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最新医学別冊 新しい診断と治療のABC 20 /循環器3
高血圧症 (猿田 享男 編集)
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![]() 「高血圧症」は日本人の健康を考える上で極めて重要なキーワードになっています。2000年に発表された高血圧治療ガイドラインから3年半、その間に多くの新しいエビデンスが蓄積されてきました。現在、新しい高血圧診療ガイドラインを策定するための改訂作業が始まっています。 本書はそれを先取りし、新しいガイドラインの方向性、現在の高血圧治療の問題点と将来展望などと共に、ガイドラインには盛り込めない最新の情報までを含め専門医が分かり易く解説しました。 現在行われている最高水準の診断・治療の情報を経験豊富な専門医の執筆でお届けする第一線実地医家には「高血圧症」を知る上で必読の実用書です。 |
論文題名 |
著者所属 |
著者名 |
頁 |
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序 | 慶応義塾大学 | 猿田享男 | |
第1章 高血圧の概念・定義 | |||
概念・定義 | 大阪大学 | 楽木宏実ほか | 9 |
疫学 ―日本人の高血圧症の特徴― | 九州大学 | 二宮利治ほか | 19 |
第2章 高血圧症の病因・病態生理 | |||
本態性高血圧症の成因 | 札幌医科大学 | 島本和明 | 27 |
本態性高血圧の病態生理 | 横浜市立大学 | 木原実ほか | 36 |
二次性高血圧翔の成因と病態生理: | |||
(1)腎血管性高血圧 | 名古屋市立大学 | 木村玄次郎 | 44 |
(2)腎性高血圧症 | 東北大学 | 伊藤貞嘉 | 53 |
(3)内分泌性高血圧症 | 福井大学 | 宮森勇 | 61 |
(4)薬剤性高血圧症 | 駿河台日本大学病院 | 高橋敦彦ほか | 69 |
第3章 高血圧症の診断 | |||
血圧測定法 | 横浜市立大学 | 杤久保修 | 78 |
諸種血圧測定法に基づく血圧分類 | 東北大学 | 小原拓ほか | 86 |
小児ないし高校生の高血圧とその診断 | 新潟大学 | 内山聖 | 96 |
検査の進め方−鑑別診断 | 旭川医科大学 | 福澤純 | 103 |
高血圧の重症度分類とその病態 | 九州大学 | 藤井弘二 | 113 |
悪性高血圧症の病態と診断 | 和歌山県立医科大学 | 羽野卓三 | 122 |
第4章 高血圧症の管理と治療 | |||
高血圧治療の基本方針 | 宮崎大学 | 北俊弘ほか | 128 |
非薬物療法 | 東京大学 | 安東克之ほか | 134 |
降圧薬の開始時期 | 自治医科大学 | 島田和幸 | 141 |
降圧薬の種類と使用上の基本 | 関西医科大学 | 高橋伯夫 | 150 |
合併症のない本態性高血圧症の治療 | 獨協医科大学 | 松岡博昭 | 166 |
諸種合併症を有する高血圧症の治療 | |||
(1)肥満・糖尿病を有する高血圧 | 埼玉医科大学 | 片山茂裕 | 173 |
(2)脳血管障害を有する高血圧 | 広島大学 | 森野豊之ほか | 181 |
(3)虚血性心疾患合併の高血圧症 | 久留米大学 | 甲斐久史 | 190 |
(4)腎障害を有する高血圧 | 埼玉医科大学 | 鈴木洋通 | 197 |
(5)透析患者における高血圧 | 聖マリアンナ医科大学 | 島芳憲ほか | 203 |
特殊な高血圧症の治療 | |||
(1)高血圧緊急症 | 琉球大学 | 瀧下修一 | 212 |
(2)妊娠高血圧症 | 国立循環器病センター | 中村敏子 | 221 |
(3)早朝高血圧症 | 自治医科大学 | 苅尾七臣 | 230 |
老年者高血圧症の治療 | 愛媛大学 | 大蔵隆文ほか | 241 |
高血圧治療と医療経済 | 国立保健医療科学院 | 長谷川敏彦 | 251 |
高血圧症の予後 | 国際医療福祉大学 | 築山久一郎ほか | 268 |
第5章 高血圧治療ガイドライン | |||
日本のガイドラインと欧米のガイドライン | 慶應義塾大学 | 齊藤郁夫 | 281 |
座談会 これからの高血圧治療の動向−日本の新しいガイドラインを考えて− | |||
獨協医科大学 | 松岡博昭 | 289 | |
東京都老人医療センター | 桑島巌 | ||
(司会) |
慶應義塾大学 |
猿田享男 |