかもしれない。
しかし、1000万だったら50万を失ったことになる。

無論、N島にそれほどの大金があるはずもないが、3か月分くらいの貯蓄額を失った言っても差し支えがない。

慌てて、ニュースサイトをTACで検索するが目立った悪いニュースはない。
毎日少しずつ下がる株価に我慢しきれない人間がいたと考えるべきだろう。

それにしてもN島が1部上場以来最高値の911円で仕入れて以来、TAC株は右肩下がりだ。
たった3ヶ月で20%弱の価値が損なわれた。

普通の人ならば、とっくに手放している。


しかし、N島は知っている。
一番辛いときや、もう駄目だと思うとき、そこを凌げば大勝の扉が開くことを・・・


無論、経験則ではない。
負けつづけの状態からの逆転。

それを強く望むようになってから、集めた数多くの本の知識だ。

本に書いてることがいつも正しいとは言えないかもしれない。

しかし、N島はこう考える。
自分よりも何年も多く生きた人間が売れると思う本、つまり他人の役に立つと思う経験則を書いている。

ならば、自分がその人と同じ年月をかけなければ分らないようなことが数千円で教えてもらえるということだ。

しかも、出版社がその人の本を出そうと考えるような、自分の周囲にそうはいないような優秀な人物の考え方に触れることができる。

であれば、優秀な人物の本を読むということは優秀なアドバイザーがいるのと変わらないと思う。

朱に染まれば赤くなる。
優秀な人物の考え方に触れつづけていれば、自分も同様な考え方になるはずだ。

また、同一の分野で成功している人間の共通の認識はその分野における真理なのではないだろうか?

ということは、一番のピンチのときが反転するチャンスという成功者の本に共通しているこの認識は正しいと考えて差し支えがないのではないか。

そう考えた。


そこで弱気になりつつある自分を鼓舞するためにも、必ず反転する、儲かると確信するに至った理由を挙げよう。

まずは利益率。
資格のための知識は究極的には原価コストは0だ。
無論、人件費や不動産の家賃や取得コスト、テキストなどの固定コストはある。

にしても、物を仕入れて、少し加工を加えて売ることに比べれば、外に出るお金は少ない。
であれば、売上が激減しない限り、倒産の可能性は少ないし、売上のうちのほぼ100%が粗利になる。

そこから経費を引くのだから儲かるんじゃないか?

次に人だ。
TACの社長は破綻しかけた会計塾を1代で1部上場企業に育て上げた。
しかも上場すると決めてから、わずか2年半のことだ。

スピード、行動力、建て直しの経営手腕をもつ人物が社長の企業が縮小や停滞を続けるだろうか?
優秀な人はどこまでも優秀。
ならば、デキルと自分が信じた人物に最後まで付き合おう。
リスクとリターンは比例する。

駄目な時期も含めて、付き合うことで、大きい見返りが期待できる。
いいとこ取りなどできるわけがない。

今は逆境だが、必ず株価は高騰するだろう。

そして、需要だ。
中国経済に牽引されて、一部の企業では景気が回復しているが、お金が回っているのは企業間だけで、末端の社員には回ってきていない。

だから、この厳しい不景気の時代が変わっていないという認識でいる会社員は多い。そのため、苦しい時期を有利に生きるために資格や知識に走ろうと考える潜在人口は増加している。

N島の周りでも実行に移していない潜在需要がある。
やり方次第では売上が伸びる。

また、景気が良くなったとしても、悪かったときの教訓やより儲かるという理由で資格を得ようとする人間は多いのではないだろうか。

やはり、我慢していればTACの株価が上がる材料に満ちている気がする。

それに、かの株式の神様ウォーレンバフェットも株を買うときは、目に見えない将来利益をもたらす要素で買う。

そして、100年後も利益を上げつづけることが可能な企業だと思う企業の株を一生涯持つことを前提に保持する。

であれば、現在結果を出している人物のモデリングをすることこそ正攻法だ。
だから、N島は保持しつづける。

チャンスだと思う理由はもうひとつある。
それはここ最近で最安値だということだ。
今が底かもしれない。

これだけ安くなったなら、買い足す大チャンスだ












買う代金があれば・・・

今、手元に現金ないんです・・・
ナンピン買いしたいよお・・・

N企画
弓道に挑戦。



7月5日

知識の価値・・・

高い知識がある人は勝ち組みか?
そう問われると、思わず肯定したくなります。

しかし、ちょっと待ってください。
その高い知識とはどの分野での高い知識なのでしょうか?

