気管支喘息
 幼少の頃よりの気管支喘息で、成人で再発し、
過労とストレス、吸入β刺激薬の乱用で症状が悪化する。
1999年重責発作で都内某病院へ帰還(入院)
1命をとりとめる。
 以後専門医の指導により、時代の先端のドライパウダー製剤
(吸入ステロイド、β刺激薬)中心の最新医療と自己管理により
症状が安定、肺の状態が回復する。
NPO法人日本アレルギー友の会スタッフを2年務める。
 喘息予防管理ガイドラインを学習、
また喘息新薬の臨床試験(治験)の参加経験により、
その仕組みと問題点について理解を深める。

現在使用している喘息の長期管理薬(コントローラー)です。
写真左は吸入ステロイド薬(パルミコート)。右は長時間作用型気管支拡張剤(セレベント)
共にドライパウダー(乾燥した粉末)の薬剤です。
 現在の治療ステップは3で、
この2剤の併用が高い効果をあげている。
かつての喘息の吸入薬は
液体状のエアゾルが多くあったが、
このドライパウダー製剤の出現により、喘息治療は大きな進歩をとげている。
私はこれを「ドライパウダー革命」と呼んでいるが、
今後さらに開発が進んでいくと予想される。
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自己管理用のピークフローメーターと日誌。
現在のピークフロー値(ミニライトのライトメモリー使用)
平均500〜540。自己最高値は570。
ここ2年間の統計でセレベントを中止すると確実に500以下に低下する。
喘息はコントロール可能な病気だか、
まだ年間4〜5000人亡くなり
不治の病であることには変わりない。
特にかってな薬の減量と自己治療が危険ということを痛感する。
将来は遺伝子治療の研究がすすみ個々の体質(遺伝子)に応じた
「オーダーメイド医療」も期待されている。