詳細設定
〜長い上に、物語には殆ど関与しないので、読みたい方だけどうぞ〜
< 魔女術 能力 巫女姫 香水 護符 星廻りの指輪 エリー ルコイエ 刻印 >
・魔女術・
いわゆる『Witch=賢い女』の考えに元づく、古いタイプの魔女の魔法。
自然を尊重し、薬草やハーブや石を使って治癒を行う。霊的、まじない的な術が主。
エルスがよく使用していたのは以下の通り。
『幽体離脱』
眠っている体から精神だけ抜け出し、移動する能力。
そのまま物を運んだり、外見を自由に変えたりすることが可能。
実体化する時は、小さい方が楽(魔力を使わない)なので、幼女になることも。
また、最近は動物になることも出来るようになった。(主に黒猫)
『遠見』
遠くの景色や出来事を、離れた場所で見る能力。エルスは場所を限定し、
視覚・聴覚を常にそこに合わせる代わり、そこで起きる痛みも共有していた。
『精神感応』
周囲の強い感情…哀しみ、怒り等を知らず知らずのうちに拾い上げる能力。
意図した術ではなく、エルスは特にマイナスの感情に感応しやすい。
『命の糸』
相手の命の糸を体に結び付け、その人の生死がわかる状態にする。
ただし、その人が死んだ時の痛みを、結びつけた場所に負う。
糸を自分の心臓に結びつければ、相手が死んだ時、自分も死ぬことになる。
アサミィー(魔女の短剣)は『魔女術』など参考にしましたが、
魔法の内容は、かなりオリジナルが入っています。
・能力・
エルスがヴァンパイアとして使える能力は以下の通り。
他、治癒力が上がる、身が軽くなるなどの身体的特化があり。『血を操る』
自分が流した血を自由に操り、結晶化したり、生き物を作って従僕にしたり出来る。
リーは血を媒体にして作った従僕で、自分の血液から自在に取り出し、戻すことが可能。
鳥の代わりに、赤い蝶を無数に出すことも出来る。
『吸精』
薔薇の生気を吸い取る。自分の意志は関係なく、触れた薔薇は全て枯れる。
後に、コントロールが可能に。
『霧化』
自分を霧状の体に変える。肉体よりも早いスピードで移動し、何処ででも実体化可能。
弱点としては、雨の日の体調が不良なことと、日の光がやや苦手なこと。
ヴァンパイアの能力は有名ですね。
全ての能力(あるいは弱点)を持っていると、大変なのでいくつか選びました。
ヴァンパイアとしては、やや弱めのイメージです。
・巫女姫・
エリュ―シアは元々、異世界の国の生まれ。
その国は、表向きは敬虔な信教国家であり、神殿が強い力を持つが、
カバラの魔術儀式…『セフィロトの道』を使い、人を神に近づける実験が行われていた。
エリュ―シアは、ありとあらゆる力に感応し、それを増幅し伝導する、非常に受動的な力を持つ。
それは、精神と肉体の生き物である人間の能力を、神殿が操作し、純度を高めた結果。
その力ゆえ、元々精神的な存在である『絶対神』の、物質界への干渉力を高めることができる。
エリュ―シアは七番目の巫女姫であり、第四セフィラ、ケセド(慈悲)を司る。
そのため、ケセドの神、創造主エルの末端的存在として育てられる。
彼女は、物質世界に神を降臨させる生贄としての役目を負うと共に、
死後、その魂は絶対神に取り込まれ、その一部となるよう定められていた。
しかし、生贄の儀式は失敗に終わり、エリュ―シアは降臨する筈だった神の一部を、自分の中に封じ込める。
創造主エルの力…それは裏を返せば、今の世界を滅ぼす素質でもあり。
故郷の国は跡形もなく消え去り、そこに住む人々はエリュ―シアともう一人を残し死に絶えた。
本来なら、神の罰を負う筈の死んだ人々の魂をも、エリュ―シアは体内に抱え込む。
同時に、自分が殺してしまった人々の死霊が業となり、彼女の巫女としての能力を封印した。
某国で起こった、魔王と生命の樹…セフィロトの核との戦いで、
聖なる力を誘発したエルスは、自分に封じていた神の欠片を逃がしてしまう。
結果、彼女が生まれた世界は完全に滅び去る。
その時の傷と、現在いる世界に属さないことで、エルスの存在は希薄なものとなり、
愛する方に希い、その方の血族となることで、辛うじて存在を繋ぎ止める。
闇の者となったエルスは、神の支配を打ち切ることが出来た。
同時期に、失っていた十二歳までの記憶に触れ、『エリュ―シア』の記憶の一部を取り戻す。
記憶の欠片を自分から完全に切り離し、別の人間として生かすために、
信頼する魔術師の方に肉体の制作を依頼する。
そうして、生まれた『シア』は、不完全ながら巫女姫としての力を保持している。
