『六月の蛇』
2003-06-07
やっと観て来ました。
めちゃめちゃHなのでビックリしてしまった。
始まってすぐもう帰ろうかと思っちゃった。
特に携帯電話を使って指示して・・・まるでHビデオと同じシチュエーション!それがズラズラとあり、嫌がりながらも従っていくところなんかHビデオそのもの。
「ダメだ〜」って思っちゃった。(僕に向かってね)
それでも黒沢さんが綺麗でかわいかったので魅入ってしまったけど・・・(^^;
この作品の好きなところは、ストーリー
ストーリーが悲しくて好きな感じなんですよねぇ。
自分が死ぬことが判って自暴自虐的になっているのを救ってくれた人。
その人ストーカーしていく。
その時に目の当たりにした、その人の行為。
始めは、その人を解放してあげること、自分がその人にしてもらったことを返してあげるって感じだったんだろうけど、その時に或ることに気付いて、今度は、自分が助けてあげたくなる。
同じ病気に気付いて脅迫めいた感じで「返して欲しかったら・・・病院へ行け」
この辺がただ、自分の欲求を満たす為のストーカー行為ではなく、相手を好きになってしまっているため、その人の為に行なっているストーカー行為であるってわかる。
どうなんだろう?その人の為に行う犯罪行為は、・・・やっぱり犯罪か。
まだ、手術をすれば治る状態で病気を教えてもらっていたのに夫との話し合い、いろいろな事件によってそのまま放置しておくことにしてしまうその人。
そして、夫に何かを伝えたくてストーカーに写真を撮ってもらい夫にそれを見せる(見るように仕向ける)
自分を夫に解ってもらいたいんだろうけど解ってくれない。
解ってくれたのがストーカーさんだった。
まぁストーカーくらい追っかけていれば近くの他人よりは、解ってくれるはなぁ。
「まだ、切ってないのかよ」って言いながら写真撮ってるところなんか"死ぬ気なのかよ"って感じだったんだろうな。
当然その後、想いっきりその夫を叩き付ける、「お前がわかってやれよ!」って言うのは、その人に幸せになって欲しいから好きな事をして欲しいからなんでしょう。
ラストは、何だかよく判らないうちに拳銃盗んじゃうは、ストーカーさんを殺しちゃうは、携帯打っ壊すは、(あれは、その人を狙ったんだろうか?)でも仲良くXXXしていたからよかったよかった。解り合えたのね。
やっぱり、ストーリーは、いいんだよなぁ、でもあの冒頭は、Hビデオと同じなんだもんやだなぁ。
Hビデオより映像は、綺麗だし、変態っぽくない・・・
あのブルーの入ったモノクロは、綺麗でしたねぇ、『鉄男』とか『電柱小僧』とかモノクロなのに綺麗だった印象があります。
昔、塚本監督が『鉄男』を撮っている時お金が無くてワイドのレンズが買えなくて撮るときに「ワイドォ〜≠チて思いながら撮ったらあの映像になりました。」って言ってた。
最近は、カラーも撮っているのにまた、モノクロで撮るっていうこだわりなんだろうな。まぁモノクロで撮っているんじゃなくて焼くときにモノクロに焼くらしいんだけど編集とかは、詳しくないからよくわからない。
とりあえず、お薦めしたい映画ではある、冒頭のHビデオ的なところを除けば、もっとも無いと始まらないが・・・
◆参考にminiparaHPの解説です。
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