支え 


                    俺の荒(すさ)んだ 心を包み
                    素直にさせた おふくろよ
                    何も言わずに うなずく親父
                    頬を叩いた その手が沁みた
                    時は優しく 時に厳しく
                    いつの時代も 親子には
                    命支える 熱い血が


                    同じ想いを 鞄に詰めて
                    都会の波間 夢探し
                    三つ違いの 兄貴が言った
                    「こんな俺でも 頼りにしろよ」
                    時には張り合い 時に酒でも
                    いつの時代も 兄弟の
                    絆支える 両親(おや)と故郷(くに)


                    勝手気ままで 意固地な俺を
                    許してくれた 我が妻よ
                    柔な面子(めんつ)を 捨てたら見えた
                    お前いつしか 心の杖に
                    時には坂道 時に手を取り
                    いつの時代も 夫婦(めおと)には
                    夢を支える 糸がある





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