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小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会
署名運動を支持応援します!!

最高裁への署名運動を支持し、応援しています!! 
中原利郎先生の過労死認定支援の署名をお願いします
厚労省はデータや現場の実情ではなく、規範を行政の基本としています。
矛盾だらけの立派な規範を、現場に押し付けます。
行政は、規範を現実化するための努力を放棄し、違反の責任を現場に押し付けてきました。
現場は、今も、労働基準法を無視したがんばりで医療を運営せざるを得ない状況にあります。
愛育病院の総合周産期母子医療センターの指定返上騒動の原因は、センターの設置基準が、医療現場の実情と乖離した絵空事だったことにあります。
中原利郎先生の悲劇は厚労省の規範優先の行政に由来するものであり、現在も同じ状況が続いています。中原先生だけの問題ではなく、我々の問題でもあります。
虎の門病院 泌尿器科 小松 秀

「医療崩壊」を防ぐために、必要なとき必要な医療が受けられるために 今行動を!
 日本の社会を不安で覆っている「医療崩壊」と無関係な医療者はおりません。
また、この瞬間元気であっても、不測の事故や急病で今夜救急医療の世話にならないと断言できる人もいないでしょう。
しかしながら、病院の医師の労働環境はとても悪化しており、都会でさえ休日夜間の救急対応が不可能となってきています。
病院勤務医の労働環境を守るための訴訟が、高裁まで退けられ最高裁での審議を要請しています。審議開始のためのご署名をお願いします。
東京保険医協会理事 申 偉秀

わが国の医療は崩壊の危機に瀕しています。特に、産科・小児科・救急医療の現場での医療者の過剰勤務を放置することは出来ません。
故中原先生の過労死認定について、多くの国民が関心をもって見守っています。
最高裁が正面から、この問題に取り組むことを強く希望します。
医師・ 東京大学医科学研究所 上 昌広

医師に求められる業務内容は、本来の医療以外にも増え続けており、年齢に係わらず過重労働が続いています。
医師は、国民の健康を守る貴重な人的資源であり、その健康確保は国民にとっても重要な課題です。
過重労働の下で、心身の健康が悪化していても、自らの健康管理に注意を払うことさえできない医師が多いなか、病院は事業主として、法に則り過重労働に対して十分な注意を払う義務があります。
勤務医の労働環境悪化をこれ以上放置してはなりません。
中原医師のご遺族の上告受理申請を支持し、署名活動に賛同します。
医療法人社団聡伸会今村医院 理事長 今村 聡

日本の医療は、いま崩壊への道をつっぱしっていますが、これは産科や小児科そして救急医療の現状に現れています。
原因はいろいろあると思いますが,その最たるものは医師の過酷な勤務条件です。
現場の大変さは、勤務医である子供達の生活を見ていると、ひしひしと感じられます。
故中原先生の過労死認定については、おおくの医師のみならず,国民も関心をもって見ています。
最高裁判所の現実を直視した判断を心から希望いたします。
医療法人貴心会服部内科クリニック理事長 服部 行麗    

世界の経済大国日本の首都東京の有名病院、愛育病院と日本赤十字社医療センターが、 相次いで労働基準法違反で是正勧告を受けました。
その後愛育病院は総合周産期医療センターの指定返上まで検討せざるをえない事態に追い込まれています。
他施設よりは恵まれたはずの両病院が労基法の是正勧告対象となった事態は、日本の医師の労働環境の劣悪さを白日の下にさらしだしています。
勤務医の労働環境改善は医療崩壊阻止の必要最低条件です。中原裁判の意義は益々重くなっています。
済生会栗橋病院副院長、医療制度研究会副理事長 本田 宏

安心で安全な医療を提供するには健全な医療従事者が必要です。
健全な医療従事者を確保するには、的確な労務管理が欠かせません。
残念ながら、わが国の多くの医療施設、ことに国公立の病院では医師の労務管理が的確に行われていません。
国民・患者さんが安心して受けられる医療を提供のためには、医療施設が的確な労務管理をすることが必要であり、責務です。
国立がんセンター中央病院・病院長 土屋 了介

