目指せ1級!

  スキーのバッジテスト1級(SAJ)取得までのストーリーを.
赤裸々につずったページです・・・・              .
  今シーズンは終了。1級取得は来年に持ち越し。果たして .
 21世紀に合格する事ができるのか!?           .



・2級 1st Try
    
・1級 1st Try
・2級 2nd Try

・2級 3rd Try



〜 2級取得への道 〜

◆ 1st Try

  初めて2級を受けたのは7年前の竜王で私が21歳の時でした。
  スキーを始めたのが10歳だったので、自分では2級なんて楽勝と思ってました。
  が、しかーっし! 見事に不合格・・・。当時自身満々だった私にとってかなり
  ショッキングな出来事でした。
  
  当時の2級種目は、
     ”シュテムターン”,”パラレルターン”,”ウェーデルン”,”総合滑走”
  の4種目でした。
  点数は覚えてませんが、当時を今振り返ると受からなかったのは当然だと思います。
  と言うのも、それまで私は我流のスキーで、基礎を全く解っていなかったからです。
  
◆ 2級 2nd Try
  1998.2 野沢温泉
  あのショッキングな出来事から7年、向上心を持ちながらこの7年間滑りまくり、
  かなり上達したのではないかと私自信思い、2回目の挑戦の場を野沢温泉としました。
  とりあえずいい機会なのでバッジテストコースのスクールに入り、2.5日間基礎を
  教えてもらいました。
  
  2級の種目は変わりませんが 昔と呼び方が変わってました。
    シュテムターン  −> ステッピングターン 踏み出し
    パラレルターン  −> パラレルターン 大回り
    ウエーデルン   −> パラレルターン 小回り
    総合滑走は変わらず。

-- 訂正とお詫び --
  シュテムターンとスッテッピングターンは全く違う滑りでした。
                          (’99.1.17)


  私の中でのネックはパラレルターン小回り(以下 小回り)でした。
  以前から 少し急な斜面で小回りをすると、スピードが出てしまうと言う
  事があり心配でしたが、スクールに入ったおかげで急な斜面でもスピード
  を押さえる事が出来るようになりました。

  そして迎えたテスト当日、天候は雪&風・・・・
  視界が悪く最悪のコンディションでした。

  1種目め ステッピングターン 踏み出し
     これは自信があったので悪天候の中でも無難にこなして
     問題ありませんでした。

  2種目め パラレルターン 大回り
     これもさほど問題無くこなし問題無し。

  3種目め 総合滑走
     やっちゃいました・・・・・
     この時雲の切れ間から日がさし、少しすると
     雪は止み、視界も良くなり滑りやすくなったんです・・・
     それが私の緊張の糸を切ったらしく、基本を無視した
     めちゃくちゃな滑りをしてしまったんです・・はぁ〜・・

  4種目め パラレルターン 小回り
     気を取り直して最後の種目。再び気を引き締めて滑り、
     自分ではまずまずの滑りをしました。


  全ての種目が終わり、結果が出るまでの間休憩をしてましたが、
  総合滑走が気になって・・・
  いよいよ運命の結果発表。
  ホールの壁に結果が張り出され、そこに群がる受験者達、今回
  受験したのはおよそ100名、受かるのは20%程と言う。
  私も平常心を装いながら私のゼッケン番号91を探す。
  合格者には○印がついている(確か○印だったと思う)。
  88,89,90・・・・91は・・・目をかっぽじって
  よーくみました、何度も何度も確認しました、・・・・・・・
  ショッキング リーターンでした。
  
  家に帰る車中静かだった事は言うまでもありません・・・・(笑)
  来年頑張ろう!
              
