那覇行きの航空機に乗り込んだ私たちは、リプ話を始める。
すると客室乗務員のお兄さんがやってきた。
「お呼びでしょうか?」
「???」
私たちはどうしてお兄さんが来たかわからない。
「あっ、肘が呼び出しボタンに当たったんですね。」
と言われ、そんなボタンがあるんだぐらい思ってた。
「なにかありましたら、お呼びください。」
お兄さんが去ろうとしたとき、せっかく来てくれたのに可哀想だなと私は思い、
「なにもないけど呼んだらだめなんですか?」
…ネタが思いつかなかった。
「どうぞお気軽に」
と素敵な笑顔で去っていった。
その時、私は
「いきなりお兄さん呼ぶし、マイセさんならしかしおもしろいなあ。」
と思っていた。
後日談で、マイセさんが
「あの時、あーさんがいきなりお兄さん呼んでうけましたよね。」
と言ったのを聞いて、お互い、ボタンを押したのは自分じゃないと思ってたことが発覚。
これにはうけた。
さっきのおにいさんが飴を配りに来た。
「おひとつどうぞ。」
「ひとつしかダメなんですか?」
と言ってみた。
「僕が見てないうちにならいいです。」
と二個くれた。

島が見えてくる。あれが沖縄かな?浅瀬の所の色がすごい。
「なんですか?バスクリン?」
「バスクリンだよ、大量の!」
と、二人で窓からきゃっきゃ言って喜ぶ。テンションが上がる。
子供も大人も席を立って窓から見てる。
そして、那覇空港に到着。
そんなに暑い空気ではなかったが、南国の植物みたいなのがあって、外国に来たんだと錯覚する。
軽食屋で、昼にする。
私はミートソースで、マイセさんがトーストセットを頼む。
ミートソースについてきた、おまけのバケットをマイセさんのトーストだと思い、爆笑する。
トーストの方が時間かかるようだ。
タクシーに乗り、ロワジールホテルオキナワまで移動。
そう、このホテルはSHORTCUTS!でRYO-Zがプールで浮いてたシーンのあのホテルである。
リップと関連した場所は抑えるというミーハー魂の結果だ。
タクシーの運転手さんが観光を勧める。
しかし、ぜんぜんこれから4日間のプランも練ってないので、とりあえず断る。
チェックイン後、ベルガールのお姉さんが部屋の説明等する。
なぜか売店じゃなく、裏にあるスーパーを勧める。
売店に行ってもスーパーを勧められた。不思議なところだ。
でもこのスーパーはかなり活用する結果となる。
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