病院で働く小児科医に適正な勤務環境・労働条件を約束することによってはじめて、信頼性の高い医療を子ども達に提供することが可能になります。
しかし日本小児科学会の調査では、小児科勤務医の労働条件は過酷を極めており、時間外診療をしている小児科医
(調査数3,628)の月超過労働時間合計は平均86.7時間で、過労死基準(月80時間)を上回る長時間の勤務を続けている医師が多数です。
EUでは今年の81日から、研修医の週労働時間が48時間に規制されます。行政・雇用者・その他の関係組織・団体が、小児科をはじめとする病院勤務医の労働環境の適正化に取り組むことが喫緊の課題であり、その意味でも中原裁判の最高裁判決には、昨今の医療問題に関連する社会的使命を果たすことが求められていると考えています。
大阪府立母子保健総合医療センター 藤村 正哲(小児科医)

人の「いのち」を支える医師がいて、そうした医師らを支えるために病院がある。
だから私たちは、社会全体で病院を支える。そんなこと、当然ではないのか。
病院が医師を支える責務を放棄するのなら、医師たちはどうやって私たちの「いのち」を支えるというのか。
これは、中原医師だけの問題ではない。日本社会の医療の本質に関わる問題である。
医療崩壊の瀬戸際にあって、司法がその引き金をひくことなど絶対にあってはならない。
NPO法人 自殺対策支援センター ライフリンク代表 清水 康之

最高裁判所 中原過労自死損害賠償担当裁判官殿
私は中原敏郎氏と同じ医師として、行政・民事ともいわゆる中原裁判をこれまで支援してきたものです。
また、過労死や過労自死の被災者家族の生活や権利を守る立場から設立された、過労死・自死相談センタいてー代表として、最高裁判所に公正な立場で正しい判決をいただくようお願いするものでもあります。
中原裁判に関してのこれまでの地裁高裁判決の内容についてですが、行政・民事の両方について、遺族の要求を退けた地裁判決は言うに及ばず、行政責任のみを認め、民事責任を否定した高裁判決での裁判官の認識について、小生は大きな疑問をもっています。
勤労者の健康や安全に配慮した労働を具体的に保証する法律のなかに労働安全衛生法があることはご承知のことと存じますが、とくに、高裁判決では、民事責任の有無を判断するうえで重要なこの法律の病院での施行状況について一顧だにせずに判決を下していることには大きな疑問を感じております。
関係者から聞くところによりますと、被告病院でのこの法律の施行状況は、きわめてずさんで、産業医は選任されていたというものの、産業医としての職務はなにひとつ実施しておらず、施設職員に周知゜されていたも疑れています。
また、法律に規定されている安全衛生委員の選任や安全衛生委員会の開催さえ行われていなかったとも聞いております。
当然のことながら義務ずけられている安全衛生委員会の議事録は存在しないことになります。
また、裁判では、定期健康診断結果への労働者への説明義務の履行や労・u椏ュ基準監督署への届け出義務を行っていたかも不明です。
多くの専門医療従事者や労働者を雇用する病院施設でのこうした安全衛生を配慮しない運営には、これまで多くの疑問が提示され、最近でこそ、当直勤務や時間外労働のあり方について、 関係行政機関からの指導により、改善される傾向にあるとはいえ、中原医師が死亡した当時、病院経営者がこうした認識を有していたかはおおいに疑問を感じます。
どうか最高裁での審理では、こうした点を考慮し、公正な判決を下されるようお願い申し上げます。
2009年4月5日 
国立公衆衛生院名誉教授
  上畑 鉄之丞

