〜言泉集〜



序文
この貧しい言泉集は、
黙想のうちにあって、時にふれ、折にふれ浮かんできたものを、ノ−トにしるしておいたものの集成である。
換言すれば、言泉独語集である。
ロゴス神学院における、神学講義、霊的聖書講解、論説や説教のように、統一されたものではないが、
うちより自然に湧(わ)きいでた、
思想的断片であり、
私自身の特徴を最も鮮明に表現するものであると思われる。
70年の生涯において、
しみじみ体験として味わったもの、
霊の糧(かて)として味わったものを、
愛する兄弟姉妹に祈りをこめて贈る、わたしの貧しいおくりものである。