@ タイヤ交換,前後 A リヤブレーキディスク&パッド交換 B ステアリングステム,ベアリング分解,清掃 C フロントフォークオイル交換 |
今回は足回り中心のメンテ.タイヤ交換に合わせていろいろ一緒にやるのが最近のやり方. まずはタイヤをはずす時にパッドを抜き,キャリパーをはずす(あらかじめひもで吊っておく,今回はフレームにひもを掛ける). さらにフェンダーも取って,フロントフォークも抜く.布をタンクやカウルの上に敷いておいて, フォークを抜いたら左右のハンドルはひもで繋いで落下やケーブル類に負担を掛けないようにする. タイヤをはずす前にトップブリッジの中央のナットを緩めておく.フォークの上側のキャップ,ボルトも緩めておく. メインスタンド,ジャッキによる支持で不安定になる前にトルクのかかっている大きいボルト,ナットを忘れずに緩めるのが うまく作業するコツ. |
|
フォークの下の方の汚れが出るようにはずしたフォークを振ったり横にしておいてからフォークの下の方のドレンををはずして
フォークを伸縮させてオイルを排出.おおかた出たらキャップをはずしてスプリングなどを出す. 今回は分解してオイル交換のレベル2.ブッシュ類は交換しないのではずさない.手抜きで上側のダストシールだけ交換する. フォークは下向きにしてしばらく置いた後さらに伸縮させて古いオイルを出す. レベル1:車体に取り付けたままのオイル交換. レベル2:今回のように取り外してのオイル交換 レベル3:完全分解のブッシュ/オイルシール交換 スプリングの側面が接触で少し磨耗しているのもオイル汚れの発生源. |
|
新しいオイルはワコーズの10号.化学合成油で劣化をあまり感じない. 新しいオイルを20cc程度入れてさらに古いオイルを出した後ドレンを取り付けてオイルを注入.ある程度入れて伸縮させて 中の空気を出す.しばらく置いて中の空気を出す.その後油面を調整.正規の107mmを自分は95mmに増やしている. その替わりエア圧は大気圧に調整している.この辺は好みで調整.油面を上げると縮むほどスプリングが固くなる特性になる. エア加圧をしない(大気圧)ので普段はやわらかく,しかも底付きしにくいを狙っています.あくまで自分の好みです. 後はばねを入れて組み立てる.トップのキャップは取り付けてから本締めすると良い. |
|
ステアリングステムも分解,古いグリスを拭いて取り除く.テーパーローラーベアリングに変えてます.
CB1000SF用の社外品が流用出来る.ただし上側はシールできないフレーム形状なので純正のボールベアリングのまま,
のちょっと邪道のやり方です. ボールベアリングの時は何年かで打痕がついて中央でクリックのようになってしまう. 交換がいやなのでテーパーローラーにした.ときどき開けてグリスアップ. ステアリングのベアリングって荷重のかかる位置がいつも同じようなところなので, 中の転動体(円錐ころ)の位置を変われば接触位置が変わるので長持ちするはず. |
|
ベアリングを打ち込むのは大変なのできらい.できるだけやりたくない作業. ということで部品交換なしの分解清掃をこのようなメンテの機会に合わせて実施する. ステムのアジャストナットの締め付けトルクは規定より少なくてよい様だ. 円錐ころがくさびの様に働き,ステムの軸方向の力の割りにベアリング内部に予圧がきっちりかかるので がたが生ずることは無い. 規定トルクでは動きが渋すぎてハンドリングが変になります. |
|
リヤのブレーキ関連も交換.交換前のディスクとパッド. ディスクは使いすぎてパッドあたり面がへこみ縁が残っているので段差になっている. パッドを使いすぎるとパッドのベースの鉄の部分とディスクの縁が接触してしまう. ごらんのようにピカピカです.明らかに使いすぎ.しかも良く見るとフロントの中古のパッドを流用しています. |
|
新品のディスクとパッド,新品のタイヤ. 今回はフロントはBT39Fの純正サイズ,110/80-17, リヤはBT45Vの1サイズアップ 150/70-18としてみました. BT45Vリヤの140/70-18と150/70-18の幅は5mmしか違わないのをお店のカタログで発見. 外径は18mm大きくなる. これで乗り味や減り具合,減った後のフィーリングを見ていきます. |
|
こんなところも交換. だいぶ擦り減っています. ステップのゴムです. |
|
恒例のオドメータ写真. 来週はイベントかな? |