『卒業』
2003-03-30

出演者がTV
「GOOD LUCK!!」に出ていたことと
『DRIVE』が結構よかったんでなんとなく観に行きました。

ストーリーは、好きです。
おじさんと女の子の切ないラブストーリーってのが・・・やっぱり、別れないといけない時が来る ってことわかっている状況、結構好き。
それでも、
「永遠だよ。」
なんていいよねぇ!

麻美は、自分が娘の弥生だってことを言わないでいること、真山の方も麻美が自分の娘の弥生だってことが判っているのに確認しないでいること、そして最後までそのままでいること
そのはっきりしないことが観ている僕も、そのままでいて欲しいって感じながら観ていました。
最後に手紙を書いているんだけど結局渡さないで終る。(プログラムには、その手紙がついてくるだよ、渡せなかった手紙とりあえず読んでみました・・・。)
真山みたいな人って損だよなぁ、ましてや大学の教授にでもなればそのままでいられるんだろうけど、講師だから大変だろうなぁ。
次のことを考えるのにも時間がかかるから、失業した後どうなるんだるんだろう?
こんな御時世だから自分もあんな立場になったらって考えるとすっごく怖い。
でも、そんな時に強引に違うことを考えさせられる存在が現れる。
今までの自分に踏ん切りをつけさせてくれる、もう別れようって言おうとする彼女を想い留まらせる為の行動に移させてくれる、そんな存在が現れてくれたら落ち込んでなんかいられないんだろうなぁ〜

観終わった後、なんか物足りないような感じがあったのでサイドストーリーの「永遠。」を買って読みました。
映画っていろいろあるけど結局2時間じゃ終わらないのが多いよね。
この本は、状況的には、別れた後のその後みたいに書いてあるけどディテールみたいなものが書いてあります。
弥生が生まれるまでの物語があって、真山は、どんな男だったのかってのがあって、なぜこうなったのかが解かるようになっています。
この部分も映画になっちゃうと、物足りなさってのはなくなるかもしんないけど、くだらないストーリーになっちゃうんだろうなぁ

この本を読んでいてちょっとグッっときた場所があったんです。
そこは、結局、学生の時にできちゃった子供に対して真山家の家柄上付合うことができなかったんだけど
「決しておなかの子を諦めてくれと言わなかった。そんなことは、思いつきもしない人だった。」
ってところは、なんとなくいいなぁって感じましたねぇ。
で、その時の子が弥生、ってなる。
もともとここは、映画には ならないところなんだけど、どっかで説明があると解かり易くなるよね。
でも、この本は、映画を観てからじゃないともったいない感じだねぇ。
本のストーリーとして最初に映画あることが条件になっているからそう感じるのかな。

僕的にこの映画 ヒロインが内山さんでよかったなぁ、内山さんがやっていることってほとんどストーカーだもんなぁ(笑)
いつも男が行く場所を転々とアルバイトしていたり、男の住んでいる部屋が見える部屋を借りて双眼鏡で観察していたり・・・
「おいおい」って感じだもんなぁ
内山さんって僕のイメージでは、あんまり好感度良くないから、そんな行動していても逆に許せるけどね。

あと、サイドストーリーの主人公(弥生の幼馴染っていうか彼)は、村上淳さんがイメージされました。
もし、この役があったら村上さんがやるんじゃないかなぁって感じましたねぇ、『船を降りたら彼女の島』や『blue』なんかでもそんな役だったからなぁ。
ちょっとしか出ていないのにインパクトのある役って合っていると思いませんか?

参考にminiparaHPの解説です。

観た映画について
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