私のパートナー!!あいつのすべてを知っている〜SMAP編〜
「こんばんは、今夜司会を務める稲垣です。」
パチパチパチ……
「ねぇ、なんで拍手がそんなにまばらなの?」
「いいから、さっさと進めろよ、ゴロー」
「ノリが悪いんだから、もう。じゃ、チームの紹介です。木村くん、中居くんチーム!」
「イエーイ!」
「…(軽く会釈)」
「続いて慎吾くん、剛くんチーム!」
「よっしゃ!」
「慎吾、頑張って」
「任せといて、つよぽん。絶対勝つから!」
「何言ってんだよ。誰がお前らなんかに負けるか」
「だって、俺達の方がラブラブだし。ね、つよぽん」
「え、そうなの?」
「そうなの、って…」
「うわ、聞き返されてるよ、悲し〜」
「木村くんに言われたくないよ〜。大体中居くんさっきから全然喋ってないじゃん。かなりやる気ないんじゃない?」
「そんなことないですぅ。な、中居?」
「あ?」
「ほらほら〜。どうでもいい、って顔してるじゃん」
「うっせぇ!」
「あの〜、そろそろ始めたいんですけど…」
「そうだよ、さっさとやって終わらせようぜ?」
「ほら、中居くんもこう言ってることだし。では、ルール説明ですが、っていってもまぁ要は自分のパートナーに関するクイズ3問に答えてもらって、正解数が多い方が勝ちです」
「は〜い」
「では、第一問。あなたのパートナーは今、すごく疲れています。さて、そんなパートナーがあなたに望むことはなんでしょう?中居くんと剛くんには予め答えを書いてもらってます。木村くん、慎吾くん、答えをお書きください!」
「そりゃ、やっぱりこれだろ」
「この問題は簡単だね〜」
「それでは回答をお見せください」
「ざんっ」
「[傍にいてほしい]…ですか?」
「そりゃ、もうこれしかないでしょ。疲れている時こそ一緒にいてほしいっていうかぁ」
「そうですか…では、中居くんの回答をどうぞ」
「…(無言でフリップを見せる)」
「[なるべく構わないでほしい]…ということで、これは木村くんとは正反対の回答ですねぇ」
「えっ、中居?!」
「これはどうしてですか?」
「なんか疲れてるときに傍にいられたり、構われたりすると…ウザイ」
「ウザイ…(ショックを隠せない様子)」
「えっと…では慎吾くんの回答いきますか!」
「ハイ、これは正解でしょ」
「え〜[尽くしてほしい]ですか?」
「はい。もう、説明とか特にないです。読んだ通りの答え」
「では剛くんの回答をどうぞ」
「ハイ」
「[尽くしてほしい]…おぉ!これは1文字違わず大正解ですね!」
「よっしゃ!」
「うん。やっぱり疲れてるときは甘えたくなるっていうか」
「だよねぇ、やっぱりvv」
「というわけで、1回戦は慎吾くん、剛くんチームの勝ち〜」
「イエ〜イ」
「やったね」
「では、第二問……あの、木村くん?」
「…え?」
「え、じゃないよ。大丈夫?上の空だけど、話聞いてる?」
「あぁ、聞いてる聞いてる。大丈夫」
「そ?では、改めて第二問。2人のオフの日が重なってデートをすることになりました。さて、あなたのパートナーが一番したいことはなんでしょう?」
「デート…最近してねぇな、そう言えば(いっそう暗い雰囲気を醸し出し始める)」
「デート、いいねぇ。よし、決まった。これももらいかな♪」
「書けたようなので正解に参りたいと思います。では木村くん、回答を出してください」
「はい…」
「[中居の部屋でまったり&俺の手料理]…えっと、どういうことでしょう?」
「だから、そのまんま。中居の部屋でまったりするの。で、俺は中居に手料理を振舞う、と」
「分かりました。では、中居くんの答えはこちら!」
「はい」
「[俺の部屋で過ごす+木村の料理]…ということは、正解ですね?!」
「マジ?!」
「だって、一番楽だし」
「では、慎吾くんの回答に参りますか」
「ほい来た」
「[ドライブ(俺の運転で)]…ほぉ、ドライブですか?」
「はい。剛くんには助手席で寛いでもらってドライブに行きます」
「そうですか。では、剛くんの答えはどうでしょう?」
「はい…えっと、どうなんだろうな、これ」
「[僕の運転でドライブ]…あぁこれはダメですね。ハイ、不正解です」
「え〜!…つよぽん、俺の運転じゃないの?」
「いや、たまにはいいかなぁ、と」
