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小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会
原告・千葉 智子さん声明 2010.7.8 
 
  本日民事裁判で和解という区切りがついたことになります。

 これまで非常に長い道のりだったと思います。父の自死した11年前の1999年夏、私は高校3年生でした。現在は2歳の息子を持つ女性小児科医として臨床の現場に身を置いています。医師は人の命に直接携わる職業であり、一瞬一瞬に大きな責任を伴います。患者第一で第一線で働く医師が現実に絶望して医療界を退かざるを得ないような社会は変わってもらわないと困ります。

 医療者が心身共に健康であることは患者の健康を守ることにつながります。このことを医師、管理者を含む医療者自身、患者側が双方で自覚することで日本のよりよい医療の実現につながることを願います。

 2010.7.8 千葉 智子


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