パラレルターン  大回り    70.0 
パラレルターン  小回り    70.0 
ステッピング ターン   踏み出し   70.3 
総合滑走            69.0 
合計得点           279.3 
各種目70点以上がPASS・合計で280点以上であれば合格
   *   一緒に受けた人の話によると野沢の検定は難しいと言うことでした。  *    *   その人は今回で5回目と言ってましたが、残念ながら不合格でした。  *    *   だからこそ野沢で取りたいと思ってます・・・・           *
◆ 2級 3rd Try
  1999.1.17 野沢温泉
  ショッキング・リターンからはや1年が過ぎた。
  今回は会社で「スキー合宿in野沢」(ただのスキー旅行なんですけどね・・)の誘い
  があり、ちょうど滞在中にバッジテストもあったので参加しました。
  
  2泊3日の合宿で、3日目の午後にバッジテストだったので最初の2日間は練習にあて
  ることができました。野沢の状況は前の週に記録的な大雪で積雪量・雪質ともに問題無く、
  また、滞在3日間、日中は殆ど雪は降らず、夜に5cm〜30cmの降雪があり、翌日は
  また良い雪になるといった理想的な状況でした。

  そして、バッジテスト当日、朝は雪がかなり降っていたが、9時ころのは雪もやみ、日が
  差しベストな状況になりました。
  今回バッジテストを受けたのは会社の先輩Yさんと最初はあまり乗り気の無かったKさん
  と私の3人です。

  先輩2人は検定初挑戦と言うことで午前中に2級の事前講習を受けることにしました。
  2時間という短い時間でしたが、ターンについての基礎を沢山学んだ。
  ターン時の加重,抜重、足の裏で加重の圧を感じ、ヅレが無いよう角付けをしっかり行う。
  角付けされた板に加重することによって自然と弧を描く・・・・etc。

  そして、テストの時間の午後1時。この頃にはすっかり良い天気になり、日差しが暑いほ
  どでした。

  1種目め パラレルターン 大回り
     事前講習の後練習で検定バーン(バッジテスト本番で使用するゲレンデ/場所)を
     滑った時にバーンが結構ごつごつしていてターンの時板にひっかかっていたので、
     少し不安があった。
     すべる前にイメージを作っていたが、イメージした全てを出すことはできなかった・・。

  2種目め ステッピングターン 踏み出し
     前回これは自信のあった種目であったが今回は何かひっかかる・・。午前中の講習で
     100%飲みこめていなかったのだろう。
     それでも、滑り終わった後の手応えとしてはまずまずであった。

  3種目め パラレルターン 小回り
     暴走せずにしっかりとスピードを押さえて滑ることが出来たが、リズムが乱れたところ
     があった。しかも、ゴールのポールからそれてフォールラインを修正した時に少し後形
     になったのが自分で分かった。はぁ・・・。不安がよぎる。

  4種目め 総合滑走
     前回はこれで泣いた。
     組み立てとして、前半大回り、後半は小回り。(殆どの人はこのパターン)
     大回りはいいとして、小回りがやはりリズムが崩れた感があった。
     不安がまたまたよぎる・・・。
     全く自信が無いわけではないが、合格ラインの280点を考えると受かっても
     ギリギリか・・・と言った具合だ。

  結果が出るまでの30分、遅い昼食とビールでお互いの労(?)をねぎらいつつ、
  半分反省会となっていた。

  そして、3時。合格発表のある建物へみんなで向かうが、昼食中からそわそわしていた私
  は一人早歩きで進む。建物の中に入ると既に壁には合格発表の紙が貼り出されていた。
  そそくさと貼りだしに歩み寄り一目散に63番を探す。上から順に目を運び63を探すの
  では無く、一気に63のところへ目を向けた。ドキドキした。そして次の瞬間には顔がだ
  らしなくなっていたのが自分でも分かった。そーです!そーなんです!!合格してたんです。
  ふと我に帰り、緩んだ顔を修正してから先輩のを見てみる。最初バッジテストに乗る気で無
  かったKさんも合格していたがYさんは・・・・。
  その後登録を済ませ、バッジと2級合格証を手にし、Yさんの事を気にしつつも顔が緩む。
  Yさんゴメンネ。
  Yさんゴメンネと思いつつもやっぱり顔が緩んでいたことは言うまでもない。