「たまには、って今書かなくてもいいじゃん!」
「あ、そっか。ゴメンゴメン」
「あぁ…まぁ次の問題正解すればいいことだしね」
「そうそう」
「では、最後の問題です!あなたのパートナーは一体どうしてあなたが好きなんでしょうか?お答えください!」
「え…中居が俺を好きな理由?」
「これもけっこう自信あるかも、俺」
「う〜ん…」
「では、書けたようなので慎吾くんからどうぞ!」
「はい!」
「[包容力があるから]…あぁ、確かにそれっぽいですねぇ」
「でしょでしょ?」
「では、剛くんの答えはどうでしょう?」
「えと、ごめん慎吾」
「え?!」
「[普段はかっこよくて、身体も大きいくせに、たまにかわいかったりするところ]…あぁ、これは残念ながら不正解ですねぇ」
「え〜!つよぽん、[かわいい]って!!」
「だって、本当にそう思ったんだもん」
「あぁ、これで木村くんが当たったら負けだよ…」
「では、木村くんも書き終わったようなのでどうぞ」
「はい…」
「[俺が木村拓哉だから]ということですが…」
「もう、これしか思いつかなかった」
「これは、どうなるんでしょうねぇ。では、中居くん、答えをどうぞ!」
「はい」
「[木村が木村だから]ということで…おっと正解、ですね?」
「え、マジ?!よっしゃ〜!」
「よって木村くん、中居くんチームの優勝!おめでとうございます!!」
「本当に勝っちゃったよ、中居!」
「俺もまさか木村が正解するとは思わなかったよ」
「では、そんな2人に賞品が贈られます」
「お、何かもらえんの?」
「はい。賞品はこちら!ハイ、ペアリングです♪」
「は?!」
「え、マジでくれんの?」
「いいなぁ、ペアリング…」
「なんでペアリングなんだよ〜。もっとなんか役に立つもんくれよ」
「いいじゃないですか、ペアリング。どうせなんでここで優勝した2人に指輪交換をしていただきます」
「はぁ?」
「お、気がきくね」
「では、どうぞ」
「中居、左手出してv」
「マジでやんのかよ?」
「はい、お願いします。」
「しょうがねぇなぁ…(しぶしぶ木村の方へ左手を差し出す)」
「(慎重に中居の左手薬指に指輪を通す)…はい、これでOK!中居もつけて(そして喜々として左手を出す)」
「…(木村の薬指にゆっくりと指輪を通す)」
「はい、ありがとうございました」
「うわ、なんか照れるな、でも」
「ってか、中居くん、顔が赤いよ?」
「あ、ほんとだ〜」
「るせぇ…(懸命に冷静を保とうとしている)」
「つよぽん、ごめんね」
「いや、慎吾も頑張ってたよ」
「つよぽ〜んvv」
「慎吾〜vv」
「中居〜vv」
「…(木村を避けつつ)吾郎、終わりだろ?」
「あ、うん」
「中居…」
「じゃ、俺もう帰っていい?」
「あ、そうだね。ではでは、これでこのクイズは終わりです。お疲れさまでした〜!」
「なか…」
「お疲れ〜」
「なかい〜(涙)」
「じゃ、僕たちも帰るから」
「うん、お疲れ」
「…木村くん?僕も帰るからね」
「……」
「じゃあ、ね」
「……」
「(仕方ないな、って顔をして退場)」
「なかい〜…」
「何?」
「え、中居?!(どこから出てきたんだ、と驚きの表情)」
「だから、何だよ」
「あ…えっと」
「いつまでここにいる気だよ?」
「いや…」
「帰ろ?(言いながら小首をかしげる)」
「ん…」
「…今日は勝ったお礼にお前の言うこと何でも聞いてやるよ」
「え?」
「嬉しかったから。俺のこと分かっててくれて」
「中居…」
「ありがとう、木村」
「ラブラブだねぇ」
「だね。でも俺達も負けてないっしょ」
「そうかなぁ」
「そうかな、って…つよぽん〜」
「ん?」
「いや、何でもない…」
結論:分かっててやってる中居くんより、実は天然のつよぽんの方が性質が悪いのかもしれない。 by慎吾
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これは、言わなくてもネタ元が分かりますよね。
そう、うたばんでございます。
突発的に書いてしまいました。
敢えてほとんど説明文を入れずに
会話文だけで書いてみました。
感想、BBSでもメールでもいいので
頂けると嬉しいですm(__)m
(2002/11/12 HINATA)