主に立ち帰れ! エレミヤ書3章12,13節 キリスト伝道隊 国際シャローム・キリスト教会 牧師 林 茂宏
回心 キリスト伝道隊 国際シャローム・キリスト教会 中山 来典

主に立ち帰れ! エレミヤ書3章12,13節 国際シャローム・キリスト教会 牧師 林 茂宏

 神様は、イスラエルの背きの罪を厳しく非難しています。(1節)イスラエルは見境なく、むなしい他神と付き合った。もはや神様と和解するすべがないと言われているのです。しかしエレミヤは、人間の不真実に対する、愛なる神様の真意を、指し示しています。
 背信しきったイスラエルに、神様が「帰れ!」と言われるのです。「わたしは怒りの顔をあなたがたに向けない。わたしは慈しみ深い者である。・・・背信の子供たちよ、帰れ。わたしはあなたがたの背信をいやす。」(12節、13節)つまり、そのいかりをご自身に向けられ、民のあらゆる罪を自ら引き受け、負い給うのです。(イザヤ書43章25節)こうした神様の招きの言葉が、恵みの光となって民の信仰告白を呼び起こします。
 「われわれの幼少の時から今日まで、われわれは神に罪を犯し、われわれの神、主の声に従わなかった。」「われわれは、あなたのもとに帰ります。あなたは、われわれの神、主であらせられます。」(12節、25節)思い返せば、我々も様々な罪や過ちを犯してきました。
 聖書の神様に帰る者に神様が求め給うことは、ただ一つ、「自分の罪を告白する」ということだけです。(13節)しかし「神様の慈愛」は律法の革袋で包みきれず、突き破って溢れ出すのです。「罪を認めよ」と責め立てるより先に、恵みのことばをもって支えて下さる愛なる神様、赦す神様、憐れみ深く恵みに満ちた神様であられるからこそ、救いの道を開いているのです。それが、救い主イエス・キリストの十字架です。これを信じる者はまことの救いを得るのです。
 自分の過去の罪や過ちにたじろがないで、何はともあれ、十字架のイエス様を仰いで、まず主なる神様に帰ろうではありませんか。
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回心 キリスト伝道隊 国際シャロームキリスト教会 中山来典

 私の家系は鎌倉時代からの日蓮宗であり、代々、寺総代を務める旧家であった。それを証明する、かなりの古文書もあり、長男に生まれた私の手元には、古い日蓮宗の歴史の1ページをなす貴重な古文書も残っている。そのために若い或る時期には、私自身も開祖日蓮を崇敬した。そして頑固にも87才に至る今日まで、純粋の仏教との筈であったのである。
 ところが、ここ数年の間に、大きく心が動いた。動いたと言うより、動かされたと言うべきであるが、それは妻のキリスト教入信であった。妻はもともとクリスチャンであり、我が家の近くに、国際シャローム・キリスト教会が創建されると、日曜礼拝を欠かさず、林牧師の説教に感じ「神は愛なり」の道を、私にも情熱をもって説いた。
 そして、一昨年三月、梅の花の咲く頃に、安らかに天に召された。私は妻を愛していた。妻が主イエス、キリストのもとに召されたのであれば、二人で主のみもとに仕えようと思った。これが私の改宗の転機となった。仏教からキリスト教への改宗。それは、ある意味で、深刻な苦悩であったが、熱意のこもる林牧師の説教にも漸く素直になり、こころを定め、今は迷いなくイエス様を救い主として信じ受け入れ、キリストの教えに従う心になり、去年六月洗礼を受け、平穏をもたらされた。主の恵みに心より感謝する。
 私は今、迷わずイエス・キリストの使徒として、やがてイエス・キリストのもとに召された妻との再会を心の安泰にしている。
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