私どもが、この連続シンポジウムの第1回目を開催しましたのが2004年2月15日でした。ちょうど1年目になる
この時期に、その4回目を開催することができまして、大変うれしく思います。
シンポジウムは、どのように優れた講師やパネリストに恵まれ、またどんなに優れた内容であっても、講演を聴いてくだ
さり、ご一緒に考え、ご感想を寄せてくださる皆さまがいらっしゃらなくては、成り立ちません。
私どもの連続シンポジウムは、そのすべてに恵まれまして、ここまで続けてくることができました。
本当にあり難くうれしく、感謝申し上げます。
今回もまた、たくさんの方々にお運びいただきまして心より感謝申しあげます。ありがとうございました。
さて、今回は、昨年11月7日の3章「地域の自立」の前編を受けての後編でございました。前回お約束しましたように、
今回はこれまでのやり方を変えて、パネリストの方々とご参加くださっている皆さま方との討論会という形式で行いました。
ところで、ご案内いたしましたように、今回お二人のパネリストが急遽欠席になりましたことをここで改めてお詫び申し上げます。
大森 彌先生は、前回のご講演とディスカッションが、参加くださった皆さまに大好評で、今回もぜひ大森先生の
お話をお聴きして議論をしたいというご要望に積極的にお応えくださってご出席くださる予定でしたが、数日前からの
お風邪の症状が思わしくなく、急遽ご欠席になりました。先生自身もたいへん残念で、また期待してくださった皆様に
申し訳なく思っております、とのことでございました。
もうお一方の、北海道大学大学院法学研究科の宮脇 淳先生も、この討論会をたいへん楽しみにされていましたが、
急な公務が入り残念ながら欠席となりました。なんとかご出席したいとおっしゃって、ぎりぎりまで誠実に日程を
調整されました先生のご努力に免じて、お許しください。
以上の理由で、パネリストは上田文雄・札幌市長お一人で行っていただきました。
前回の道州制をめぐっての議論の中で「道都として政令指定都市である札幌市のかかわりが重要になってくる。
そのあたりを勉強して次回のシンポの討論会に臨みたい」とおっしゃってくださり、
今回は、その成果を披露してくださいました。
また、コーディネーターは前回に引き続き、逢坂誠二・ニセコ町長にお願いいたし、進行をすべてお任せいたしました。
「ナチュラブ・北海道」の案内文にもありますように、私どもは、このシンポジウムを、参加くださる皆さまとともに
いろいろな政治問題を考える場として設定いたしました。決して簡単な結論を出すような場としてはいけないと
思っております。このシンポジウムでの議論を、皆さまのそれぞれの生活の場に持ち帰っていただき、
いっそう発展させていってくださればこの上ない幸いでございます。
2005年2月13日
ナチュラブ・北海道
代表 上野 伸子