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3300形

赤電シリーズを3300形を紹介.

3308編成 3300型1次車
3200番台の番号がいっぱいになったからか,1968年からは3300形に切り替わり, 3301〜3316までの16両が3300形1次車とでもいえるグループ.
外観は3200形の後期グループと変化はなく,台車も3200の6M車と同じ物を継続使用. 車内は,座席の袖仕切りと縦の握り棒が一体になり,荷物棚までつながる形状となった.
3316編成 3300型1次車
台車は
3309〜3316がKS121A(汽車,軸ばね式)
3301〜3308がFS361A(住友,ミンデンドイツ式).
3340編成 3329-30+3337〜3340,1982年6月ごろ
翌1969年以降に増備された3317以降のグループは新製時から前面貫通路上と側面側窓上に方向幕が付く. 車内では,袖仕切り形状の,室内壁面〜座席前の縦のつかみ棒の間隔(座席奥行き方向)が拡がり ほぼ座面の幅になった.
3317〜3356のうち,3351と3352ははじめから欠番で38両が存在した.
特筆すべきは3121以降,続けて採用されてきた空気ばね台車がこのグループから金属ばねに戻り, 3316までの台車の揺れ枕ばねを金属に変えるのではなく別の台車を採用している.(以下続く)
3340編成,2 上とは別の時期の写真と思われる.
金属の枕ばねに変更するに当たり, 住友は3200形以前のタイプを採用,FS329Dとする一方,汽車は新たな形式のKS131としている. KS131が外観が国鉄のDT21に似たウィングばねタイプですが,まったくの別物.
京成は1435mm軌間に2800mmの車体で,側受けの幅に対して台車枠の幅が広く, KS121/FS361の両台車はベローズの空気ばねをストレートな台車枠の下に収める構造としている. 長い金属ばねをゆれ枕に使うと台車枠と枕ばねが干渉するので台車枠の揺れ枕部分の幅を狭める設計が必要だが, KS121/FS361タイプはそのままではコイルばね化ができないので各々別タイプの台車を採用したと考えられる.
3348編成
3351,52が欠番なので,2両で半端の3349,50(成田方)ユニットは3345〜3348と組み合わされた6連で使用ることが多かった.
方向幕が取り付けられても,日めくり形の行き先表示が合わせて装備されていたが通常は使用されない. また前面窓上中央よりに手すりが追加, 尾灯/急行灯のケースが軽合金製に変更されている.

台車の使い分けは下記.
※3333〜3336編成は2両ずつ台車違い,3351,3352は欠番
KS131(汽車):3325〜3332,3333-3334,3353〜3356
FS329D(住友):3317〜3324,3335-3336,3337〜3348,3349-3350
3336編成
葛飾から海神の間のカーブ区間で撮影.勾配の組み合わさったダイナミックな線形で,カントで車体を傾けて 走行する姿を見ることが出来る.
写真の3336編成は1編成の中で台車が異なる.また白い方向幕が使われているのが目を引く.
私が撮影した写真でも方向幕はみな青いので貴重な写真かもしれない.


13 May 2004 UP!

30 Dec.2003
17 Mar.2004 3300形で分離と写真追加,説明編集
13 May 2004 3336の踏み切り写真追加.

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