〜 ファイナルファンタジー9 〜

 

【素直な気持ち 〜ビビ編〜 】


ぼく、ジタンと一緒にゆくよ。

何が起きるかわからないけど・・・・・・。

足手まといにしかならないけど・・・・・・。

もしかすると、ぼく、死んじゃうかもしれないけど・・・・・・。



それでも、一緒にいきたい。



みんな、言ってくれたよね?

ぼくはぼくだって・・・・・・。



それを証明するためにも、ぼくは、ジタンについてゆくよ。

ぼくがぼくらしくあるために、ぼくがぼくでいられるように・・・・・・。

ぼくはぼくなりに精一杯生きた証を残したい。



ぼくには父親も母親もいない。
・・・・・・・・・・・・、でも、クワンおじいちゃんがいてくれた。



ぼくには家族も親戚もいない。
・・・・・・・・・・・・、でも、ジタンたち仲間がいてくれた。



普通の人とは違うけど、ぼくには素敵な物がたくさん、たくさんある。



ねえ、ジタン。いつか、ぼくに言ってくれたよね?

【行動『する』ときと『しない』ときの基準を決めておけばいい】って。

ぼくがあんまりぐるぐる悩んじゃう質だから・・・・・・助言してくれたんだね。



ねえ、エーコ。いつか、ぼくに言ってくれたよね?

【自分の気持ちにウソついちゃだめ】って。

ぼくがあんまり頼りなく・・・・・・見えたんだろうね。



ぼくは決めたんだ。

今、ジタンと一緒に行くことを。

自分なりに決めた行動『する』ときの基準に達しているし、これが自分の素直な気持ちなんだから。



さあ、ゆこうよ、ジタン!

ぼく、最後まで、自分の物語が終わるその時まで、目を逸らさずに精一杯進んでいくから。



でも、一人じゃ恐いから、ジタン、一緒に・・・・・・・・・・・・行ってね

END

FF9トップへ