整気術
暖かい空気は上に昇り
冷たい空気は下に降りる。
途切れなく
当り前のように行われている
大気の循環。
日が照り、風が吹き
雲が疾り、雨が降る。
そんな大自然の循環の中で
生命は生まれ、育まれていきます。
私達の身体も同じです。
頭の気は下に降り
足の気は上に昇り
左右、内外、それぞれに
滞りなく循環しているから
日々健康に暮らしていけます。
しかし現実は
気を使い、疲れ果て
気を散らされて、腹立ちイラつく。
けっして穏やかでない
日々の生活の繰り返しです。
気が不足したり
気の流れが滞ったり
気に別のものが混ざり込んだり。
調和を失った気の流れを
整えて<元気>に戻していく。
大自然と調和した
本当の健康が戻ってきます。
気の作用を現代風に例えるなら
自律神経系の働きに似ています。
陽の気が盛んになり過ぎると
全身的に躁の状態になります。
これは、交感神経緊張症に似ていて
動悸、発汗、のぼせ、便秘
などの症状が出てきます。
陰の気が盛んになり過ぎると
全身的に鬱の状態になります。
これは、副交感神経緊張症に似ていて
むくみ、冷え症、下痢、アトピー
などの症状が出てきます。
陽の気と陰の気が
バランスよく調和し循環すれば
調和を失った自律神経も
正常に働き始めます。