〜 アンジェリーク 〜
作者にとって桜の花はとても大好きなものであり、
小説のモチーフとして数限りなく用いている 重要な位置を占める存在でもあります。
そのテーマをアンジェリークで使いたいと思った時、
すんなりと闇さまが桜の許に佇んでいる姿が浮かびました。
そんなイメージから執筆したのが、この『幻春』です。
桜には何故か悲しいイメージが存在しています。
そして、守護聖として存在する方々にも悲しいイメージが拭い去れません。
人として生まれながらもサクリアをその身に宿したがゆえに、
一人の人間として送っていたであろう時間から完全に切り離されてしまった。
そんな感傷めいたもの。
それでも人々の暮らす大切な世界を、人の生の営みを、見守っている。
そんな優しい思い。
そんなことを表現したかったのですが・・・。
筆力不足すぎて見事に玉砕してしまいました。f(^ー^;
それでも一生懸命書きました。
少しでも楽しんで頂けたらとても嬉しいです。