PC Tips ●

【 デフラグって何? 】


パソコン雑誌などに 「デフラグするといい」 とよく書いてあります。
デフラグって何でしょう? それをすると何が良くなるの?

●デフラグ = デフラグメンテーション

今のパソコンには必ず 『ハードディスク』 というデータの記憶装置が付いています。
ハードディスクは磁気によってデータを記録する装置で、読み書きの方法や速度は違いますが、カセットテープやMDと同様に何かを保存しておくためのものです。
パソコンで何か作業をする時は、このハードディスクにデータを書き込んだり読み込んだりするのです。
録音、再生 を繰り返しているようなものですね。

ハードディスクに記録されているデータは、何度も読み書きを繰り返すうちに 『断片化』 という現象を起こします。
これを フラグメンテーション と言います。

断片化してしまったデータを修復するのが 『デフラグ』 と呼ばれる作業なのです。

では、なぜ 断片化 は起こるのでしょうか。

●空いたところに書き込む

ハードディスクは決まった大きさに区画整理されて使われています。
そこにデータを記録していくわけですが・・・

ソフトA 書類A ソフトB □空き容量

この状態で 書類A を削除すると、

の状態になりますね。 この状態で削除した 書類A よりサイズの大きい書類を保存すると、

連続した空きスペースに入りきらずに途中で分断されてしまいます。
これが 『断片化』 です。

実際には複数のソフトが頻繁にデータを書き込んだり、一時ファイルを削除したり、という作業を常に繰り返しており、パソコンを起動して何もせずに終了しただけでも 『断片化』 は起こります。

●断片化が起こると?

データの断片化が起きると、読み込みや書き込みに余分な時間がかかります。
並んでいれば一気に読み込めても、バラバラに配置されていたのでは行ったり来たりしなければいけませんね。

今のパソコンに内蔵されているハードディスクは、読み書きにCPU(パソコンの頭脳)を必要とします。
読み書きの処理に時間がかかれば、そのぶん他の作業にも時間がかかってしまうのです。

パソコンには、ハードディスクからのデータ読み込みを速くするために 『先読み』 の機能があります。
これはデータが連続している事を前提に先読みするのですが、データが断片化していると不必要なデータを先読みしてしまう事になり、無駄なメモリーを消費してしまいます。

※ 断片化がひどくなると、処理速度が低下し、メモリーが消費され、エラーの原因にもなってしまいます。

●デフラグすると

デフラグは断片化したデータをパズルのように並べ替えて連続した領域に書き直してくれます。
これによってアプリケーション(ソフト)の起動が速くなったり、データの読み込みや処理がスムーズになります。
また、アプリケーションが起動する時に必要なファイルを解析して、それらも連続した領域に並べる事でアプリケーションの起動時間が速くなるようにもしてくれます。

 
 
 
 

この作業には、かなりの時間がかかります。
また、起動中のソフトや開いているデータは移動できずにスキップされてしまうので、デフラグ中は全てのソフトを終了しておく事が大切です。

●どれぐらいの頻度でデフラグするの?

パソコンをどのくらい使っているかで期間は変わりますが、1ヶ月に一度くらいやっておけば毎回のデフラグにもそれほど時間がかからなくていいと思います。

スタートメニューで 「プログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」 を開くと [ デフラグ ] があります。
クリックすると起動します。

[ 設定 ] ボタンをクリックして、『プログラムファイルを整理して、プログラムの実行速度を速くする』にチェックが付いている事を確認して下さい。
『ドライブのエラーを調べる』は時間がかかりますので、時間がある時にだけチェックを付けましょう。

[OK] をクリックして ドライブを選んだら [OK] をクリックします。
[詳細の表示] をクリックすると並べ替える様子や断片化の状態が ビジュアルに表現されるので面白いですよ。

●注意点

デフラグ中はハードディスクに常にアクセスしています。
絶対に電源は切らないように注意して下さい。
途中で中止する場合は [中止] ボタンで中止してから 終了するようにして下さい。