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下図は、リニューアルした場合とリニューアルをせずに補修・修繕を繰り返した場合の比較です。図のとおり、リニューアルにより建物の性能を維持・向上させ、寿命を延ばすことができます。
ライフサイクルコストとは

人間に一生があるように、企業が生みだすもの(製品やサービス)にも開発から調達、製造、販売、使用、保守、廃棄にいたる過程がある。この生涯に必要なすべてのコストをライフサイクルコストといいます。
一般に建築物のコストを考えるとき、その建設費のみを対象として評価しがちですが、建設費は全コストから考えれば氷山の一角にあたり、水面下に隠れているメンテナンス費、修繕費、エネルギー費、運用費(光熱水費)そして一般管理費等のコストを同時に含めて考えていかなければ、本当の建築物のコストを検討したことになりません。そのことを氷山で表現したものを下図に示します。

※建築物のライフサイクルコストの構成を調べますと、修繕費・管理費、運用費、メンテナンス費が圧倒的な割合を占めています。
建設費は氷山の一角にすぎません。
兜沒c組 リニューアル