過去日記(1992/11/01〜1992/11/30)



1992/11/01
みなとは毛布にじゃれるのが好きだ。今日は朝から私について回ってすりよりをくりかえしている。昼 はねていたが、私がふとんのカバーを縫っていると、すぐにおきてきょろきょろと見ていた。みなとは 洗面所のドアにすりよってそれから中に入って水を飲む。みなとは人間のポテトチップスもなめる。

1992/11/02
朝方、みなとが冷蔵庫の前にじっとすわっていた。何かと思ってみてたら、自分でこぼして追いつめた らしいドライフードをたぐりよせていた。夜はユニットバスのドアにすりよって、洗濯機に上がったり 降りたりし、それから水をねだった。いったんロフトの奥にもぐってねてしまったようだが、後でベラ ンダに出た。ベランダから私に向かって飛びついてくる。

1992/11/03
朝、みなとがテレビの前にすわっていた。でもベランダに出たいのではなく、私が起きるとベッドにね てしまった。午前中ずっとねていて、起きてから首輪のヒモにジャレる。午後もベランダで紙くずを追 ったり毛布をかじったりしてよく遊ぶ。でも食べない。夜もユニットバスを出たり入ったりしてよく遊 ぶ。

1992/11/04
みなとは猫缶を食べないがカツオブシをふりかけると食べる。会社でA君がセミの死骸を持ってきて虫 嫌いのB君をからかった。私がセミの死骸を取り上げて外の土に埋めてきた。怖がってた方のB君が「 お墓つくってあげたの?」とあきれていた。夜、みなとは折ってある毛布の中に頭をつっこんでいた。 みなとは食器の水を飲んでからユニットバスに行ってドタドタ遊んだ後、私に水道の蛇口を開けさせて もう一度水を飲む。

1992/11/05
今朝はみなとは電話台の上で甘えていて玄関までついてきた。夜はひとり遊びしているみなとだが、近 くの猫のたくさんいる家から電話がかかってくると、みなとは嬉しげににゃあにゃあ言った。本当は私 はもらえないのだけど本音は欲しいので曖昧な態度になってかえって迷惑だろうと思う。今日の帰りに もその家の猫が私にもにゃあと言った。

1992/11/06
朝、みなとはベッドにまるまっていた。夜は毛布の上でねたりカーペットにすわったりしていた。かわ いい。

1992/11/07
朝、みなとはベッドでまるまっている。なでてると気分がいい。昼間はのんびりとくつろいだり、耳を ふせたりまた落ちついたりして、どの姿もかわいい。日の当たらない日はニボシをよく食べる傾向があ る。みなとの目を見ると宝石のようだと思う。夜は缶詰をいきおいよく食べたがすぐにみんな吐いてし まった。それでも元気でベランダで遊んだ。

1992/11/08
今日は朝からみなとがベランダに出る。50cmぐらい先の電線に鳥が来ていたがパッと飛び立ってし まった。昼間もみなとはベランダで遊んだ。夜はユニットバスに行き洗濯機に上がり、長く甘えていた 。みなとの動きはちょこちょことすばやい。

1992/11/09
くもりで寒いがみなとは朝からベランダに出た。夜は猫の里親関係の電話などで忙しくみなととあまり 遊んでやれなかった。

1992/11/10
いすに毛布をしいたらみなとがさっそくまるまった。みなとは秋になったらニボシをよく食べる。みな とが私の前にすわったので、なでていると私のヒザにくるっとまるまった。だんだん気持ち良さそうに のびてそってくる。

1992/11/11
朝、みなとが机の上から私を見ていた。それからふとんにまるまった。みなとは新聞をばりばりとかき あげるのが好きだ。トイレの後はもちろんのこと、何でもなくてもやっている。

1992/11/12
朝方、みなとが枕元にいたのでふとんに入れようとすると入ってきた。それからロフトに行ってふざけ て、いったん降りてきて、また上がって行った。夜はベッドの下にもぐったり出てきたりしていた。

1992/11/13
今朝もみなとはロフトでふざけていた。夜、近くのどこかで言い争う声がした。みなとも耳をふせた。 人がケンカしているところへみなとが参加してもいけないから、うちのガラス戸を閉めると、向こうで も戸を閉める音がした。

1992/11/14
朝、ふとんをベランダに干すとみなとがしばらく上がっていた。みなとはカーペットの下敷きの凸凹の 真四角のところにぴったりおさまって、かわいい。それからロフトに上がってダンボールの中にねた。 カリカリを出す音で目をさまして降りてくる。

1992/11/15
今朝もふとんを干すとみなとがすぐに行ったが、今日はすぐにもどった。昼間洗濯していると、みなと が洗濯機のフタに上がって甘える。それからロフトに行き、降りてベランダに行き、落ちてた毛布のき れっぱしを部屋の中まで追いかけてきた。今日はめずらしく牛乳を飲んだ。遊び疲れるとまるまってね るが、ニャーと寝言を言う。みなとは毛布に頭をつけてフミフミする。

1992/11/16
朝、みなとは枕元にねていた。私が起きると衣裳ケースの上に行った。今日は時間がはやいと思ってる と、みなとに伝わって降りてきて遊んだ。みなとは毛布が好きで今夜もついていた。

1992/11/17
みなとは朝からベランダで遊んだ。私が玄関の横の作りつけのゲタ箱で探し物をしていると、みなとが 来て、ゲタ箱のタナにすっぽりとおさまってしまった。みなとは私のポテトチップスを食べたがるが、 猫のカリカリを出すと、そちらに夢中になり、人間のお菓子には興味がなくなる。

