―或るNEETの思考―
                                                       毎週1回発行
普通の会社員から、働きも学びもしないNEETとなった著者N島
そんな著者が適者生存の世の中で生き残るために考えるメールマガジン

著者が現状を変えようと足掻き、発する情報が皆様の思考のきっかけになることを願います。


                                            毎週月曜日発行

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      適者生存の世に生き残るために考える
      
        ―或るNEETの思考―                          

     2005年2月18日 サンプル誌 著者:N島 毎週1回発行

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     発行者のホームページ
     http://www5f.biglobe.ne.jp/~nisland1121/
         
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今週の主張:NEETとは           
                 
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皆さん、初めまして。
N島と申します。

さて、私は今年の2月から、普通の会社員を辞め、NEETとなりました。
一般的にNEETと言いますと、非常にネガティブなイメージがありますが、私は逆に希望のためにNEETとなりました。

そして、NEETとしての視点から、感じたこと、考えたことの情報を発していきたいと思っております。

皆様の思考や発見のお手伝いができればと思いますので、どうぞよろしくお願いします。




〜〜NEETとは〜〜


皆さんはNEETという言葉をご存知でしょうか。
正式名称は Not in Employment, Education or Trainingと言います。


仕事にも就かず、学校にも行かず、専門知識を学ぶわけでもなく、ただ扶養者に養われて生きている人たちのことを指します。


その人たちを正式名称の頭文字を取ってNEET(ニート)と呼びます。
フリーターでもない、学生でもない。


そういった不安定な立場がNEETです。


現在日本に30万人いると言われ、年々増加傾向にあります。
もし、もっとニートについて詳しく知りたいと思った方がいらっしゃいましたら、「ニート」という書籍をお探しください。


それにしても何故、こういった人たちが現れ始めたのでしょうか。

私は、「ニート」を少ししか読んではいませんが、ビジネス誌で取り上げられていた記事を読んだことがあります。


その著者によると、意識の根底では働きたがっている若者が、やりたい仕事、希望する仕事が見つからない。

そのため、どんな仕事をするのかという両親や世間からの問いの答えを留保し続けた。
結果的に、履歴書に書く、どうしてきた、どうしたいという空白が埋められず、職に就けない。

そういった内容が書かれていました。

これを読み、現在の私によく当てはまると思い、この現状を変えるために思考しようと思ったのがこのメールマガジン発行の動機です。

その思考が皆さんのお役に立てたら、幸いに思います。




さて、ここでNEETとなった私の簡単な経歴を申し上げたいと思います。
私は2002年3月に大学を卒業し、ある印刷会社に就職いたしました。

そして、2005年2月、足掛け3年勤めた会社を退職し、現在に至ります。

何故、転職もせず、NEETになる道を選んだのか。



その答えは、面白がれる仕事が見つからない。
それに尽きます。

仕事は、苦痛と忍耐の対価として報酬を受け取るものなのでしょうか。
私が歩んできた常識の世界ではそうだとされています。


しかし、本当にそうなのか。


私は疑問を持ちました。

例えば、一流とされている人物達も苦痛と忍耐の対価として報酬を受け取るという仕事をしているのだろうか。

疑問の答えを探すために、私は一流と呼ばれる程の結果を出している人の本を多数読みました。
その結果、一流と呼ばれる程の結果を出している人たちは仕事を楽しんでいる。

そう知りました。

そこで、考えました。
不満がある仕事をいつまでも続けても、決して一流と呼ばれる領域には近づけない。

成功することはできないのではないだろうか。

人間の時間には限りがある。
そして、仕事はその限りある時間の大半を占める存在です。

その仕事が苦痛と忍耐の対価として報酬を受け取ることだったら、これは不幸な生き方なのではないだろうか。

そう考え、今月、悩んだ末に職を手放しました。

本来なら学生というモラトリアムの期間に職というものは決められるべきことだとは思います。
しかし、生活に困らない家計の豊かさが最近の学生を真剣にさせない。

私も同様でした。
適当に就職活動をし、内定をもらった企業に入社する。

合う・合わないは入った後でいい。
恥ずかしながら、そう思っていました。

その結果として、現在、真剣にどう生きるかを考えさせられています。

そんな私が、生きることを考える上で、気付いたことや、発見、思うところをこの―或るNEETの思考―で発信していきたいと思っています。

今後もよろしくお付き合いください。


N島


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