くれない岬 


                     船をこぐ この船をこぐ
                     ひとりぼっちの 人生航路
                     風に吹かれた 襟足震え
                     泣いて叫んで 馬鹿でした
                     くれない岬は 陽も暮れぬ
                     裸足でさ迷う 女です


                     せつなくて ああ せつなくて
                     ひとりぼっちの 人生航路
                     雨に濡れても 拭かずにいます
                     傘を無くした 女です
                     くれない岬は 陽も暮れぬ
                     あなたのまぼろし 追いかける


                     遠過ぎる ねぇ 遠過ぎる
                     ひとりぼっちの 人生航路
                     夜に霧笛が 消されていくの
                     何であたしは 捨てられた
                     くれない岬は 陽も暮れぬ
                     思い出花びら 散るばかり





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