過去日記(1993/01/16〜1993/01/31)



1993/01/16
明け方、みなとはどこにいるんだ?と探すと、私の足の方にまるまっていた。そして、完全に朝 になると、枕元にきていて私をつついた。午前中、みなとは私の脚にかみついてきた。が、「痛 いよ」と言うと、離れて毛づくろいしていた。雨でベランダに出られないと、みなとは部屋の中 で自分のしっぽを追って遊んでいる。ちょっと小降りになるとみなとはさっそくベランダへ行き 、もどってからうちの中をかけまわった。今日はよく動く。ずいぶん、あばれたみなとも午後2 時になると、もう疲れておねむである。夕方、私が出かけて帰宅すると、みなとが吐いたものが ある。みなとは床にほっぺをくっつけてねている。気持悪いのだろうか?そんなみなとも夜にな ると、いつものように元気良く、ベランダに出かけては掛け声をかけてもどってくる。多少、背 中につゆがかかってるが気にしないらしい。よく食べる。そして、ベッドの下の袋にもぐりこん で、黒い目だけ見せている。それから出て来てカーペットの上で毛づくろいしていた。

1993/01/17
久しぶりの晴天の朝で、みなとはさっそくベランダへ行った。私が出かける時、無言で背中を見 せてドアから出るとみなとが廊下へ飛び出すが、私がみなとの方を向いて「行ってくるよ」と言 えばおとなしくカーペットにすわっているようだ。みなとは今日は午前中はよくねていたらしい 。午後にはベランダに日光浴に行って、気持ちよさそうだった。調子づいてとなりへ行き、干し てあったふとんをくんくんしてたので、気が気じゃなかったがすぐもどってきた。午後3時前に は、みなとはまたおねむになった。夜、みなとはニボシの袋をくわえて運び、手でしっかり押さ えて袋を破き、中のニボシを食べた。獲物を獲ってるみたい。それから、お風呂場に言って水を 飲んでる音が聞こえていたが、もどってきて自分の水飲み皿でまたペロペロと飲んでいた。

1993/01/18
今日は夕方から雨が降るようなので、猫のふとんをベランダに干さず、いすの上に置いといたら 、みなとがちょこんとすわった。あい色のふとんがなかなか似合う。みなとが、にゃあと振り向 くと、とがったキバが八重歯みたいでかわいい。ベランダから目を真っ黒にして入ってくる顔も いい。そして、猫草の鉢の並びの中にまるまっている。みなとは赤いリボンにジャレるのも好き だ。リボンを引き寄せておとなしくすわったと思ったら、伸び上がっていすにかけてあった私の スカートを引き寄せて、中にすっぽり入ってしまった。

1993/01/19
朝、私が顔を洗っていると、みなとが肩に上ってきた。それから、缶詰を出すとうれしそうに食 べた。そして、クッションにまるまった。夜はみなとはちょっとベランダに行ってはもどってく る。もどってカーペットの上にいるから「みなとちゃん」と呼んでみると、大きい目でこっちを 見る。ダンボール箱でみなとが日夜ツメとぎをするから、だいぶぼろぼろになってきた。そのツ メとぎの最中の顔を見ると、とっても真剣。私がポテトチップスを食べてると、みなとがくんく んと顔を近づけてくる。みなとはよく甘える。ぐるぐるいいながらしっぽをふっている。そのう ち私の手を噛む。痛くなってくると私が相手にしなくなるから、みなとは毛づくろいを始める。 私がタバコを吸うとやっぱり1mぐらい離れてしまう。

1993/01/20
朝、みなとは洗面所で、私の肩に手をかけて背中におぶさった。それから食事をして、ふとん・ クッションをあちこちかいで、好きな所を選んでまるまった。夜、久しぶりにみなとが私のわき の下にしゃぶりついてきた。この頃、私が夕飯の用意をしている間、みなとはロフトに行ってて 、出来たころに降りてくる。みなとは風呂上りの私の肩に乗ってぬれた髪をなめる。ノッてくる とひっぱるようにするので痛い。猫の毛づくろいを思えば、あれで私も清潔にしてくれてるつも りかも知れない。猫は油が好きなせいか、ハンドクリームをつけたばかりの私の手や、ポテトチ ップスをつまんでいる私の手をなめる。でもお皿にバターを入れておいてもなめない。

1993/01/21
みなとは夜はふとんの上にずっといるようだが、数ヵ所場所を変えるらしい。今朝はじいっとす わっていたのだが、私が出かけようとすると、起きてトイレを使ってから玄関まで来た。夜はみ なとは私が手に持っているゴーヤチップスをなめてかじった。そして毛づくろいしていた。私は この頃、ハンカチを2枚縫い合わせて綿を入れたクッションのようなものをいっぱい作ってるが 、私がいない間にその中の一番新しいものにみなとがねているらしい。クッションがへこんでい るからわかる。今夜もみなとはベランダに行ったりロフトに行ったりした後、11時に缶詰を食 べた。

1993/01/22
今朝はみなとはベッドにすわったままだった。出かけるので声をかけると顔だけこっちに向けた 。夜はみなとはいつものように、ベランダに出たり入ったり、飛び跳ねている。そこいらの柱状 のものにはすぐに頭をこすりつける。缶詰やニボシを鼻にシワをよせてよく食べる。猫のヒゲは 一度生えたら一生ものかと思っていたが、本当はよくぬけかわるらしい。うちに時々抜けたヒゲ が落ちている。カーペットの上に昼間みなとが吐いたものがあった。いたって元気にかけまわっ ているんだけど。