              
パラレルターン  大回り    70.7 
パラレルターン  小回り    70.7 
ステッピング ターン   踏み出し   70.0 
総合滑走            70.3 
合計得点           281.7 
各種目70点以上がPASS・合計で280点以上であれば合格

   *   今回少し気になったことがある。それは採点が少し甘くなっていた気がした。*    *   自分では大回り、小回りの点がもう少し低かったのではと思う。      *    *   野沢の検定は難しいと言うので野沢で検定を受けたんだが・・・      *    *   もし、実際に採点が甘くなっているのなら以前のような厳しい採点に戻して *    *   欲しいと思う。野沢で受かったことがものすごく喜べるように・・・。   *    *   まぁー実際嬉しかったですけどね(笑)。                *
◆ 1級 1st Try
  2000.2.27 八海山
     めでたく2級をGETすることが出来俺。勿論次の目標はここのページのタイトルにも
  なっている”1級合格”だ。 ということでやってきました八海山。本当は野沢の予定だ
  ったんだけれど都合によりここになりました。聞くところによるとここ八海山も合格する
  のは難しいらしい。1級を受けるのも初めてなら八海山も初めて、なにより今シーズンか
  ら種目が変わったという事があるので、2日間のスクールに入った。

   今シーズンからの1級の種目は大回り(カービング),中回り(カービング),総合滑走,
  中回り(コンフォード),中回りから小回り(コンフォード)である。最初の3種もは午前
  に行う。件定員が一人付き、これらの種目を何度か滑り、その都度採点され、一番良かった
  滑りが採用される。あとの2種目は今まで通り、検定員が3人いて、チャンスは1回であ
  る。いままでとかなり違う種目かつニュアンスなのでそこでかなり困惑した。それぞれの
  3種目を簡単に説明すると
    ・大回り(カービング)
		カービングと言っても1級のこの種目では”カービング要素を含めた”滑り
		になる。滑り的にはターンの時に雪を押し出す感じだ。エッジを立ててのタ
		ーンでもなく、板をずらしてのターンでもない。押し出す感じだ。カービン
		グでの滑りはある程度のスピードが要求される。
	・中回り(カービング)
		これは上記の中回りバージョン。
	・総合滑走
		ここでいう総合滑走は実質的にはカービングの種目での組み合わせとなる。
	・大回り(コンフォード)
		昨年まではこんな言葉聞いたことが無かった。なんでも「快適な」と言う意
		味だそうだ。その意味の通り快適に見えるような滑りをしなくてはいけない。
		カービングではターン時に雪を押し出すような感じだったが、コンフォード
		は板をずらすイメージだ。コンフォードは”快適な”と言うだけにスピード
		は出さず、抑えてすべる事が要求される。
	・中回りから小回り(コンフォード)
		これは上記のあわせ技。ターンの変わり目に注目され、小回りになった時に
		十分に減速され、違和感の無い切り替わりになっているか。これは難しいぞ。
		

  といった事を2日間のスクールで教わって検定当日、1級受験者は25名。さぁー俺は果
  たして20世紀中に1級合格を果たせることが出来るのだろうか?天候はと言うと、朝起
  きると雪が降っていて、ゲレンデに行くころには物凄い大雪となっていた。それだけで俺
  はの気分はダメダメ君になっていた。と言うのも俺はサングラス(度付き)をして滑るわ
  けだが、大雪だとサングラスに雪が付着するは曇るはで全くと言っていいほど前が見えな
  いのだ。しかし、検定を始める頃には小雪になり日差しも少し射すようになった、これで
  言い訳がきかなくなってしまった。。。。そんななか検定スタート。

