Els エルス(前略プロフィールへ
 
本名 エル・エリュ―シア/エルステラ
通称穢れた神の羊/災いの魔女/神喰いの獣
種別 性別/女 年齢/二十代 誕生日/1月1日
(本当の誕生日は不明)
種族/夜魔族・ヴァンパイア(元は人間)
属性

守護石
無属性 ニュートラル/カオス
透明な青に、一滴の血を混ぜた色
青菫石(アイオライト)
設定 全てを無に還す混沌(カオス)を信奉する若き魔女であり、吟遊詩人。
銀の竪琴を巧みに操り唄を歌うが、その声は傷ついた者だけが惹かれるもの。
他人の精神…特に負の感情(哀しみ、苦しみ、痛み)に感応しやすい。
生き血を飲むのを厭うせいか、魔族としては体が弱く、ヴァンパイアの能力もあまり高くない。 関わった相手の運命を歪め、災いを招く性質があると言われている。
体内に、滅びた故郷の人々の魂を抱えており、無数の燐光として具現化する。
 
性格 絶対の秩序を嫌い、光にも闇にも従わない。彼女を動かすのは心を許した人のみ。
常時は穏やかな笑みを浮べ、立ち居振舞いもおっとりしているが、時に命を掛けた勝負に挑むギャンブラー。 ただし、相手の身に傷を付けることは苦手。これは性格というよりも、火が水を苦手とするような本質的なもの。
最初で最後の恋を奉げた方に、一途な想いを抱く女性としての一面も。
過去 幼少時は異世界の神殿で、神の生贄となる巫女姫として育つ。
十二歳の時、祭りの祭壇で一度殺されるが、神に喰われる筈だった魂の内側に、逆に創造主エルの力を封じる。
その罰として故郷を滅ぼされ、神の力で甦った肉体から記憶を消され、世界・次元・時代を放浪することとなる。歌を唄い、楽を奏でる傍ら、夜を鬻ぐ伽姫でもあった。
王国
にて
旅の果てに辿り着いた国で、沢山の人々と出会い安らぎを知る。
エルの力によって死にかけた時、とある方の力により夜の一族に覚醒。
神の支配を振り切り、想い人の傍に留まり続ける。
彼が許してくれる限り、永遠という長い刻(とき)を共にしたいと願っていたが…。
その後 元々異世界の住人であるエルスは、この世界との縁が薄く、その存在も不確かなもの。
恋人に別れを告げられると、この地と自分を繋ぐ楔(くさび)を失い、幻のように消滅してしまう。 彼女の幸せを考えた配慮でもあったようだが、それを知るべくもなく…。
しかし、自分が消えることへの責任を負わせまいとするのと同時に、いつか呼び戻して欲しい、 という小さな願いを残して、恋人に血の欠片である赤い鳥を託し、長い眠りに付く。
記憶の多くはシアに流れ込み、その魂は、天界に囚われる筈だったが、天使たちに見付かることはなかった。
容姿 膝まで届く長い黒髪と、菫青石を思わせる蒼い眼を持つ。
瞳は石の特性と同じく、僅かに色を変える。普段は深海のような暗い青。
肌は透き通る程白く、一見石に刻まれた人形に見えるほど生気がない。
左胸に、神より付けられた魔女の烙印(白百合)と、右胸に、魔王より付けられた闇の刻印がある。魔王に逆らうと、 刻印が心臓を焼くらしい。
服装
 
以前は旅暮らしだったせいか男装だったが、白いドレスを好み、ストールを身に付ける。
装飾 左手に輝くのは、想い人から贈られたシンプルな白金の指輪。 裏にブルーダイヤを嵌め込んだそれは、彼のものと対になっている。 同じく彼から頂いた甘い香水をほのかに纏い、自身の清しい不思議な香りとなっている。 両耳には、二人の絆を守るアレキサンドライトのピアス。
外出時は太陽の力を秘めた赤いブローチをしており、友人からの贈り物として大事にしている。
嗜好 ワインと、紅茶、ハーブティが好き。
以前から若干菜食主義で肉類は好まなかったが、現在は、固形物はほぼ食べられない。
酒はかなり強い方だが、血にはすぐ酔ってしまうので、言動がおかしくなる。
趣味 読書と料理。焼き菓子が得意。職業柄、神話や伝承に詳しい。
持ち物 月を模した銀の竪琴、薬草やハーブの入った袋、惑星と天使の護符、
秘文字が彫られた銀の短刀(アサミィー)、星廻りの指輪(アスモデウスより)、
薬の入った金の箱、道案内の魔法の掛かった杖など。
人から贈られた物は、特に大切。
使い魔 血を媒体にして召還する赤い小鳥。名前が付いているのは一羽で、『リー』。
その他 ホワイトデーの贈り物、”小さなベリアル様”を可愛がっている。


























PLコメント

エルスの、某国での終わり方は(急だったこともあり)ちょっとバットエンドでしたが、
実はあの後は幸せになったんだな、と思って頂ければ幸いです。(微笑)

けれど、私は結局、彼女はいつも幸せだったと思っています。
エルスの初期設定は、自分を許せない自虐的な、マイナス思考人間でしたから、
やはり、あの国で色々な方と触れて、優しくしてもらって、心を開くことが出来たんですね。

それにしても、某国でのエルスの消滅は、
ベリアル様とエルスの『幸福観』の違いが大きかったのではないでしょうか。
彼女の考えでいくと『例えベリアル様に他に百人恋人がいても、お傍に自分の居場所があれば幸せ〜』という感じで。
対してベリアル様は…
『それが幸せだとは思えない。自分の傍に居ても貴女は幸せになれない』
と、仰って…。
エルスは『ベリアル様の傍に居なければ生きていけない。お邪魔になるぐらいなら、消えた方がいい』
という大変我侭なお嬢さんだったため、ああいう結果になったと。
そこで『ベリアル様はエルスを愛していらっしゃらなかったのか?』
と突っ込むと、そういう訳でもないそうなのです。
お互いに伝わらない想いのもどかしさ、のようなものを感じました。

だから、戻ってきた後は…きっと幸せになれたのだと思っています。
それは御伽噺のように、簡単なものでも不変的なものでもありませんが、
泣いたり、寂しい思いをしたり、喜んだり……全てを合わせて『幸せ』だと。
そんな日々を送れたらいいと思います。(微笑)


05.3.4 菫青