飄々と 風の吹くまま 気の向くままに


 タロット占いについて





占いには幾つかの種類があります。


一つは、

星座や血液型などの統計学的な知識や経験を背景にしたもの。

一つは、

水晶玉や水鏡などを用いた術者の直観的ビジョンに依るもの。

一つは、

カードや筮竹などに表れる確率論的偶然に意味を見出すもの。





タロット占いは、確率によって表される種類の占い方法です。




つまり、

どんなカードが出たとしても、ただの偶然にすぎません。

その偶然に何かを感じたり、判断の指針を求めたりするのは

あまり意味が無いことなのかもしれません。



しかし、私たちの生きている現実の世界もまた

偶然の積み重ねで成り立っているものだと思います。



そして、その偶然の重なり合いの中で

物事の流れ移り行く様子に、何かしらの因果律を感じ

「縁」 とか 「運命」 などと呼んできました。




現実の世界に織りなされる物事の偶然性と

カードを繰り、並べ、開くことの偶然性とが

同じ 「流れ」 の中で流れているものだとしたら…


カードに表れる象徴が

いまこの瞬間の現実世界の現状や方向性を現したとしても

不思議ではない様な気がします。







タロットカードに描かれている 「絵」 や 「象徴図」 には

様々な意味が込められながら

数百年も変わらずに描かれ続けてきたものも少なくありません。



それらの 「絵」 や 「象徴図」 を通して

多くの人々がそれぞれに、想い、願い、祈りなどの感情を

投げかけてきたと思います。



カードという 「扉」 の向こう側に

長い年月をかけて蓄積され続けてきた

想いや願い、祈りの 「力」 が

一枚一枚の 「絵」 や 「象徴図」 を通して

私たちの心に語りかけてくることがあったとしても

不思議ではないような気がします。






タロット占いは

当たるとか当たらないとかということよりも

「カードに問いかけ、答えを得る」

という行為そのものに、意味があるような気がします。




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