キリストの言葉の内に留まるなら、真理を知り、真理は自由を得させる



人は誰でも生涯の内で少なくとも一度は、ふと、我に帰って、「私はどこから来たのか?」「私はなぜここにいるのか?」「この人生が終った後、私はどこに行くのか?」という『人生の目的』について考えた経験があることと思います。ただそれが、『人生の目的』を見い出すには、人知では到底測り知ることができないと、あきらめてしまっているのが実情ではないでしょうか? もし『人生の目的』が解けるならば、あなたはそれを知りたいと思いますか? 恐らく、多くの人は、「もしその答えが見い出せるのなら、是非、『人生の目的』を教えて欲しい」と切に望まれるに違いありません。なぜなら、私達にとって『人生の目的』を知ることは、この世で最も価値があり、『人生の目的』を知って、それに向かって前進し、その目的を達成する過程で生きていることの喜びを味わえるのと、かたくなに、自分の力だけに頼り、いたずらに捜し回った挙句、目的を知ることも、本当の喜びを知ることもないまま、この世の人生が終った後で後悔するのとでは、その差は歴然としています。でももし、私達に『人生の目的』が何なのかが分かれば、生きて行くことに希望を見い出し、私達がこの世の人生で歩むべき道がはっきりと見えてきます。私は、皆さんにまだあきらめる必要がないことをお伝えしたいと思います。実は、この『人生の目的』の答えは、私達のごく身近にあって、イエス・キリストを証している、聖書とモルモン書の中に書き記されています。人の考えには限界がありますが、神は全知全能で、神は神の御言葉により、人に『人生の目的』を示されています。それではなぜ神は人に『人生の目的』を示されるのでしょうか? また、神と人とはどのような関係にあるのでしょうか? 旧約聖書の創世記1:27には、「神は自分のかたちに人を創造された」とあります。ここで、もし「神が人を創造された」のなら、そこには創造された『目的』があったはずですし、「神は自分のかたちに」とありますから、神と人とは霊的な意味での『親子関係』にあることが分かります。子供は親に姿形が非常に似ていて、子供は親からその資質を受け継いでいます。すなわち、私達は神の霊の子供であり、神になる資質を潜在的に備えていて、私達が神の御旨を知って、霊的な意味で成長するよう最善を尽し、終りまで信仰によって歩み続けるならば、神の恵みによって、確信をもって神に近づくことができ、この世においては平安を、後の世においては永遠の命、すなわち、神々となることができるように、神の霊の子供である私達のために『救いの計画』を立ててくださったのです。


   
『人生の目的』と『イエス・キリスト』との関係
『永遠の命』を受けるための唯一の方法