≪雑学ネタ(ゲーム,ファンタジー)≫ 【アダマンタイト】 ゲームによく登場する架空の金属。原典は知らないが、堅固無比という意味のアダマント(adamant)と鉱物を意味する接尾語「ite」を組み合わせた造語と思われる。 【エリクシル(エリクサー)】 科学の先駆けは錬金術。錬金術師の目的の1つが、飲めばどんな病気でも癒してくれるエリクシルを生み出すことだった。ある時、ある錬金術師が開発した薬が、まさにこんな効果を秘めていた。それを飲ませれば、一時的とはいえ病人だって元気になるという万能薬であり、この薬は他の国にも伝わって、ウイスケ・ベサ(命の水という意味)などという名前で愛された。 このエリクシルは、現在の科学でも効果が証明されている奇跡の薬であり、当然ながら現在でも入手することができる。錬金術が生み出した命の水、ウイスケ・ベサ。それは現在ウイスキーと呼ばれている蒸留酒のことである。そう、元気になった病人は、たんに酔っ払っていただけだったのだ。 【コロポックル】 アイヌの神・・・というか、妖精というか、物の怪というか、ともかくそういう小人。名前の意味は、フキの葉の下に入れるほど小さいとかなんとからしい。非常にうさんくさい解説だ。 【タランチュラ】 10cm近くもある巨大なクモで、毒グモだと思われがちだが、実際には毒らしい毒は持っていない。 余談だがタランテラという踊りがあり、これとタランチュラを組み合わせたタランテラというジョークモンスターが登場する古いゲームがある。コンピュータゲームにモンスターとして登場するタランチュラが毒を持っているのは、このどちらかが生んだ誤解によるものと思われる(個性を持たせるための意図的な場合もある?)。「タランチュラに噛まれると、毒を抜くために踊り続けなければならない」という迷信もあるようで、これも関係しているのかもしれない。 ちなみにタランチュラとタランテラの名前が似ているのは、どちらもイタリアのタラントという地名が語源になっているからで、偶然ではない。 【ドラグーン】 日本語では竜騎兵。名前が格好良いからかゲームに時々登場する。ドラグーンはかつて実在したが、もちろん竜には乗っていない。実世界でドラグーンというと、17世紀のヨーロッパに登場して移動手段に馬を利用した鉄砲兵のこと。 【殴る】 鈍器で殴るというのは漫画ではギャグになるのだが、実際には非常に危ない。中世ヨーロッパの戦争では、金属製の鈍器は剣よりも強力な武器だったと言われるほどだ(鈍器の衝撃は金属鎧で防げないため)。その威力は、金属バットや金槌で自分の頭を小突いてみればよく分かる。力を入れなくても、これはヤバイと実感できるはずだ。そして少しでも力を入れれば病院行きだ(本当に危ないので気をつけよう。冗談でも他人で試さないように)。 【バスタードソード】 超大作RPGに非常に強力な武器として登場しているが、これは実在する剣であり、魔法の剣を凌ぐような物ではない。この名前の意味は諸説あるが、有名なのは「片手でも両手でも扱える剣」というもの。“バスター(破壊する)” とはまったく関係がなく、当然ながらバスタードソード(実在した)とバスターソード(創作?)はまったくの別物だ。 【パンドラの箱】 最後に残ったのは希望ではない。そもそも箱に入っていたのは災厄であり、希望は災厄ではない。本当に残っていたのは前兆(凶兆)。そのため人は未来を正確に知ることができず、絶望することなく希望を持って生きていけるというのが最も無理のない説。希望は箱に残ったのではなく、人に残されたのだ。 【双子座】 名前の一般的(?)な訳は、兄:カストル、弟:ポルクス。イラストでは可愛らしく描かれることが多く、男女の場合もあるが、原典ではたくましい格闘家兄弟である。この兄弟、なんと双子でありながら父が異なる。ま、神話だからね。 後日追記:双子でありながら父が異なるという例は、僅かながら実際にあるらしいです。 【マンタ(マンタレイ)・・・レイはエイの英語】 ゲームでは時々モンスターとして登場するこの魚は実在する。標準和名オニイトマキエイという世界最大のエイで、実際にはおとなしく人を襲うことはない。ダイバーと一緒に泳いでいる姿が時々テレビに映るので、見たことがある人も多いはず。 【ミスリル】 架空の金属。指輪物語という有名な小説が原典で、以後ゲームではよく登場する。 【陸と海のニ大巨獣】 旧約聖書によると、ベヒモスとリヴァイアサン(レビヤタン)は食べられるらしい。
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