おしゃれはがき
メールもいいけど やっぱり葉書
高田香雪
長尾香純 共著
A5判 112頁(2色刷り) 定価 (本体1500円+税)
ISBN978-4-8195-0241-2
メールや電話より直筆の方が気持ちが伝わると思っていても、どういう
風に書いたら良いのかと戸惑う人が多いです。はがきの書き方をいろ
いろと紹介します。あなたの「書きたい」はがきが見つかります。
年賀状・暑中見舞い・寒中見舞い・お誘い・案内・返事・お祝い・贈呈・お礼
・お見舞い・日常のはがき・カード・表書き・お悔やみ・喪中はがき・一筆箋
cover
はじめに
「はがき」は手紙とちがって、内容がむき出しになるので、他人に見られてもよいもの、に限られる
ような気がします。又は、簡単な事務的挨拶や用件の伝達には好適かと思われます。
書くスペースは限られているから、ダラダラしたくどい書き方やムダな言葉は省きたいもの、日ごろ
からそういう技能(ちから)が身につくように心がけ、訓練しておきましょう。そして相手があることで
すから、他を思う誠実さを忘れないようにしていきたいものです。
拝啓・敬具・一筆啓上・かしこ、など、手紙文に用いられる言葉は、「謹んで申し上げます」というよう
なかしこまった挨拶の言葉なので、元来略式である「はがき」には、使わないのが常識です。
時と場合にもよるけれど、美辞麗句もわざわざ探してまで書く必要は有りません。それよりも、心のま
まを述べながら、どのような表現をすれば相手によく伝わるかと、絶えず考え、工夫るべきかと思い
ます。
いつも、正しく美しくわかりやすい文字で、丁寧に書くことが望まれます。なお、草書体の文字は、現
今ではあまり使われませんが、ある程度よみ・かき出来るのも幸せなので、日常的なものは習って
おく方がよろしいでしょう。
高田香雪