シャワー浴びて本読んでいたら、いきなり兄から「チョモらしきもの発見」の電話、＠23：45.　場所から言うと確かに近いけれど、あそこには良く似た可愛いノラが居る。毎朝毎晩探しているところだし、大体こんな暗い時間にあの黒猫が見つかるのか？半信半疑でライトと携帯持って現場に急行、見ると暗闇の植え込みの中に兄嫁のセリーンが這いつくばって「チョモ、チョモ」と声を掛けている。藪の根本にピンクの首輪を捲いた黒いトラネコ・・・
居た！確かに本物!!
それからはお袋様も呼んで、なにせ逃げられたらもう分らない暗闇の一発勝負、『家族の声で呼べば出て来る』なんて甘い考えだったことを思い知らされました。完全に恐怖で怯えきっているのです、もちろんすぐに逃げないだけでも私たちが誰だかは理解しているのでしょうが。4人がかりで少しずつ近づいて、
「よし、ツカマエタ（ ・・）//XXXXXXC<-_-』))) ズルズル」
兄貴が引っ張り出したのが丁度1時間後の00：45でした。
家に戻ってもまだ怯えているし、首輪は半分千切れているし、手を怪我している。余程怖い思いもしたのでしょう。
それでも時間が経ってくるにつれ、ようやく落ち着きを取り戻した彼女は、餌と煮干しをたっぷりと食べ水も充分に呑んで(如何に空腹だったかも分ります)、いつもの様に自分のベッドへと向いました。そう、σ(＾＾)のベッドの真ん中へ。
この時だけはあまり嬉しくなかったなぁ、ノミとかダニとかたっぷり持っていそうで（￣―￣∂） ポリポリ
17日に家出して戻ってきたのが24日。親父殿の台詞が白眉でした、
「6泊７日、『ローマの休日』だったな」
翌日(今日)早速動物病院へ。連れて行ったのは兄夫妻ですので詳しいことは分りません(第一この手じゃネコケース持てないし車も運転出来ない)。但し帰ってきたネコの姿は・・・哀れです。
びっこを曳いた右前足、骨折とかはしていなかったようですけれど、手の傷口を舐めないようにと、首輪の代わりにメガホン状の「ペットカバー」なるものを首に捲かれています。階段の昇り降りにもあっちぶつかりこっちでつかえ、ややノイローゼ気味になって、私の部屋に引き篭っています。
毛が生えてきたら外してあげるから、それまで約一週間我慢していなさい。あまり部屋の外に出ないこと。階段で転んで、今度は骨折するよ。
その代わり出来るだけ一緒に居てあげるから・・・
部屋の廊下に水・餌・トイレ全て揃えてあげました。籠城仕度完了。
σ(＾＾)もネコと一緒に1週間ヒッキーになります・・・って、月末に大丈夫か?
先月末『自ら墓穴を掘って』この一ヶ月、書類を何も纏めていないんだけれど。
「全治まで早くて4週間、長くて8週間」
そう診断されてそろそろ4週間が立ちます。昨日の地下鉄たらい回しの騒動もそのためのCT検査だったのです(骨折でCTなど初めて知りました)。
4週間の線は無くなったとして、指一本のタイピングから開放されるのはいつのことになるやら。

人種差別は無かったようで結構でした。

しかし・・・・・無罪か???

その感想。
器が予想以上に良かった。欧州の古いスタイルのオペラハウス、あれこそ歌舞伎座と一緒で「さぁ、これからいよいよオペラが始まるぞ」という独特の雰囲気を持っているんだけれど、その代わりσ(＾＾)のいつもの指定席(?)のような最上階の立ち見などだと舞台の半分くらいしか見られないのに対して、あれなら何処の席からも舞台はほとんど観られるだろう。もっともσ(＾＾)は舞台よりもオケ・ピットの方に目が行くが。
レオノーレ3番を何でカットするんだろう。
東京文化会館みたいな時間的制約があるわけじゃ無し、第2幕第1場(地下牢)から第２場(牢屋からの開放)への変換があまりにも急だから、あの曲が挿入されるようになったはず。そして舞台も少し変えるべきだ。
それを地下牢のままで開放されるのはいいとして、その喜びを祝う群集が何で減退の結婚式のカッコになるんだろう??民衆のはずの群集が、タキシード＆ウェディングドレスの大合唱団だよ??18世紀に一般民衆があのようなカッコで喜びを表していたんですか?まるで歌舞伎を現代劇で演じながら、ストーリーや台詞回しだけは古典風、そんなモン観たくない。だから現代風の演出ってイヤだ。

せっかくの名曲で、余程の下手でもやらない限り(難しい曲だからバラバラになる)充分の感動を与えてくれるし、昨日の指揮者(誰だっけ?)、東京フィル＆新国立合唱団、それぞれが素晴らしかったのだから、その2点が余計に悔やまれる。