『黄泉がえり』
2003-01-19

観て来ました『黄泉がえり』 結構感動作品でしたよ、観客を「あれ?」って思わせるところがよかったです。
もともと塩田監督作品は、好きなので観ようとは、思っていたんですけど、この作品 のエキストラに参加したので直ぐに観に行きました。

一つ一つ?一人一人かな、それぞれに物語があってそれぞれにちゃんとしたハッピー エンドがあってよかったです。
子供への思い、妻への思い、恋人への思い、結局思いは、通じるってコンセプトで全 てが廻っている感じでいい映画でした。

最初は、葵の想いが、そのうち俊介を黄泉がえりさせるんだろう、そのためにしな ければいけないが平太に判ってきて、じゃ何をしなければいけないのか、そのために 奔走する。
平太が葵のことを想い奔走するのは、葵のためだったんだけど、その想いがちゃんと 葵に通じて、通じあえて・・・
ここがこの映画のクライマックス!

塩田監督作品的なところですよねぇ、『露出狂の女』や『月光の囁き』なんかも自分 の想いが通じて、でも悲しいハッピーエンド・・・?
主人公は、きっとよかったんだけど観ている方は、悲しい結末って感じ
『露出狂の女』は、自分の快楽に包まれながら死んでいくし、『月光の囁き』は、想 いが通じて・・奴隷になる。
観ている観客と主人公の境遇が正反対なのにハッピーエンド!

『黄泉がえり』は、最後にその説明を主人公平太の回想って感じで流れるところがロ ードショー的なところだよねぇ。
もしミニシアター系で草なぎさんや竹内さんが出ないような感じだときっと、回想シ ーンは、無くて抱きしめられなかったところでラストシーン
観ている人に回想シーンを感じさせるように終わるって感じかな?

今回は、市原さん、結構いい役でしたねぇ森下さんと想いが通じ合う。そして森下 さんもそのことが心の支えにになり大きくなっていく。その森下さんの言葉が平太を 幸せにしてくれるんだから、山田さん役は、意味が大きい。(ちなみに『T.R.Y.』 の市原さんのいる必要性は、判るけど、いる意味がよく判らなかった。ちょい役過ぎ だったように思える。まぁ織田さんの映画だからしかたないか。)

この他にそれぞれにある物語がちゃんと完結していてそれは、それでうまい映画だな ぁって感じましたね。

終わった後で後ろにいた中学生くらいの人が「これいい!薦めよう」って言っていたのが 印象てきでした。

まったくの余談ですが、エキストラのシーンが使われていました。つまり映っていた んですよぉ僕が、もっとも後姿なので僕を知っている人も僕だとは、気付かないでし ょうけどね。

『黄泉がえり』の《映画探偵倶楽部》さんの解説(携帯版は、ないみたい・・・)
観た映画について
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