全国で自治体病院の医師不足が深刻になっています。
筆者が自治体病院の現場で仕事をしていると、医師不足は行政と住民が自ら招いた面もあることを感じます。
医師が退職し医療崩壊を起こしている地域ほど、過酷な勤務状況にある医師たちの立場や気持ちを考えない行動が目立ちます。 
中原先生の訴訟は、国民が医師の立場に立って物事を考えるという最初のきっかけになったと思います。
何としても訴訟に勝ち、わが国の医療再生の契機となることを期待しています。
城西大学経営学部マネジメント総合学科 准教授 伊関 友伸(いせき ともとし)

私は、毎年、大学の講義で中原医師の遺書「少子化と経営効率のはざま」を紹介し、 学生に医療問題を考えてもらっています。
そして私個人は、一私人として中原のり子さんや「支援する会」の活動を応援しています。
この度、中原のり子さんから、司法の奇跡的な判決を求めるには署名の数が不足しているとの連絡を受けたので、署名活動の後押しに協力させていただきました。
みなさん、よろしくお願いいたします。
権丈 善一

中原先生と同じ小児科勤務医です。
私も激務や精神的ストレスで、何度もカウンセリングを受けようと心療内科のドアをノックしたいという衝動にかられたことがあります。
全国にもまだまだ中原先生のように過酷労働を課せられ、心を折られて、放置されている医師が沢山存在します。
まさに勤務医にとって、日本の病院の大部分は法治国家の無法地帯です。
私は「兵庫県立柏原病院小児科を守る会」や「丹波医療再生ネットワーク」「たんば医療支え隊」などの丹波で興った革命的な住民運動などのお陰で、心や体を病むことなく過ごせるようになりました。
丹波の住民は自分たちや家族の命を守るためには医療を守らねばならないことに気がついてくれています。
この医療を守る姿勢は今、全国から注目を浴びています。
住民・現場の医療者レベルでは医療を守る方法を見つけ、努力をして、全国にも惜しげもなく広げようとしているのに、今回の中原先生の判決を聞いて、「この判決は日本の無法地帯を更に放置することになる(=医療崩壊を加速させる)判決ではないか」と思いました。
日本の司法はいったい何を守ろうとしているのか?これからの日本の医療・日本人の命・心を本当に守れるのか?不安でなりません。
全国の医療崩壊はもう始まっており、時間が残されていないのです。
国民の命を守るために日本の医師と住民の心を救う判決を切に望みます。
国民の命を守るために日本の医療再生につながる革命的な判決を切に望みます。
平成21年3月31日
「兵庫県立柏原病院小児科を守る会」に守られた小児科医 和久 祥三

先日、友人の研修医が医者を辞めた。医者を続けることに少なくない研修医が不安を持っている。
病気に苦しんでいるひとにできるかぎりのことをしたい。けれど、自分の生活・生命は自分を守らなければいけない.
自分と患者の間には線をきちんとひく。たしかにそうだ。けれどほんとうにそれだけでいいのか。
患者さんのいのちをまもる。そう努力する医者たちが自己管理できなかったらお前が悪いのだと突き放されるのではなく、安心して全力で医療をできる環境がほしい。
そんな環境に向けての判決、必ず勝ち取りましょう!
I-cube 〜夢の病院プロジェクト〜 代表佐久総合病院付属小海診療所 後期研修医 小池 宙

「突然の家族の死」その経験した人は誰もが、「なぜ・・基に戻って・・」「本当のことを知りたい。うそをつかないで・・。」 「もし、不具合があったなら、心から謝って・・。」「他の人がこんな思いをしないように対策して・・。」と思うのです。
しかし、強者は常に弱者に冷たく、多くの市民も知らずに強者の仲間入りをしていることがあります。
中原さんの最高裁での審理が弱者に配慮した結果を導く出すために皆様の署名をよろしくお願いいたします。
都立広尾病院医療過誤・事件被害者遺族 永井 裕之


