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たなかじょう |
田中城 |
別称:亀甲城 |
所在地:静岡県藤枝市田中 |
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形状 |
○ |
平城 |
史跡指定 |
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国特別 |
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平山城 |
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国 |
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山城 |
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都道府県 |
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陣屋・館 |
○ |
市町村 |
遺構 |
○ |
建築物 |
天守閣 |
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現存 |
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石垣 |
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復原 |
○ |
土塁 |
ー |
外観復原 |
○ |
水堀 |
ー |
復興 |
ー |
空堀 |
ー |
模擬 |
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(撮影年月 H18・8) |
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現存建築物 |
国宝 |
なし |
国重文 |
なし |
都道府県指定 |
なし |
市町村指定 |
本丸櫓、仲間部屋、厩 |
その他 |
なし |
復元建築物 |
冠木門 |
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アクセス |
公共 |
JR東海道線西焼津駅下車後徒歩25分(本丸跡まで)
JR東海道線藤枝駅から藤枝市自主運行バスで下屋敷入口下車 |
車 |
東名高速焼津ICからすぐ |
ミニ情報 |
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地図情報 |
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城略史 |
田中城は、この辺りの豪族である一色信茂が今川氏の命により築城したといわれています。永禄13年(1570)武田信玄が駿河に侵攻した際に開城させ、馬場美濃守により改造され、田中城と名付けたそうです。天正3年(1575)長篠の合戦で武田勝頼が敗北すると、徳川家康の田中城の対する攻撃が本格化します。武田氏は穴山信君をいれ守備をさせますが、天正10年落城し徳川家康の手に落ちます。しかし天正18年、家康は関東に移封となり豊臣秀吉の支配下になります。慶長5年(1600)関ヶ原合戦以降は、徳川譜代の酒井忠利(雅楽頭家)を初代藩主とし城の拡張をします。この時期に近世城郭としての体裁が整ったようです。それからは藩主は目まぐるしく替わり、享保15年(1730)本多正矩(正重系)が入封してからは幕末まで存続しました。明治維新後は廃城となり、昭和32年には市の指定史跡となりましたが、急激な市街化により相当の城域が破壊されてしまいました。
なお、今に伝わる下屋敷は、一色氏やその後裔である古沢氏の屋敷跡といわれていますが、江戸時代後期には城主の別荘が設けられ、庭園の景色を楽しんだ場所ともいわれています。
(参照「史跡田中城下屋敷(藤枝市教育委員会)」、「国別城郭・陣屋・要害台場事典(東京堂出版)」) |
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主な見どころ |
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↑現地案内板@:散在する見所が確認できます。全てを徒歩で廻るとなると、かなりの労力を要すると思います。 |
↑現地案内板A:理論上は、同心円の城郭が最も良いとされています。しかし本丸は方形であるし、当初から同心円の城を築こうとしたわけではないようです。 |
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↑本丸跡碑:現在は小学校となっており、本丸の姿をうかがい知ることはできません。注意していないと見過ごしてしまいます。校内には田中城の模型があるのを確認できましたが、当然中には入って見ることは出来ません。残念。 |
↑二之堀:地図の着色部が今も残る二之堀。甲斐武田氏により、田中城の原型が築かれた際に三日月堀などと一緒に設けられました。堀のカーブが当時をしのばせてくれますが、三日月堀は跡形もありません。 |
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↑三之堀・土塁跡:土塁は非常に良好な状態で現存しています。市街地にポッと浮き出てくるような感じですが、それとすぐ分かるくらい土塁の形状を留めています。前の畑が堀の跡になります。 |
↑本丸櫓:移築保存されている櫓で、もともとは本丸内の石垣の上にあげられていたといわれています。明治維新の際は、高橋泥舟が田中城に入り、配下の村山氏が払い下げを受けて住居として使用していたそうです。 |
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↑本丸櫓1階内部 |
↑本丸櫓2階内部:2階とはいえ、地上に比べて恐ろしく風通りがよい。この日は蒸し暑い日でしたが、ここは別天地でした。 |
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↑仲間部屋:現存する仲間部屋は珍しいそうです。下屋敷、本丸櫓と同じ敷地内に保存されています。 |
↑厩:仲間部屋に付設されている厩。中には馬が!(もちろん偽物です) |
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↑土塁跡:下屋敷内にも土塁の跡が現存していますが、ご覧のとおり、埋まってしまったのか削れてしまったのか、土塁の役にたたない土塁があります。 |
↑下屋敷庭園:築山や泉水、茶屋や稲荷社が江戸時代後期にはあったそうですが、時代とともに破壊され、いまはそれらしく復元されています。 |
入場券・パンフ等 |
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史跡田中城下屋敷パンフ:下屋敷に備え付けの無料パンフ。下屋敷の見所だけで、田中城全体の見所についてはガイドがない。 |
同裏面 |
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探訪年月 |
@H18・8 |
併設・周辺資料館 |
史跡田中城下屋敷
開館時間:4月1日〜9月30日9時00分から21時00分
10月1日〜3月31日9時00分から17時00分
料金:無料
休館:年末年始
рO54ー644ー3345 |
参考見学所要時間 |
約1時間30分(下屋敷を含む) |
お薦め度 |
私見 |
全国でも大変珍しい、同心円の形をした城郭ですが、市街化が著しくてその形状を楽しむことは困難です。遺構が散在しているので、見学には余計な時間がかかってしまいますが、無料公開されている下屋敷には本丸櫓などの現存建築物が集められており、探訪の際には手間が省けます。道筋は同心円の名残もありますので、想像力をふくらませながら見て回ると良いでしょう。というよりむしろ、想像力がないと全体像が掴むことができないと思います。 |
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城郭ファン以外も必見 |
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見逃せない対象です |
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城好きは行きましょう |
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予備知識がある方は・・ |
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マニア向け |
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初版20070508 |
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