1993/01/23
朝、みなとは私の顔の横でまるまっていた。天気が良いのでふとんを干したら、みなとがベッド の上に残っている毛布をかぎまわっていた。そして落ちついてまるくなった。昼から雪が降って きた。みなとは不思議そうに、部屋の中から、ベランダに白いつぶが降るのをながめている。夕 方には陽が出てきて、みなとはあくびしていた。今朝はちょっとせきをしたけど。私が夕飯の用 意をしていると、みなとがのび上がりながらにゃあにゃあ言うのがかわいい。みなとがトイレの 新聞をかきあげる時の横顔は安らかな様子だ。猫にとってしあわせな時らしい。それからロフト に登っていって、気に入った箱に入り、うつらうつらしている。

1993/01/24
明け方、みなとは私の顔の横にねていたが、私がトイレに起きるとついてきて、また寝る時ふと んに入れたらグルグル言ってまるまった。しかし、朝になるとまた顔の横にきていた。朝は少し 食べてすぐにふとんの上にまるまった。雪だ。夜は風呂上りにみなとがやたら甘えてくる。まる い顔や大きい目がかわいいと思う。雪が小雨に変わったので、みなとはベランダにちょっと出た が、もどってきて玄関でしきりに毛づくろいしていた。

1993/01/25
朝、ふとんもみなとのトイレも何故か90度まわっていた。今朝のみなとは私の顔の横ではなく 、足の方にいた。今朝はちょっと暖かいけど、みなとは下痢気味だ。夜もまた、吐いたり下痢し たりしている。それでも元気そうにとびまわっているが。ツメとぎでダンボール箱もぼろぼろに している。

1993/01/26
みなとは昨日は缶詰をすっかりたいらげ、今朝もうれしげに食べた。でも、まだ吐いたり下痢し たりしている。今日は天気が良いので、みなとのふとんを洗ってベランダに干すと、そこへ行っ て手(前脚)をかけてのびあがって調べていた。まだ、おなかの具合が良くないんだけど、ベラ ンダへ行ったり戻ってきたり、よく動き回る。

1993/01/27
朝、みなとは枕の横に来ていた。食欲はあるんだけど、まだおなかの具合が良くないようだ。夜 、みなとが洗面所の水道に手をかけるようにしたので、水を出してやると飲んだ。水を飲む顔が またかわいい。昨日干した猫のふとんを再び部屋のイスのうえに置くと、みなとが上がってすわ った。私は先週ヘンな匂いがすると思って体調が悪かったが、みなとの下痢もその毒が移ったの かなぁ。小雨が降ってるが、みなとはベランダへ出た。そしてあわててもどってきてトイレに行 った。またビリビリやるだろうかと心配してたら、いいオシッコしてた。そして、元気にニボシ を食べた。

1993/01/28
朝、みなとはよく食べていた。夜、帰ってくると今日はみなとが吐いたものがなかった。洗濯を はじめると、みなとは洗濯機のふたに飛び上がるので、いつもなでている。そのうち、床に飛び 降りて行って、バスルームのドアにすりより、また洗濯機に登ってくる。毎晩、それを繰り返し て遊んでいるが、だんだんドアからバスルームの中に行く距離が伸びる。それからロフトに上が ってじっとすわる。そのうち、バリバリとツメとぎを始める。そして、ベランダへ行き、もどっ ていい音でドライフードを食べる。

1993/01/29
昨夜はみなとが私のふとんにもぐってきた。朝までいた。洗濯機の上でせがむので缶詰をやった 。夜、私がお風呂から出ると、みなとが入っていって、ぬけてゆく浴槽のお湯をじっと見つめて いた。みなとはいすの上のふとんを2度も落とし、いすの背にかけた私のスカートにもぐってい る。みなとはすっかりおなかもなおって、前みたいに私が書いてるそばからノートに乗ってくる 。みなとは新しいのり入りのドライフードが気に入ったようだ。食べてはふりむき、また食べて を繰り返している。そして、毛づくろいを始めた。

1993/01/30
朝、みなとは枕の横でねていて、私と一緒に起きた。洗面所でみなとが先に首をのばして水を飲 み始めたので、私の洗面を後回しにした。それからみなとは少し食べて、ベッドにまるまった。 久しぶりに晴れて暖かい休日になった。みなとは、ベランダに干したふとんを両側からくんくん やってたが、もどってきて私の手を噛んだ。お昼にちょっと食べてベッドの行ってねてしまった 。夜、電気毛布のコンセントを入れると、みなとが電話台に飛びのってぐるぐる言う。となりか ら掃除機の音が聞こえてくると、みなとがロフトに上がって、アオーッと言う。

1993/01/31
朝、みなとはベッドの横にねていたが、起きて食事をして、洗濯機の上にすわった。テレビの上 に上がって、窓から鳥を見るのも好きだ。天気がよく昼頃、みなとはベランダに行ってた。もど ってベッドにまるまったが、2時頃起きた。3時まで遊び、またねた。夜、みなとがカーペット の上で私に噛みついてきたので「痛いよ」と言うと、やめて毛づくろいしていた。それからロフ トに行って、向こう向きにまるまってすねてるように見えたけど、私がベランダに干してあるも のを部屋に入れてると、もうパッチリ目をあいて飛び降りてきた。


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