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TOP特集 専門医は語る高血圧[合併症と高血圧治療]
特集 専門医は語る
■合併症と高血圧治療■


[高血圧は動脈硬化を相互に促進しあって臓器障害に発展]
 高血圧は動脈硬化を促進させ、動脈硬化は高血圧を進めるといったように、悪循環をもたらします。この悪循環が血管病変をつくり、臓器障害へと進展。やがては心臓や腎臓などの重大な機能脱落へとつながっていきます。

 高血圧による臓器障害は、血圧上昇自体が深く関わる高血圧性臓器障害と、粥状動脈硬化が関係した粥状動脈硬化性臓器障害に分けられます。このうちもっとも注意すべき合併症は、脳卒中と心筋梗塞です。とくに脳卒中は、近年の発症率調査によると、心筋梗塞よりも3〜5倍の発症率を示しています。また、脳卒中、心筋梗塞ともに発症率は年齢とともに高くなっていきますが、男性の発症率は女性に比べて、脳卒中で約1・5倍〜1・9倍、心筋梗塞で約2・3倍〜4・7倍も高くなっています。

 高血圧による合併症・臓器障害
 ●高血圧性
 加速性〜悪性高血圧、高血圧性脳症、脳出血、左室肥大、左室不全、
 心不全 、腎不全、脳梗塞(ラクナ)、大動脈解離
 ●粥状動脈硬化性
 心筋梗塞、冠動脈疾患、脳梗塞、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症

[降圧効果がある減量、節酒、減塩、運動療法]
 「降圧薬を用いないで血圧管理ができればいいなぁ」。これは、高血圧の人に共通した願いでしょう。

 薬を用いない療法は、生活習慣の改善が主体となります。このうち、多人数を対象とした研究によって降圧効果が明らかにされているのは、減量、節酒、減塩、運動療法です。

 しかし、先の合併症のうち、高血圧性の脳出血や大動脈瘤などは降圧によって予防できることが、さまざまな調査・研究によって明らかになっていますが、心筋梗塞など動脈硬化性のものは、降圧だけでは不十分であることもわかっています。そのため、生活習慣の改善によってすべての合併症が予防できるわけではありません。

 この点を理解したうえで、生活習慣の改善に取り組むことが重要といえます。


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