冠山(1256.6m)


2007.10.10(水)晴 岐阜市から75Km 登り1.7hr

 冠山は岐阜県と福井県の県境にあり、登山口の冠山峠へはどちら側からでもアクセスできるが、福井県側からの方が楽なようである。岐阜県側からは、国道303号から417号へと揖斐川の上流に向かい、徳山ダム(旧徳山村)の最奥から冠山林道に入る。林道を少し登ると、冠山がよく見えてくる。林道は急峻で幅が狭くまたガードレールもないので、悪天候では特に注意を要する。

 冠山峠には大きな石碑があり、付近は広くてなだらかになっており、十分な駐車スペースがある。ここからは冠山がすぐ近くに見える。

 稜線を辿る登山路には、野菊がきれいに咲いていた。

 冠山の肩には眺望の良い冠平が広がっている。
 昭和30年11月、悪天候により、この付近で二十数名のグループの遭難があり、二名が亡くなっている。

 冠山頂上付近から、同じく県境に聳える金草岳を望む。山腹には登ってきた林道がよく見える。

 頂上からは眼下に徳山ダム、はるか遠くに小さくなった伊吹山、そして360度秘境の山々が連なる大展望が得られる。この日は天気もよく、いつまでもここで過ごしたい気分であった。