過去日記(1993/01/01〜1993/01/15)



1993/01/01
今日は伊勢崎に一人で帰省中。去年はみなともつれてきたから、あのカーテンをよじのぼったな、と思 った。

1993/01/02
夜、東京へ帰ってきた。祖師ヶ谷大蔵駅から歩いていると、こないだ子猫を里子に出した家のキジトラ が私に甘えてきた。うちのドアをあけるとみなとがいつものように出てきた。ぐるぐる言ったり私にと びかかってきたりする。どっさり置いといたエサは缶詰は1日分しか食べてない。ニボシ、牛乳、水は だいぶ減っていた。トイレはいつものは少ししか使わず、予備の新しいほうをたくさん使っていた。

1993/01/03
いつものようにみなとはふとんに出たり入ったりしていた。朝は玄関まで追っかけてきた。帰省と違っ て私はすぐもどってくるんだけど。ともかく、昨日まで私がいなかったので、さびしかったのか、昼間 ねてるときも私のヒザにぴったりくっついている。午後3時に起きて、私が縫い物をしている糸にいつ もより激しくジャレつく。夜は玄関の横のゲタ箱でかくれんぼした。箱の向こうから顔を出したり袋に 入ったりする。それから私の横にまるまったが、ちょっとなでると、グルグルとのどならしを始める。

1993/01/04
みなとは朝、よくねていて食事もしなかった。でも私が出かけようとすると、玄関まできてぐるぐる言 った。会社は仕事初めで宴会なので午後はやくひきあげた。夕飯の支度をしていると、みなとがバスル ームに渡っているバーに上ってしまった。私の肩を伝わなくても上がれるらしい。それじゃ、私がいな い時も上がっていて、ひとりで降りられるのだろうか、と思い、しばらくほっといたが、派手になくの で、やっぱり私が降ろしてやった。今、キムチ味のポテトチップスがあるけど、こんな辛いものまで、 みなとがなめてしまう。いつも夜11時過ぎまで騒いでるみなとが、今日は9時に眠ってしまった。私 がはやく帰ってきたから、遊び足りて疲れたのだろうか。

1993/01/05
朝、みなとが毛布に入ったり出たりまた入ったりしてとても暖かい。目覚まし時計がなってもほっとい たら、みなとが見に行った。夜は元気が良かった。ベランダに出たり入ったりする。すわっている私の 背中を飛んでゆく。そしてベランダからうちの中を真っ黒な目で見て、おしりをふって飛ぶように入っ てくる。そのたび、水をのみ、そのたび、ぐるぐる言う。

1993/01/06
明け方、私がトイレに起きると、みなとがついてきてお風呂の水を飲んだ。朝、私が起きると、枕の真 ん中に移動してねた。夜は洗面所に行ってすわっている。この頃よくそうしているので、私が見に行く と、にゃーと言って出てくる。

1993/01/07
今日も明け方トイレに起きるとみなとがついてきた。みなとは、電話帳やアルバムの背で派手にツメと ぎしている。使い捨てカイロの箱もみなとの良いツメとぎになっている。使い捨てカイロは懸賞で当た ったもので、外猫の箱に入れてやると喜ぶのだが、みなとは好まない。すぐに袋を破く。でも、箱はた いそう気に入って、箱のふた部に顔を摺り寄せ、顔でフタをあけて中に入る。

1993/01/08
朝、使い捨てカイロをひとつ出しておいたら、私がトイレに行ってるすきに、もうみなとが袋を食いち ぎって、中身の砂みたいなものが部屋中に散らかっていた。夜は私のくつをくんくんとかいでこづきま わして遊ぶ。玄関にそろえておいても、すぐにバラバラになる。

1993/01/09
私がハンカチ2枚を縫い合わせて作ったクッションを、みなとがとても気に入って、昨夜も今朝もその 上にねていた。朝ちょっと起きて缶詰をなめて、すぐにまたハンカチクッションにねた。昼もそこにま るまっていた。夜は元気いっぱいで。ロフトへ駆け上がり、私の肩に手(前脚)をかけて椅子に飛び移 る。

1993/01/10
私が夜中に足がつってもがいていると、みなとがはね起きて、使い捨てカイロをくんくんしていた。普 段からカイロの袋を破いてしまうみなとのことだから、カイロは敵だから何かわるさをしているのだと 思い込んでいるのかも知れない。昼間、カーペットカバーを洗ったら、みなとがほかほかカーペットそ のものをガリガリやって、その上にすわりこむ。それは掘らなくてもいいのだから、危ないからガリガ リやらないでおとなしくすわってほしいものだ。夜は、みなとの体の半分ぐらいのケーキの箱に入りた がって、頭だけ入れてくんくんしていた。

1993/01/11
朝、みなとはロフトに行き、カーペットに降りて、すりよってきた。夜は何度もベランダに行った。部 屋にもどると、私の口をくんくんしてなめる。昼間はいつも外の小鳥をうっとりとながめている。

1993/01/12
今朝はみなとが洗濯機のふたの上で可愛い顔をしていた。夜は私の靴で遊んでいた。それからやけに おとなしくなったので、どこだろうと探すとカバンのすぐ向こう側にすわっていた。かわいいまるい 目でこっちを見ている。

1993/01/13
今朝はみなとがはやくから起きてついてまわっていた。私が出かけるころにはねてしまった。夜はベ ランダに出たり、もどってきて玄関で私の靴で遊んだり、ニャアニャア言って私にすりよってきたり する。いったん、ベッドの下にもぐったが、「みなとちゃん」と呼ぶとンーと言って出てきてぐるぐ る言う。

1993/01/14
みなとははやく起きて使い捨てカイロをかぎまわる。ほっとくとやぶくだろうから、ふとんの下にか くしてしまった。外猫の小屋では使い捨てカイロがとてもありがたがられて、入れてやるようになっ てから、猫が大勢小屋に入っている。今夜は雨だからみなとはベランダに出ない。部屋でぐるぐるに ゃあにゃあと甘えている。

1993/01/15
この頃は、みなとはいつも私より先に起きている。公園の中の保育園にブチがたたずんでいた。去年 の春、みなとをつれていったら、みなとが追っかけまわした子だ。夜8時ごろ、地震があった。青森 方面の地震で、東京は震度1だった。でもみなとがガラス戸のあいてる方へ走って行った。雨なので ベランダには出ない。


[総合目次][過去日記目次]