……『絶対神』の定義や、セフィロトの存在が人によってかなり違うので、
あまり表には出せない設定でした。
巫女の力のイメージは、憑坐、贄、人柱といったやや日本的なもの。
超次元的なものの神的能力を増幅するための寄代。
・香水・4>
エルスが頂いた香水は、『TRESOR』というもの。
申し訳ないことに、PLが殆ど香水を知らないのでお店で探してきたのですが、
甘くて可愛い香りでした。エルスはいつもこれを身に付けているようです。
・護符・
惑星の護符(Pentacies)は、『ソロモン王の大いなる鍵』より。
土星が7、木星が7、火星が7、太陽が7、金星が5、水星が5、月が6の合計44種の護符。
天使の護符(Talisman)は『アルマデ―ル魔術』より。
ツァドキエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル、カマエル、ミカエルの6人の大天使を召還する。
ただし、人間時のエルスは魔力もなく、儀式時間も短縮するため、召還には代償を必要とした。
とある方を生き返らせる際、エルスが召還したのは癒しの天使であるラファエルと、神の剣と言われるミカエル。
それぞれ、代償として視力と歌声を差し出している。
盲目となったエルスは、ある魔術師の方に道案内の杖を頂き、楽士として暮らしていた。
その後、ある方のお陰で、視力、歌声共に回復している。
……和訳は両方『護符』ですが、ペンタクルとタリスマンで違います。
惑星の護符は、護符に惑星の精霊の力を溜めて使うお守りみたいなもの。
天使の護符は、それを使用して天使を召還する(当然悪魔の護符もあり、悪魔も呼べます)
魔術道具というか、小型魔法陣みたいなものでしょうか。
・星廻りの指輪・
七つの大罪の一人であり、ソロモン72柱の一人でもある、悪魔アスモデウスに貰ったもの。
ある魔術師と知り合いになったエルスは、その魔術師の術に巻き込まれ、
アスモデウスの居城に、時空転移をしてしまう。
自分の魂と体を賭けてかの魔王とゲームをし、如何様をして勝ち残る。
その時に、褒美として戴いたのがこの指輪で、姿隠しなどの力を持つ。
魔術師が帰還した後も、エルスはそのまま暫く城に滞在していた。
まぁ、ほぼ某イベントそのままの内容です。(笑)
・エリー・
ソフィアの持っていた人形エリーに、シアの魂が宿ったのは偶然ではなく。
昔、神殿でエリュ―シアに出会ったソフィアが、髪を一房貰い、それを使って人形を作って貰った。
自動人形のエリーは、故郷が滅びた時、ソフィアの唯一の持ち物であったその人形を元に作られたもの。
エリーという名前も、幼い憧れを込めて、巫女姫エリュ―シアから取られた。
その憧れの巫女姫が『破滅の獣』であることを、ソフィアは知らず。
また、自分の故郷の人間が一人だけ生き残っていることを、エルスは知らない。
レテ河に消える筈だった、幼いエリューシアの記憶は、エリー人形に宿り、
無意識にソフィアの力に感応し続けることで、普通の魂程に成長を遂げた。
ソフィアが生き残り、エリューシアの記憶が残ったことで、神の封印は完璧ではなくなり、
エルスに様々な変化が起こりました。
・ルコイエ・
オーレ・ルコイエ。アンデルセン童話に登場する夢の精で、
死(タナトス)と眠り(ヒュプノス)の兄。
私の物語には、よく出てくる名前です(苦笑)
・刻印・
エルスを花に例えるなら、やはり野にある草(雑草)でしょうか。
弱そうに見えて、抜くのが難しく、ささやかな小さな花を咲かす…というイメージです。
彼女はよく、百合の名を付けられますが(フレアとか)あれは、刻印の所為なんでしょうね。
しかも、最初は百合の形をした刻印ではなく、フラ・ダ・リ(白百合の紋章)のイメージでした(苦笑)
中世の魔女狩りで、実際に魔女に焼印を押した、その印です。
フランスでは、ブルボン王朝の紋章である白百合だったそうですので…
今は、素敵なイラストの影響もあり、自分でも本当に百合の形の烙印で定着しつつあります。
百合は聖母マリアの象徴。それを堕落した女(魔女)の烙印にするのはありそうな気が……
ちなみに、エルスは烙印を押された時は、まだ魔女ではありませんでしたし、清らかな巫女でした。
烙印を押され、放浪して伽を覚え、辿り付いた場所で魔女術を習うことになります。
色々書きましたが、やはりPCチャットはその場の流れと
会話の相手が大切だと思っています。
この設定は固執するものではありませんし、
PCを立てる時の土台ぐらいに思って戴ければ幸いです。