かぜのような症状から急変し、重度障害児となったり死に至ったりする、小児特有の深刻な疾患があります。
親たちはぐったりした子どもを抱え、無我夢中で小児科に転がり込みます。
私自身は、不幸な転帰をたどった子どもの家族を見守る立場にありますが、小児科は、これまでどれほど多くの子どもの命と健康を守ってきてくれたことでしょう。
子どもと家族の暮らしを、根底で支えているのが小児科医だと思います。
その使命が、中原先生の肩にあまりにも重く伸し掛かったことを思うと、保護者としていたたまれず、申し訳のない思いさえします。
中原利郎先生の過労死が広く認められ、この訴えが礎となって小児科の勤務体制がよくなっていくことを願って止みません。

インフルエンザ脳症の会/病児遺族の会「小さないのち」代表 
坂下 裕子


医師は、患者さんを救おうと勉強し医師になりました。
病院、医療界という閉鎖的な空間で働いてきたために世間とのズレが生じてきています。
働いて当たり前、という雰囲気がそのひとつです。
自分を犠牲にして、自分の家族を犠牲にして、でも患者さんを救うのだ、、と。
だから、自分がつらいとは医師は言いませんで した。言うことがいけないことだと思っています。
中原先生は、死を選びました。それ以外に方法がなかったと思います。
中原先生の死、そしてご家族の活動は、私たち医師が気づかなかった世間とのずれを気づかせてくれました。
でも、医師はそれでも働き続けます。
その医師の姿を国民の皆様に知ってもらいたい。
そして、国民の皆様と一緒に医療を作っていかなけれならない。
中原先生の死を国がどのように考えるか、裁判で結論が出ます。
裁判の判決で中原先生の医師としての仕事を認めてくれることが、日本の医療を救うことにつながり、医療者と国民 が日本の医療をあきらめず、一緒にてをとりあえるのではないでしょうか?
裁判所の英断を期待します。
NPO血液患者コミュニティももの木理事長、医師 田中 祐次

働き盛りだった小児科医・中原利郎さんは、2つのメッセージを残して、疲労困憊の中で自らの命を絶った。
「経済大国日本の首都で行われているあまりに貧弱な小児医療」を吐露した遺書と、育児休暇後に復帰しようとして宿直ができないことを理由にリストラされた同僚医師が病院に残れるよう、病院に提案した稟議書のコピーだ。
東京地裁で「労災」が確定したのに、その労災を引き起こした病院の責任が否定されたままではおかしい。
中原さんが残したメッセージへの裁判所からの正しい答えが欲しい。
ジャーナリスト まさの あつこ

サッカーで鍛え上げたすばらし太ももの持ち主だった中原先生が過労の末に命を落とされたことはきわめて残念なことです。
彼の無念を晴らすために病院がしかるべき賠償責任を果たすことが必要であります。
中原先生の裁判の行方は日本の医療の安全確保にとって重大な影響をもたらします。
医師が安心して働ける職場を確保するために病院管理者がしかるべき責任をとることが求められています。
この辺が曖昧になると結局また同じようなことが起こるのです。
最高裁が国民の利益を守る正義の判断をするよう強く訴えかけていきましょう。
小田原市 マナクリニック院長 須田 民男

