VE: Value Engineering/バリューエンジニアリング/価値工学/VA(Value Analysis)
VEとは、最低のライフサイクルコストで、必要な機能を確実に達成するため、組織的に、製品またはサービスの機能の研究を行う方法です。


製品やサービスの「価値」を、それが果たすべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し、システム化された手順によって「価値」の向上をはかります。


製品やサービスの果たすべき「機能」をユーザーの立場からとらえて分析し、それらの達成手段について様々なアイディアを出します。それらのアイディアを組み合わせたり、さらに発展させた上で評価し、最適な方法を選択します。その一連のプロセスを組織の力を結集して行い(チーム・デザイン)、顧客が求める機能を最低のライフサイクル・コストで確実に達成する手段を実現します。

VEは、価値向上のための技術であり、新たな時代をリードしていく企業にとって欠くことのできない管理技術であります。VEを実施する企業は、顧客のニーズを的確にとらえ、真に必要な機能を明確にすると共に、社内外の知識、情報や技術力などを結集し、資源の有効活用をはかりながら大幅なコスト低減を実現する活動をシステマティックに展開することができます。

 




DACは、1991年にVEを導入し、「VE展開の中期(5ヵ年)計画〜強い企業体質の構築・伸張」のもとに、VEを企業経営の中核に据えて展開しています。DACでは、主に次の3つの分野でVEを適用しています。

@プロジェクトVE活動

VEワークショップを軸とし、受注戦略からアフターメンテナンスまでの全てに活用します。

A作業所VE活動

B日常業務の改善活動

 


DACは2001年11月「VEマイルズ賞」を受賞しました。

マイルズ賞は、社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会が、VEの創始者L.D.マイルズ氏の承諾を得て創設し、VE活動を実施して顕著な業績をあげた企業ならびに事業部門を対象に、審査のうえ授与するものです。DACは変化する経営環境の中で、自らの手で自らの構造を変化させ、新たな秩序を形成していく「エボリューショナル・マネジメント(進化的創造経営)」の実現に向けて、VEを企業活力の源泉とし、大きな成果を得ていると高く評価され、マイルズ賞を受賞することになりました。