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3004編成 (3075-76+3001〜04) 初期の更新車
3000形は3000系の最初に製造された2両ユニット×7の14両のグループで,
製造時は1372mm軌間だったものを,1号線乗り入れにあわせた京成線の改軌で1435mm軌間に改造した.
登場時の塗色は濃淡緑(緑がかった灰色)の塗り分けの青電カラーであったが,後に腰部ファイーレッド(この時点と同じ赤)
窓から上はクリーム(この時点の帯色),飾り帯の内側がグレーの最初の赤電色に変更.
更新によって3001〜3008(KS114台車)は分割可能な4両編成,
3009〜3014(FS318台車)は運転台無の中間ユニットになり6連の中間に挟まっていた.(下写真の編成など)
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3062編成 (3059-60+3009-10+3061-62)
更新前は1灯のライトだったのを更新でシールドビーム2灯式,
通称"ぶた鼻"に変更している.
またテールライトのレンズ押さえを合金製に変更しているが,
上の写真の3004と他に3054,3066の初期の更新車3編成では塗装されていた.
また,乗務員扉の上端が低いのも特徴.
3050形は最初から1435mm軌間で,赤電色で登場.
3051〜3076の26両あり,3051〜3066がKS116(汽車),3067〜3076がFS329(住友)の台車を使用.
更新後は3075-76は4両編成に対し半端となるので,成田方のみ運転台付の2両ユニットに更新されて6連に使用されていた.
(上の写真の編成)
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3070編成 (編成内容 不明)
本線筋の急行成田行き.(運行番号にKが無い)
3000系の赤電は住友のFS系の台車と汽車会社のKS系台車の2種類があり,
同じ時期製造のグループで違ったタイプの台車を使っている.
3000形から3150形まではFS(住友)が軸ばね式,枕ばね2重に対して
KS(汽車)はウィングばね,枕ばねはダブルとなっている(空気ばねの末尾Cをのぞく).
軽快なFS台車,重厚なKS台車と見分けられる外見だが,
実際の重量はほとんど同じはずで,軽快に見えるが鋳鋼枠のFS,
重厚そうだが溶接組み立て台車枠のKSと対比できる.
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3074編成 (3067〜3070+3073-74)
同じく3050形の更新車でFS329台車の編成.上の写真とは時期が違うはずで,3070は中間に入っている.
撮影場所は東中山駅の中線で当時のダイヤは日中は約10分ごとに急行,特急,スカイライナーの退避があった.
3000と3050形は先述した3000形の中間ユニット,3075ユニットなどを用いて6連になっていることが多く,
急行,特急に良く充当されていた.
また6連の各駅停車が始まった頃で,普通列車はほとんどが4連で運用されていた.
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