〜 ファイナルファンタジー9 〜

 

【内緒話】


どうして、ジタンにはしっぽあるのかな〜?しっぽある人って結構いるけど、ジタンみたいな人はいないよね〜?



エーコもそれが不思議なの。どうしてジタンにはしっぽあるのかな?しっぽじゃなくて、エーコとおんなじ角があればいいのにぃ〜。



そう言われれば、そうじゃな。ビビのいうとおりじゃ。わたしも世界中を巡っているが、ジタンのような人々にはお目にかかったことはない。わたしにもしっぽはあるが、ジタンとは種族が違うし・・・・・・の。



わたしも不思議に思っていました。王宮にある様々な本を読んできましたけれど、ジタンのような種族の方々のお話は読んだことがありません。



う〜む。×4



それならば、ジタンに聞くのが一番てっとりばやいのではないのか?



でも、それはどうかと・・・・・・。以前、黒魔道士の村で自分は生まれも故郷もわからないと話していたことが・・・・・・。



えっ?ジタンもエーコと一緒でひとりぼっちなの??



ジタンも、ぼくとおんなじで、自分のこと、よく知らないの?



う〜む。×4



あ、スタイナーさんだ!



これはこれは、姫さまやビビ殿、フライヤ殿、エーコ殿まで・・・・・・。こんなところで何をしているのでありますかな?あちらの方で、あやつめが皆様方を捜していましたが・・・。



じつは、かくかくしかじか・・・・・・で、ジタンがどんな人なのか、ぼくたち、みんなで話していたんです。スタイナーさんはどう思います?



あやつめは、一言でいえば、『猿』ですな。



えっ?×4



どうしてそう思うのかと申せば、理由は簡単であります。あやつめが戦闘に勝利したときにとるポーズを思い浮かべていただければよろしい。



解説:ジタンは戦闘終了時、ダガー系の武器を両手に持っているときに限り、華麗なバック転をしてみせるのである。あのしっぽでそんな仕草をしてみせるのだから、やっぱり・・・・・・。それに、一度、スタイナーの手から逃れようとして天井にあのしっぽでぶらさがってみせたりもしていた。



そう言われれば、そうじゃな。ジタンの家業(?)は盗賊で身体が身軽な分、動作がだれよりも敏捷じゃ。それに頭の回転がよくて、小狡いことも得意そうじゃしな。



エーコ、ジタンはお『猿』さんじゃないと思うけど・・・・・・。それに、エーコ、恋人がお『猿』さんなんていやだし・・・・・・。



ぼく、よくわかんない。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ジタンは『猿』ではないと、わたしは、思うのですが・・・・・・・・・・・・。



いいえ、誰が何といおうと、あやつめは『猿』に違いありません!!



あっ!!×4



それでは、わたしはこの辺で・・・・・・。



うむ。それではわたしも失礼する。



ぼくも・・・・・・。



エーコも行く!



おや?ビビ殿、エーコ殿も、どちらへ行かれるのか。



おい、おっさん。俺が、何だって?



だから『猿』である。あやつめは『猿』に違いないのである。・・・・・・・・・・・・、は?



おっさん、俺にけんか売ってるのか?何なら、買ってやるぜ!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・。わたしもこの辺で失礼するであります。



まてよ。じゃあ、ただで、けんか買ってやるよ。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






後日、全身に包帯を巻いた恰幅のいい騎士がよろけながらも美しい少女の護衛をしていたとか、していないとか・・・・・・。


END

 

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