平成12年度・・・設計VE(詳細設計終了後)の試行

1 目的

 建設VEは、ライフサイクルの早期に行うほど、必要な機能・品質を確保しつつコストを縮減する効果が大きくなります。その意味では、契約後VEより入札時VEが、さらに入札時VEよりは、設計VEの方が効果が大きくなります。このことから、必要な機能を果たす代替案を検討し、初期の建設費用のみならず維持管理費用を含めたライフサイクルコストを考慮しつつ、トータルコストを最小化するため、設計VEを実施しました。

公共建築における国・地方自治体過年度VE実績状況

VE実施時期とコスト縮減率グラフ

 上図 は、公共建築における国・地方自治体の過年度VE実績状況ですが、これによるとライフサイクルの早期に適用するほど効果が大きいことがわかります。

出典:(財)建築コスト管理システム研究所資料

2 試行対象設計

 都市計画道路補助第19号線詳細設計

3 検討組織

 平成12年度目黒区設計VE検討委員会(区職員5名+学識経験者等2名)

4 コスト縮減効果

 実施設計の概算工事費(直工)の約10.2%


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