学問でしょうか?農業でしょうか?古代文字でしょうか?それともパソコンでしょうか?

現在、農業における深く広い知識をもっていたとしても、それが収入を得る上で、直接役に立つのでしょうか。

おそらく、経済力とは結びつかないと思います。
それは何故か?

使わないからです。
それを使っても、利益が出ない。

では、最も経済力に結びつきそうな知識とはなんでしょうか?
N島はこう考えます。

人とのちょっとした縁を深くすることを可能にする知識、または自分とは雲の上の人物に出会うための知識。

これに尽きると思います。
社会は人間が作っています。

人の人生を劇的に変えることのできることは人との出会いです。
物を売るにも買う人と出合わなければならないし、自分に何らかのチャンスをもたらしてくれる存在も人です。

勝ち組みの人間と話す機会があれば、負け組みとの差異を知ることもできます。
ですから、協力してくれるような人を作るための知識、それが最も価値がある知識だと思います。

ですが、これは長期的視点です。
短期的に価値のある知識ではありません。

N島の壊滅的状況を打破するには短期的に価値ある知識が必要なんです。
その知識とは・・・・



















ギャンブルの必勝法
これに集約されます。

ていうかギャンブルで勝つ事を前提にしないと生活できない収入に疑問を感じるよなあ・・・

N企画
PS2のスロット北斗の拳購入。



7月4日

♪どおすれば、時がも〜どる〜♪

衝撃的な事件勃発です。
N島は毎日湯船につかることはなくシャワーで済ませています。

今日も丁度、今浴びてきました。
その時、とんでもない事が起きたんです。

身体をタオルで拭き、着衣し始めた時の事です。
体がまだ濡れているため、摩擦がすごく、よく服が体に引っかかります。

本日も、水滴を完全に拭き取れていなかったんです。
そのとき、いつものように体に引っかかり・・・・













ビリっ!!

破けました・・・・















パンツが。

ノォォォォォォッ!
思わず絶叫です。

と、とりあえず、そのまま履けるかどうかを調べるため、着衣します。
すると・・・・



お尻がスース−です。
Oバックです。

かなりセクシーだなあ・・・・
しかも・・・前方にも大きな穴が・・・・・・



ちょっちょっとセクシーすぎやしないか・・・・?
このままこれを履くかどうか悩んでいます。

まさに・・・・









勝負パンツっ!!

これ履いたらギャンブル勝てるかなあ・・・?

N企画
オリジナル勝負パンツ作成




7月3日

実はN島・・・
毎月通っている秘密のお店があります。

そのお店をN島は「オトコ屋」と呼んでいます。
その呼称のとおり、そこに通うと男が磨かれます。

良い漢を目指すのであれば、避けては通れない店です。
N島はそこに行き、いつも漢を上げようとしています。

今日、N島はそのお店に行ってきました。
その店は、地下にあります。

ドアを開けると、店長が声を掛けてくれます。

店長
「N島さん。いらっしゃい。」

N島
「こんにちわ。いつもので・・・」

店長
「はい。ではどうぞ、こちらの席へ・・・」

勧められるとおりに、椅子へ腰掛けます。
そして、衣服が汚れないように上から汚れよけを身につけます。

これで準備万端・・・
用意が整うと、店長が近づいてきました。


金属音が鳴り響きます。

シャッシャッシャッ


始まりました。














散髪が・・・
ほら、N島くらいの紳士になれば、何でも丁寧にしたいじゃないですか。
だから「お床屋」と呼んでいるんです。

髪を切れば、多少は見栄えが良くなりますよね。

N企画
地元でダービースタリオン大会を開催。



7月2日

人はよく見ている・・・

これは本当によく思います。
生き方だったり、考え方だったり・・・

直接自分に利益をもたらさないことに対して、全力を注ぐのは難しいことです。
動機付けがしにくいし、何よりもモチベーションがあがりません。

人はその人の仕事をよく見ています。
そこからその人自身の人間性をイメージします。

最終的な損得はどこにあるのか・・・?
そんなことを考えさせられた出来事がありました。

というのも、先々月までN島の会社にはSさんという中年女性が掃除をしてくれていました。
この女性は、長くN島の勤務先の掃除に携わっていたこともあり、かなり効率的で、その空間で過ごす人の事を考えた掃除をしてくれる方でした。

