私どもの連続シンポジウム・徹底討論“北海道の明日”シリーズも、2004年2月に第1章を開催して以来、お陰さまで今年で3年目に入りました。
このシンポジウムをはじめるに当たってのたった一つの決め事は、毎回、上田文雄・札幌市長と逢坂誠二・衆議院議員(昨年までは、いわずと知れたニセコ町長でいらっしゃいましたが)に必ずご出席いただくということでございました。只今、上田市長は市議会開会中ですし、逢坂議員はもちろん国会会期中でございますが、今日もそのお約束を守ってくださいました。
このお二人に加えて、毎回のテーマに相応しいゲスト講師の方々にも恵まれてまいりました。
その上、一番大切なことでありますが、参加くださる皆さまに支えられてここまで続けてこられましたことに、スタッフ一同心より感謝いたしております。特に、今日もご参加くださいました皆さまは、ほとんどが“ナチュラブ・北海道のクライアント”とも言うべき有難い方々で、毎回のようにご参加くださることで私どもを支えてくださっています。改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
さて、私どもの連続シンポジウムも、今申し上げたように回を重ねて今日は9回目ですが、中に特別編を挟みましたので、第8章目でございます。
毎回、テーマを決めるのは実は大変なことでございます。なぜかといいますと、政治がらみの問題は増えることはあっても解決されることは少なくて、ついあれもこれもと欲張ってしまうからです。でも、今日の「社会保障制度」は、今、少子・高齢化が顕著になってきていて、今後に向けて外せないテーマだということでスタッフ一同一致いたしました。
また、このテーマのご専門家の倉田 聡・北海道大学大学院法学研究科教授が、昨年末にドイツの留学から帰国されまして、今日講師としてお迎えできましたことは、私どもには幸運でございました。
このシンポジウムも、あと残すところ第9章と最終章の第10章 になりましたので、開催日時を決定いたしました。
第9章は6月25日で、テーマは「市場原理」。講師の先生は交渉中でございますが、ぜひご期待ください。また最終章は7月23日です。最後ですので、上田市長と逢坂議員のお二人で、しみじみと11回のシンポジウムを振り返っていただき、そこから“次世代への道標”としてそれぞれの思いを語っていただく予定でございます。また、会場の皆さまとの交流も考えております。
そして、最後に申し上げることは、いつも同じでございますが、今日のこのシンポジウムの議論を、皆さまの頭の中にだけ閉じ込めておくのではなく、それぞれの生活の場で話題にし議論することで広めていただきたいということでございます。
これは、私どもスタッフの願いであり、また上田市長、逢坂議員、そして講師の方々の共通の願いであると思っております。どうぞ、その願いを汲んでいただきたく思います。
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