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第3回 X68000EM を研究する。


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SHARP X68000シリーズについて

X68000というパソコンを御存じでしょうか?

X68000とは1987年3月にシャープテレビ事業部から発売されたパーソナルワークステーションです、X1シリーズの後継機として登場し93年5月までの6年間で11機種、HD搭載機を含めて全20モデルが発売されました。
モトローラの16bit MPU MC68000を搭載し、65535色同時発色/8音同時出力のステレオFM音源/ADPCM合成音声/スプライト表示128(最大256)パターン、など当時としては画期的かつ圧倒的なグラフィックス&サウンド性能を持っていました。価格も本体(CZ-600C)が369,000円+モニタ(CZ-600D)129,800円と超高価で、お金のないパソコン少年には憧れマシンでしたね…それでも皆このマシンを手に入れようと夏休みにこぞってバイトしたものです。それほどX68000は魅力的なパソコンだったのですが私はそこまで根性なかったので購入したのはずいぶん後になってからの事ですが、当時にこのマシンを手に入れていたらもっと違った人生になっていたかもしれません(笑。

1987年といえばPC-Engineが発売された年でありパソコン界ではNECのPC-88シリーズが幅を利かせていた時代です。PC-98もまだ高価な割りに大した事もできず、EPSONが初の互換機「PC-286」を発売した頃、このX68000が颯爽と登場した訳ですな~しかも本体にはあの有名な「GURADIUS」が一緒に同梱されていたのです!(初代機のみ)アーケードとほぼ同じクオリティーのゲームがオマケで付いてくるというのはかなり衝撃的でしたね。

シャープはビジネス分野でもX68000を売り込みたかったようでワープロソフトやデータベースソフト、表計算ソフト等を開発していましたが経済性や互換性を重視するビジネス界で50万もする高価なパソコンが売れるはずもありません、ユーザーはもっぱらゲームで遊んだりゲームを開発したりグラフィックを描く人が中心でした。X68000シリーズは既に発売終了していますが今でも記憶に残る優秀なパソコンだったと言えるでしょう。

 

X68000エミュレーター「X68EM」を使ってみよう。

家のX68000ACE…は壊れて捨ててしまったので、
友人の「元祖/XVI/030」です。

1999年10月19日、YOH氏がMac版のX68000エミュレーター「X68EM」をリリースされました。これまでX68エミュレーターといったらWindows版しかなくMacユーザーは指を銜えて見ているしかなかったのですが、ようやくMacでもX68エミュを動かす事ができるようになったのです…すばらしい。現在バージョンは0.00b21までリリースされています、初期の頃と比べるとかなり改善されてきましたが、まだ途中でバグたりして正常に動かないソフトが多数あります。速度もまだ重くPPC G3/500MHz以上はないとキツイですね、常にフルフレームで動かそうと思ったらPPC G4/1GHz以上は必要かもしれもせん。とはいえMac唯一のX68エミュレーターであり、最近の2002年モデル以上のMacなら楽に動かす事ができるでしょう。「X68EM」エミュレーターはYOH氏の専用サイトからダウンロードできます。

■ X68000 Emulator For Macintosh
http://www.mars.sphere.ne.jp/non/x68/

用意するもの

Classic版 Carbon版
MacOS8.6以上
Appearance Maneger
QuickTime 3.0 以上
DrawSprocketLib
OpenGL1.2 以上
MacOS9.0以上
CarbonLib1.5以上
(←と同様の機能拡張)

MacOSX 10.1.4以上

その他
PPC G3/500MHz 以上
 (PPCであれば動作しますが PPC G4/1GHz以上を推薦。)
カラー32000色、800×600以上表示可能なモニタ
 (OpenGL対応の高速なグラフィックボードを推薦。)
JISキーボード
 (USキーボードでも使えますが配置がおかしくなります。)
2ボタンマウス
 (1ボタンでも使えますが、2ボタンの方が便利かも。)

 

X68EMはOSX/9用のCarbon版とOS8/9用のClassic版の2種類が用意されていますので、それぞれ環境に合ったバージョンをダウンロードして下さい。

■「X68000 Emulator PPC 0.00 b21(Carbon)
Diskimg(.dmg)」391kb
■「X68000 Emulator PPC 0.00 b21(Classic)
LHAfile」221kb

Classic版はOpenGLのフルスクリーンモードがまだ不安定との事です。

今回はCarbon版を使ってOSX上で説明していきます。

ダウンロードした「X68EM.dmg」をダブルクリックしてディスクをマウントし適当な場所へコピーします。

フォルダーの中身はこんな感じ(左)全部で7項目あります。「X68000EM 0.00」がエミュレーター本体ですね、付属のマニュアルは分からなくても一応全てに目を通しておきましょう。

 

BiosとSystemDiskを入手する。

2001年4月、FSHARPの厚意によりX68000用のIPL-ROMやシステムソフトウェアが無償公開されました。昔のコンピューターとはいえエミュレーターで動作させる為に著作物であるROMやSoftをフリーで公開するというのは前代未聞?こういった試みは世界で初めてかもしれませんね、さすがシャープ!漢です!

■SHARP PRODUCTS USERS' FORUM
http://www.nifty.ne.jp/forum/fsharp/

これらのデータはニフティーのシャープフォーラムにて公開されていますが、如何せん…ニフティーの会員でないとダウンロードできないようになっています、だめじゃんシャープ!(笑。こんな事でニフティー会員になるのは馬鹿らしいのでソフトを転載している「X68000 LIBRARY」サイトから入手しましょう。このサイトでは無償公開されたソフト以外にもX68000で使える実用的なソフトやドライバーを公開されています。

■X68000 LIBRARY
http://retropc.net/x68000/

起動に最低限必要なのが、X68000 EXPERT 用のバイオス「X68BIOSE.LZH」とシステムソフト【ディスクイメージ版】「HUMN302I.LZH」の2つです。(左)

その他のファイルはとりあえず必要ないので「使用許諾条件」をよく読んでダウンロードして下さい。

 

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