最終更新日:2008−07−19 


  本著『ネルグゥエブル家の冒険者たち〜その光と影〜』を綴るにあたり、この書を記すきっかけとなった
代々の冒険者たちに感謝の言葉を捧げる。
  そして、冒険者としての道を歩めず、また、剣の一門としての務めを果たせずにいる私に、これを記す
機会をくれた最愛の君へ感謝の言葉を捧げる。

  我がネルグウェブル一族は、代々剣を司る一族として、また王侯貴族の剣の指南役として、輝かしい
歴史を積み重ねてきた。
そんな武一辺倒な我が一族に、ある時、占術という全く新しい力を身に秘めた者が現れた。

  その者の名は、シーレン・ネルグウェブル。

  彼の者は優秀な剣の使い手であるにも関わらず、占術という全く異なる力を是とし、一族から離れる
ことを決意した。
  そして占者として名を馳せるようになってから後、彼は突如として冒険者への道を歩み始めたのである。

  何がそうまでして彼を冒険の旅へと誘ったのか。

  それは定かではないが、彼こそが冒険者としての我が一族の祖であった。
  彼のこの第一歩が、我が一族へ新たなる歴史を刻みつけたのである。

  そんな初代冒険者の記録とともに、我が一族代々の冒険者の記録を此処に記す。

序 章
〜The Golden Lore〜とは
第1章 シーレン・ネルグウェブルの冒険 (黄金歴92年〜93年)
第2章 ローレン・ネルグウェブルの冒険 (黄金歴94年〜)

 

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