無関心への反省
日本において医師のストレスや長時間労働に関しては、実態を調査する研究が少ない。
翻ってアメリカでは、そうした研究がいくつも出されている。
たとえば、既に1971年のフリードマンらによる医師を対象とした研究では、長時間労働で睡眠が剥奪されると、非常に強い悲哀感を持ち、イライラが増大し、場にそぐわない感情を抱き、離人症を訴え、医療データの異常を発見する能力が低下することが報告されている。
また、ファース-コーゼンスの調査では、睡眠不足や過剰労働によって、医療内容の質が低下し、同僚との関係が損なわれることが明らかになった。
さらにルーベンの調査では、睡眠剥奪や過労のほかに、患者の死亡や悲嘆にくれる家族の相手をすること、自身や医療に対する無力感を感じること、過剰な責任感を追うことによって、医師のストレスは増大され、抑うつ状態になることが示された。
その他にも、医療従事者のストレスによる、「燃え尽き症候群burn out」、うつ病、アルコール依存症、自殺などについて、欧米では医学、看護学、行動学、心理学、社会学といった分野において研究の蓄積がある。
それでは、どうして日本ではこのような調査研究が少ないのだろうか。
それは、日本の医師が長時間労働や睡眠不足とは無縁でストレスを感じていない、という理由からではない。
その理由は、私たちが医師のストレスに対して無関心であったからなのだ。
この無関心によって犠牲になった医師がいる。
このまま私たちが無関心を決めこめば、犠牲になる医師は後を絶たないだろう。
私たちにできることは少ないかもしれないが、せめて無関心を反省し、このことに関心を持つべきだと思う。
署名はそのための第一歩となるだろう。
ハーバード大学公衆衛生大学院 細田 満和子 (社会学博士)


日本の医療は、医師・看護師らの崇高な使命感と自己犠牲の上にかろうじて今日まで成り立ってきたといっても過言ではありません。
しかし小児科、産婦人科領域をはじめ、もう破綻が顕緒に露呈しているのです。
国の低医療費政策がその原因であることは明らかです。
そうだからこそ一層、それぞれの医療機関が健康管理に細心の注意と必要な手立てを講じて、断固として医師らの命と健康を守ることが社会的責任なのです。
中原医師の裁判の勝利は、日本の医療の変革の烽火です。力を合わせましょう。

働くもののいのちと健康を守る東京センター事務局次長 社会保険労務士 色部 祐


中原先生の死亡原因は遺書からはっきりしています。医療現場の際限のない過酷さ、そしてその状況を改善するには非力な個々の医師の絶望感です。
超長時間勤務は医療界の慣行、でしたが、管理部門は別勤務で状況を知りながら放置してきました。
労基法を無視してきた国、全国の病院と同様、勤務病院の責任もゼロとはいえません。
正しい判決は広くその正義を問う一歩で、歴史的な意義を持つことになります。
医療ジャーナリスト・元朝日新聞編集委員 田辺 功

本来は島の中だけのささやかな勉強会である甑島地域医療研究会だが、2年前の大会 は40回記念大会ということで、島内外から多くの皆様にご参加いただいた。
その中のお一人が中原のり子さんで、暖かいご声援を頂いた。
今回は、そのお礼もかねて、 ご主人の遺志を継いで闘っておられる中原さんにエールをお送りしたい。中原さんの闘いは勤務医支援の闘いであり、我々離島勤務医に対する応援の闘いでもある。
薩摩川内市下甑手打診療所 瀬戸上 健二郎

私の娘(26歳)は医学部を卒業し、平成17年4月より希望に燃えて某私大医学部で研修を開始しました。
研修医としての1年間は過酷を極める生活でした。
当直は年に78回、翌日はもちろん通常勤務でした。
毎朝6時には家を出て、帰宅は夜の11から12時でした。
疲れ果て翌年(平成18年)4月21日に自ら筋弛緩薬を点滴にて投与して自死しました。
私はただちに労働基準監督署に労災申請しましたが雇用主が申請書に捺印するのを拒否するという妨害工作に出るという暴挙に出ました。
それでも翌年(平成19年)2月に労災認定されました。
医師不足が叫ばれる中で将来のある研修医を酷使して過労死させるなどということは許されるものではありません。
雇用主は深く反省するべきです。
雇用主の責任が問われないようだとこのような悲劇が何度も繰り返されることになります。
医師を過労死させるということは医療の崩壊につながります。
私の娘の死をどうぞ無駄にしないようにお願い致します。
遺族の想いを汲んで頂きたいと思います。
平成21年4月8日
山田内科クリニック院長 山田 明