  午前の部
	順番は無く、大回り(カービング),中回り(カービング),総合滑走を何回か滑る。
	今回は大回りと小回りは約5回、総合滑走は2回滑った。
	 ・大回り(カービング)
		この種目は自分の中で自信のあった種目だ。何回か滑るたびに検定員はアド
		バイスをくれる。このアドバイスが自分を惑わす。。と言うのも、2日間の
		の講習中にその時の先生に言われたアドバイスとこの検定員の言う事が異な
		るからだ。とは言ってもまぁーまぁー納得のいくすべりが出来たんじゃない
		かと思う。
	 ・中回り(カービング)
		大回りが自信があっただけにここでもまずまずだったと思う。しかし、先に
		も説明したが、午前は何回か滑ったうちのいい滑りが採点される。ここで何
		回かと言うのがくせもので、俺自身がちょっと緊張感がなかったかなぁーと
		後で思った。
	 ・総合滑走
		総合滑走は本来組み立ては自由だが、検定員によっては種目を限定されるか
		も。といった事を講習中に聞いていた。今回の検定員は大回りと小回りを見
		たいという事だった。たいていの人は大回り―小回り―中周りの組み立てで
		俺もそれでいった。

  午後の部
  	午後は今まで通り、検定員が3人いて1種目1トライだ。
	 ・中回り―小回り(コンフォード)
		これが自分の中で一番難しいと思った種目だ。ターンの切り替わりでエッジ
		を立てすぎて急に減速しないように注意した。何故急に減速してはいけない
		のかと言うとそれはこの種目がコンフォード(快適な)だからである。急な
		減速は快適に見えないからダメなんだって。変わり目はずらしを少し多めに
		して、流れのある滑りにしなくてはならない。この種目は自分の中で落とし
		ても構わない種目だったので、合格ラインに行ってたらラッキーと言った具
		合だった。
	 ・中回り(コンフォード)
		これはまずまずだったんじゃないかと思う。講習中は、ターン時に内向にな
		ること散々注意されたので、講習中から意識して外向(ぎみ)に注意してい
		た。その他の注意点は一連の動作をスムーズに。これが結構難しいんだよね
		ー。一連の動作の中で静止してる時があっちゃいけないんだって。自己評価
		では、、んー何とも言えないといったところだろうか。


   全ての種目が12時30分ころに終わった。ここでは午前の部・午後の部と言っている
  が、実際は続けて検定を行う。いつもの事だけど、試験が終わるとホットするよね。結果
  が出るのは15時、やけに長い時間待つ事になる。おっと説明するのを忘れていたが合格
  ラインは平均で70ポイント以上(何故か今回からポイントと言う)。5種目で350ポ
  イント以上が合格となる。
   15時になり発表場所に行く。紙の貼り出しを勝手に見るのかと思いきや、先生が出て
  きて発表するらしい。俺の検定番号は「6」。。。そして一級の発表。「1番xxさん」い
  きなり一番が合格だ。その次に先生が言ったのは。。。。「8番xxさん」。。あれれ。。。
  落ちちまったよ。まぁー1級を初っ端から受かるとは思っていなかったが、受かるつもり
  で受けていたので、やはりショックだった。おっとここでまたまたいい忘れていたが今回
  の検定ツアーはNAICEと二人で来ていた。そのNICEは2年前に2級を持っていたが、1級
  検定は初めてだった。NICEの番号は5番。。二人して撃沈と相成った。。。しかし今回俺
  が一番ショックだったのが合格ライン(1種目70点以上)に達している種目が1つも無
  かったという事だ。やはり1級は簡単には行かないね。。。今回の合格者は25人中9人
  だった。なかなか厳しかったぞ!。来年もTRYするっす!!
              
大回り(カービング)    69 
中回り(カービング)    69 
総合滑走          69 
中回り-小回り(コンフォード)   69 
大回り(コンフォード)   69 
各種目70ポイントが合格だが、合計で350ポイント以上であれば合格(平均70ポイント以上が合格)。
   *   今回気になった事はイントラだ。イントラは何人もいるが、スクールで   *    *   滑りのニュアンスが統一されていない気がした。スクールで言われた事と  *    *   検定中に件定員に言われた事が違うからだ。俺だけではなくほかの人も違う *    *   事に戸惑いながら検定を受けていた。もしスクールのイントラの中でそうい *    *   った事が確認や統一がされていないのなら、それは問題だと思う。     *    *   ちょっと不信感の残るツアーだった。。                 *


[ TOP ]