他の人が手を抜きがちなトイレの掃除、人が滅多にこない場所の掃除。
ここの部分を必要以上にきっちり掃除し、尚且つ、プラスアルファとして、使っている人がこうしたら嬉しいだろうなということを自主的にやってくれており、すごいなとずっと見ていました。

ところが、Sさんは朝夕仕事をぎちぎちに詰めているためか、体調を崩してしまい、N島の会社の掃除を辞めることになってしまいました。

そのため、新しい方が来ました。
慣れていないということもあり、当社の方で2回ほどチェンジしてもらったようです。

お金をもらっているのだから当たり前だということを当たり前にできる人はなかなか少ないです。

もらうことを感謝するのではなく、当然だと思っている。
聖書にあるとおり、与える者は与えられ、奪う者は奪われる。
こういう奪うだけの人はチェンジと言う形で職を奪われます。

次に来る人はしっかり掃除をしてくれる人だといいなと思っていました。
そして、本日営業先から帰社すると・・・


Sさんが来ていました。
あれっ?辞めたはずじゃあ・・・

不思議に思い、話を聞くと・・・
当社の営業の誰かが、Sさんが入院しているときにお見舞いに行ったそうです。

Sさんはそれに感激し、退院後またN島の会社で掃除をしてくれるようになりました。
人はよく見ているなと実感しました。

Sさんはいい労働を提供することで、再度職を与えられました。
N島の会社のような中小企業でも、やはり給与以上の仕事をしている人は大手広告代理店に引き抜かれたりします。

割に合うことだけが得とはいい難い。
そんなことを思いました。

そして、帰りの電車の中、またもや人はよく見ていると実感せざるを得ないような事態に直面しました。

疲労を感じながらも、吊革にぶら下がっているときのことです。
ちょっとよそ見をした隙に・・・














空いたばかりの目の前の座席を、隣の人に横取りされました・・・

OH!!ジーザス!!ナンテコトシヤガルンデイ

思わず、似非外人になってしまいました。
本当によく見ているよなあ・・
座席返してくれよ。

N企画
風呂場でシメジ栽培



7月1日

藤原伊織・・・
ことイオリンはN島の好きな3大作家のうちの一人です。

綾辻行人・貴志佑介・藤原伊織の文庫本は黙って買いです。
一見女流作家のような名前ですが、れっきとした男性です。

この人はハードボイルド物の小説しか書きません。
最近になっていいペースで文庫本が出るようになりました。


N島はここのところ、文章の難易度をビジネス誌に合わせてきたためもあり、300ページ程度の小説であれば2時間くらいで読み終わることが可能です。

なので、本日の通勤電車の時間で、ほぼ読み終わりました。
やはり、面白い作家は作品に外れがない。

今日読んだのは「手のひらの中の闇」という作品ですが、この人の得意なハードボイルド物の小説でした。

作家でも成功者は狭い範囲で得意なジャンルに特化するという、黄金律を守っているようです。

なかなかニヒルな文章で、アクションシーンもしつこくなく、主人公の強さをうまく表現しています。

おかげでN島も、気分は私的ハードボイルド探偵です。
読みながら、アウトローっぽくネクタイを緩めます。

残りページはあとわずか・・・
クライマックスの部分を読んでいるとき・・・

N島の乗っていた電車が急ブレーキをかけました。


ギュムッ


少し不良じみた少年がN島の足を踏みました。
そのまま、こちらに振り向きもせず、駅に着くと降りようとします。

ハードボイルド小説のクライマックスを読んでいたN島です。
身も心も強い主人公と同じ・・・













気がしてしまいました。





反射的に声が出ました。

待ちなっ!!
人様の足を踏んでおいて、何もなしかい?

はっ?
その少年が怪訝な顔をします。


なんだその顔は?

やるか?
言っとくが俺は強ぇ〜ぜっ!!


その少年の顔を見ると、こう物語っていました。



この人は一体何を言っているんだろう・・・?



少年は関わりたくないと思ったのか、逃げるように去っていきました。

ふんっ、やる前からから分るとはなかなかじゃね〜か。

そんなシチュエーションを・・・






想像しながら帰ってきました。
想像で楽しむ夢見がちな24歳・・・

でも足を踏まれたのは本当・・・当然何も言いませんでした。

素敵でしょ?


N企画
餃子屋でビール飲み会開催。