全国医師連盟(http://doctor2007.com/)執行部は、3月30日、「総合周産期センター等の医療機関における労働環境」 についての見解」を発表しました。
近日中に、全国医師ユニオンが結成される予定です。
中原先生のような不幸なできごとが、二度と起きてはいけません。
医療崩壊を防ぐためにも、お互い、頑張りましょう。
全国医師連盟代表 黒川 衛

病院はそこで働く医師を守れ!
中原先生のことを新聞で知ってから、長い月日がたちました。
その時に感じたことは今も鮮明です。
良心的で、一生懸命に小児医療に寝食を忘れて向き合っていた医師が、なぜ死を選ばなくてはならなかったのか。
そこで感じていたことは、底の見えない孤独の暗闇であっただろう、という確信。
同じ忙しさであっても、病院が、小児医療の不採算性や医師不足、それによる激務を理解してくれて、問題を解決するべく何とかしようとする姿勢があったら、絶対に死を選ぶことはありません。
病院に殺されたともいえる状態で、今また病院は自らの非を認めないという2度目の過ちを犯しています。
医療の中身は人なのです。
人が人を診ることがすなわち医療です。
病院はなぜそこで働く医師を守ろうとしないのか。
医師を守らずに患者の命を守れるはずがありません。
中原先生ご遺族の闘いは、医療崩壊の元凶、本丸との闘いです。
この闘いを心より支持し応援いたします。
都立府中病院産婦人科部長 桑江 千鶴子

人の命を守ってきた中原医師は過酷な勤務が認められ、労災認定されました。
病院側に全責任がある判決を下すのが当然なのに、高裁は不当判決を下しました。
病院側は中原医師の過酷な労働実態は知り得たはずで、安全配慮義務違反は明らかです。
最高裁は、病院側が中原医師を死に追い込んだ責任を認め、二度と過労死を繰り返さない改善が必要です。
また悲惨な思いをする遺族をこれ以上つくらないためにも、みなさんの署名を一筆でも多く要請にお応えください.
よろしくお願いいたします。
全国過労死を考える家族の会代表 寺西 笑子

いま日本中で、都会や過疎地を問わず小児科医や産婦人科医がおかれている現状は極めて厳しいものがある。
故中原医師の「過労死認定」を行った判決は、現今の医師不足、医師労働問題から日本の医療を憂える人々に肯定的な労基法サイドの合意を与えるものであった。
確定判決からすれば、賠償責任においても労働基準法や労働安全衛生法に違反した重大な安全配慮義務違反が存在するものと考える。
最高裁判所での公正な審理を切望する。
全国保険医団体連合会副会長 津田 光夫


中原先生がこの国の小児医療を憂い、その意味を私たち後に残された者達、そして世に問うてから9年。
中原先生の後ろには、今も心身ともに過酷な状態で働く数え切れないほどの小児科医、そしてその医師を支え続ける家族の、「自己を犠牲にした日常」があります。
管理者である病院にきちんと責任を認め、謝罪してもらい、いまだにそのような働き方を推し進めている病院には、一刻も早く悔改めていただかなければならないと思います。
第二の中原先生を決して作らぬために。
『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会代表・二児の母 阿真京子

グループ・ネクサスは、血液がんである悪性リンパ腫の全国患者団体ですが、血液内科の医療者の疲弊も深刻なものがあり、各地で血液内科医の不足と偏在が進んでいます。
医療者の適正な労働環境を守ることが、患者に適切な医療が提供されるための大前提であり、心ある医療者の皆様のみならず、私たち患者や広く一般市民を巻き込んだ運動と協働の必要性を、日々痛感しております。
司法による心ある判断を望みます。
特定非営利活動法人グループ・ネクサス理事長 天野 慎介

中原先生ご遺族の最高裁への上告受理申請に賛同し、皆様に署名へのご協力をお願い申し上げます。
新葛飾病院長 清水 陽一

以上、到着順(09/04/11)

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