背中



貴方の広いその肩に
背中合わせに寄り掛かると
少しだけ 安心できる

私は 空を見ている
貴方は 何を見ているの?
私は 花を見ている
貴方は 何を見ているんだろう


背中越しの温もりが
大丈夫だよと言っているようで

きっと 違う場所にいても
違うものを 見ていても
途切れない この優しさ


背中越しに 私たちは笑う













傍にいなくても大丈夫、というのが、
この二人の絆。
恋愛感情とは違う、家族愛。