1992/11/18
朝、みなとはロフトで右へ行ったり左へ行ったり、はしごに手をかけて前へ乗り出したりして遊んだ。 夜はお菓子の袋を止める金のヒモにジャレていた。朝、通りで黒猫を見かけた。この頃、来ないから気 になってたが元気そうで一安心だ。

1992/11/19
朝、みなとが缶詰を食べず毛布にすわってじーっと私を見ていた。カツオブシをかけてやると食べて、 ベランダで遊んだ。部屋にもどるとカーペットにすわって耳をたおしたりもどしたりしていた。夜、会 社から帰ったとき、みなとは玄関にいた。猫好きのU田さん(402号室)と一緒だったので、みなと を見せようとしたら、みなとはいすの下に行ってしまった。

1992/11/20
朝は小雨だったが、みなとはちょっとベランダに出てすぐもどった。夜はひどい降りになった。それで もみなとはベランダに行くがにゃあにゃあなきながらもどってきた。

1992/11/21
みなとは朝、ロフトで右に行ったり左に行ったりして遊んだ。ノッてくるにつれて動きが大きくなり、 ロフトからベッドに飛び降りてまた上がってゆく。夜も同じようにくるくる回って遊んだ。そうやっ てるうちに私は眠くなってきたが、みなともまるまってねてしまった。みなとはベランダで遊びたが るが、寒いのでガラス戸を閉めようとしたら、怒ったのか耳を倒した。

1992/11/22
みなとはふとんでフミフミすることをオフクロの味のように思ってるようで、ふとんをベランダに干 してもその上に上がる。昼間はお天気がよくて暖かく、みなとは昼寝していた。みなとのヒゲが落ち ていた。毛が生え変わるのは当然だが、ヒゲも生え変わることは最近知った。今日は近くでフジテレ ビのドラマ(白鳥麗子でごさいます)を撮っていて、みなとはそわそわしている。私が裁縫をしてる と、みなとが布に上がったり糸にじゃれたりする。その作業が終わるとベランダへ出たがる。もどる と私の脚にもたれてねた。

1992/11/23
みなとはずっとベッドでねていた。毛布が私にしかかかってないので、私が取っちゃったのだろうか と思い、わるいからみなとにかけておいた。でもすぐにはねのけてしまった。毛布をかけるより毛布の 上が好きらしい。近所の庭に茶シマの子猫が2匹いる。夜はみなとはくつにじゃれていた。ゲタ箱にも 入る。私のぬいだ服の中にもぐりこんで姿が見えない。しばらくしてにゃあと顔を出す。

1992/11/24
今朝はみなとがドアから飛び出してしまった。マンションの中庭でいい気分で木をくんくんしていたが 、つかまえてしまった。嫌がって大声で騒ぎ、私の手にかみついた。会社なんかサボッて気長につきあ ってやれば良かった。夜、もどるとみなとが暴れたらしく、トイレの砂が派手にかきだされ、留守電の ランプがすべてともっていた。草も吐いてあった。しかし、みなとは今夜は私の手をよくなめた。そし ていい気持ちの顔になってねてしまった。

1992/11/25
今朝はみなとはおとなしくまるまっていて、私がなでてもあまり興味がなかった。夜は私がカッパエビ センを食べてると、くんくんしぺろぺろなめた。首輪に激しくじゃれて遊んでいた。いったん見失って 冷蔵庫の下を気にするので、私も協力して定規で冷蔵庫の下をかいてみたが首輪は出てこなかった。す るとみなとがカーペットの下からたやすくくわえてきた。

1992/11/26
朝、みなとはベッドにおとなしくいた。缶詰のトッピングのカツオブシだけ食べた。今夜も首輪をおも ちゃにして部屋中かけまわっている。

1992/11/27
今朝も寒いが天気はよい。みなとはベッドにちんまりとすわっていた。カツオブシも缶詰もハナにシワ をよせて食べた。夜は衣裳ケースの上にねていた。ねてると言っても半目で声をかけるとすぐ起きる。 寒いのにベランダに行った。部屋の中でも麦わらバックの破片にじゃれてよく遊んだ。まず、手(前脚 )でちょいちょいやり、後ずさりし、そろそろと近づいてくわえて走って行く。麦わら破片を冷蔵庫の 下に追いつめてしまうと、水を飲む。ちょっとバスケットボール風だ。

1992/11/28
寒いせいか、この頃はいつもみなとは私とくっついてねている。今日は電気毛布を入れたままで出かけ たが、夜に私がもどってみると、やっぱりみなとがねていたらしいと思った。まるくへこんだところが あったので、そこにみなとがねてたのだろうと思った。しかし、そのときはどういうわけか、みなとが いなかった。そのうち、はずしてある蛍光灯カバーと衣裳ケースの間から出てきた。

1992/11/29
みなとは私のベッドの足の方にまるまっている。私が足をのばすとかじる。昼間は日の当たる窓辺でね ている、ふとんのパステルカラーがみなとによく似合う。みなとはユニットバスの水を飲む。今夜はユ ニットバスに行って、出てきて私に顔をすりよせ、またユニットバクに行くことを繰り返している。

1992/11/30
朝、みなとはロフトに行った。夜はめんぼうをつついて遊んでいた。昼間みなとが吐いたようだ。今夜 も洗面所へ行ったり私の方に来たりして遊んでいる。


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