平成20年7月の山下雅司さんが講師を務めた鹿児島県内の小学校での「元気塾」講演の体験記です。

【俳句教室を終えて2008】〜元気塾体験記2〜
母校の体育館で2年前の7月に俳句教室をさせてもらったことが昨日のようでならなかった。3、4年生は5、6年生だ。前回も3年生以上であったが、今回も同じく3年生以上となった。俳句づくりに熱心な取り組みの「俳句ノート」を持参した学校もあった。日ごろからの交流もあり、3校合同で息のあった俳句教室となった。

さて、その内容は2部構成にした。まずはT.俳句のはなしを15分ほど。かわなべ青の俳句作品の1句を取り上げた。今回は多くを語らずに@定型A季語Bリズムの3つを理解してもらうことだけに務めた。

つぎに、今回のテーマ〜絵画を俳句にしてみよう〜を実践した。体育館の全体を使い、先生方も各学年ごとに分かれて、児童たちが持参した絵画を広げた。私も全学年の児童らの絵をみせてもらいながら、季語をさがさせた。

絵画に建物を描いたものもあり、建物では俳句にならないと困惑の児童もいたが、必ず季節と天候、時刻や植物などに俳句になる糸口があるはずと子どもたちと会話をした。

最後に何句も作って、どれにしようかと悩んでいた児童には、2つの俳句に絞って自選をさせた。鳥が鳴くのは当たり前だが一歩すすんだ表現におどろいた。

歳時記については学校の学習で活用してもらう印刷物を用意して、みんなに配布したが、作ってもらえるだろうか。

七夕で小暑。サミットの開幕の日の俳句教室となった。先生方と3人の保護者の方に感謝している
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