● PC Tips ●
【 システムファイル チェッカー 】
Windows98 & 98SE のみ ( Me には付属していません )
PC
が調子悪くなり、ドライバーやソフトを入れ替えたりしても改善されない場合、
最終的にはリカバリー( OSの再セットアップ
)という事になるのですが、
その前に
システムファイルチェッカーを試してみましょう。
●壊れているファイルを元に戻します。
システムファイルチェッカーを使うと、壊れたシステムファイル(OSに標準で用意されているシステムファイル)を元の状態に戻す事ができます。
正確にはOSインストール用のディスクから元のファイルを上書きする事で元の状態に戻せます。上級者の方は、新しくソフトやドライバーをインストールするたびに起動して情報を更新しておくのが正しい使い方ですが、初心者の方はむやみに情報を更新しない方がいいです。
新しく出たソフトが、システムのファイルを上書きした時、OSにその情報が無く、間違って「壊れている」と判断される場合もあるからです。
もしそのまま「抽出(修復)」してしまうと、そのファイルだけバージョンが古くなってしまってソフトが動かなくなる可能性があります。ですから、初心者の方は 「もうリカバリーしか方法が・・・」 という時に最後の手段として試してみる事をお勧めします。
●修復の方法
アクセサリ → システムツール → 「 システム情報 」 を起動します。
ツールメニューの「 システムファイルチェッカー 」 をクリックします。
ファイルチェック中にいろいろ聞いてくると思いますが、「壊れているようです」と表示されるファイル以外は「無視する」を選んでおきましょう。
壊れている場合は「抽出する」で修復します。次の3つは「壊れている」と報告されても実際には壊れていません。
修復(抽出)しても問題はありませんが「無視」してかまわないです。
※ USER.EXE
メーカー製のPCでよく表示されます。独自のロゴを埋め込んでいるため標準と違うファイルになっているせいです。※ EXTRAC32.EXE
※ ADVPACK.DLL
IE 5 以降をインストールすると表示されます。抽出元には OSのインストールディスク(Windows のCD)を指定します。
リカバリーディスクしかない場合は(SEまでのPCには必ず付いていると思いますが・・・)次のパス(フォルダー)を指定してみましょう。しかし、環境によって多少違います。
C:\WINDOWS\OPTIONS\WIN98
C:\WINDOWS\OPTIONS\CABS
●壊れていない・・・
PCの調子が悪いからといって、必ず何かのファイルが壊れているとは限りません。。。
いろいろ手を尽くした結果、打つ手が無くなった場合は・・・ リカバリーするしかないでしょうね。
ちなみに、メーカーサポートでは、必ずリカバリーするように言われます。(笑)
個人個人のPC環境まで把握できないので、そう言うしか無いのは仕方ない事なのです。リカバリーする前に、必要なファイルはバックアップしておきましょうね。