過去日記(1992/05/01〜1992/05/31)



1992/05/01
今朝は久しぶりにみなとが枕に乗ってきて私をチョイチョイと手でつついた。そしてふとんの中に入っ てまるまった。快晴だが風は冷たくて爽やかだ。でも、みなとは寒かったのかも知れない。昼頃、この マンションの前の家の庭にキジトラのオス猫が侵入したようだ。おばあちゃんに「帰りなさい」と言わ れてた。その猫は毛づくろいしてスプレーもして去っていった。みなとは部屋で全く無関心にねていた 。朝も昼もみなとが食べないから気になってたが、夜はニボシを食べて缶詰も食べた。

1992/05/02
今日も爽やかな朝だが、私自身は風邪で全然さわやかではない。みなとがガラガラ声なのも気になる。 昼間、みなとはベランダに出て陽にあたっていた。夜も30分も行ってたが。そしてロフトの箱の中で ねた。以前の職場でちょっと仲良しだった男性から電話がかかってくると、みなとも降りてきた。でも 私が辞めたからもう電話はかけてこないだろう。

1992/05/03
今朝はみなとが枕に上がってきてごろごろ言ってた。私が眠いからなでる手を休めると、みなとが手で 私をつついて催促する。今日も昼間、みなとは30分もベランダに出ていた。部屋にもどると箱に入っ てねた。

1992/05/04
朝、起きてみると、みなとが私のバックの中からニボシの袋を出していた。食べないけど。今日はみな とはモンプチを出してやっても食べない。ワカサギを買ってきたから焼くと、1匹食べた。うれしかっ たのか変な魚だと思ったのか、さかんに毛づくろいしていた。夜はワカサギとカリカリをたくさん食べ た。私のヒザにまるまっていて、手でニボシをもて遊んでいた。

1992/05/05
みなとはワカサギ、缶詰、カリカリを食べた。天気がよくて外にいろいろな猫が歩いてた。みなともベ ランダを楽しんだ。私が昼寝してたらみなとが私の背中の上に長々とねそべった。夜は私のヒザでアン モナイトスタイルでねた。

1992/05/06
今朝はみなとはカルカンマフロをたっぷり食べて、満足気に毛づくろいしていた。夜、帰宅してドアを あけると、みなとが廊下に飛び出し、3階まで行ってひと遊びしてきた。思わせぶりにころがって、私 がつかまえようとすると、パーッと逃げてゆく。部屋にもどると、みなとが私のジャケットのポケット をくんくんかいで頭を入れた。それから私のほっぺたに頭をすり寄せてきた。

1992/05/07
みなとは朝、テレビの上に乗って外をながめていた。夜はみなとはドアからしっぽをゆらゆらさせて、 ゆっくり出てきた。雨になったので昨夜のようにはしゃがない。部屋で、みなとがノートの上に乗って も、しっぽの先を動かしてもかわいい。

1992/05/08
今朝は快晴だ。アミ戸越しのさわやかな風に、みなとも気分よくすわっていた。夜は箱に入っている。 ペット用ビスケットの袋をみなとは破いた。中身も食べたのかどうかはよくわからないけど。

1992/05/09
朝、みなとが枕の上に乗ってきた。みなとの猫砂を買う時期がきた。この頃、会社をぬけだしづらいの で、三田の川原へ買いに行けない。祖師谷のペットショップで聞いたらいつも買うのがなかった。「川 原はいいところだから」と言われた。贅沢かなあ。結局、西友で売ってたものを買った。猫砂だけは川 原で売ってるのがいいんだけど、缶詰は前に川原で買ってきたら高かったのにみなとがまずがった。夜 、私のヒザでうっとりしてたみなとが急に机に上がって、アミ戸に手をかけた。アミ戸の外側に虫が止 まったのだった。今日、みなとは猫缶を2つも食べた。食欲旺盛だけど軟便だ。

1992/05/10
昨日に引き続き雨の朝だ。みなとはちょっとだけ枕の上に来た。それから新しく出した缶詰に少し口を つけて、カーペットにすわった。みなとはニボシも食べてペットクッキーも食べる。私のスジコも食べ た。みなとは椅子の上からニャアと声をかけてロフトに行ってねた。夕方起きてすごく甘えた。外の電 線に鳥がとまってないてたら、アミ戸越しにながめていた。



1992/05/11
朝、みなとがニャアと言ってロフトから降りて枕元にきた。夜、会社からもどるとみなとがドアから飛び 出して、1階の自転車置き場まで行ってしまった。さらにとなりのビルの庭で30分も遊んでいた。前の うちからトラ猫も出てきて、一緒に遊んだ。

1992/05/12
今朝もみなとがロフトから私の足の上にポンと降りてきた。そして缶詰に舌づつみを打った。夜、みなと は風呂場のカーテンの中にかくれていた。私が近づくとそろそろと手だけ出した。かくれんぼが好きで、 小さい袋に体2/3だけ入っていたりする。本棚の上に上がったり飛び降りてきたりした。それから私の ノートの上にころがってペンにじゃれる。

1992/05/13
今朝、みなとは私のバックの中からニボシの袋を引きずり出した。食べるわけではなく、電話台に上がっ てうっとりしている。夜は私の腕に背中をくっつけてねた。

1992/05/14
昨夜も今朝もみなとが枕の上でぐるぐる言ってた。夜はいつものように箱に入ったり椅子に上がったりし ていた。それから、私の指をくんくんぺろぺろやってて、終いにはかじりついてきた。それから長々との びた。のびたまま、手を私の腕にかけてずるずると移動してくる。

1992/05/15
昨夜、カーペットの上で私をかじったりしていたみなとは、私がねようとするとにゃあと言った。もっと 遊びたかったらしい。今夜もカーペットの上で私にすりよっていた。それから袋に入った。

1992/05/16
今朝は私がパンを食べていると、みなとがちょっと興味を持った。が、すぐにカ−ペットにねた。昼には 外でヤマバトがデデデポポーと鳴いたので、みなとが興味を持った。この部屋は他にもいろいろな小鳥の 声が聞こえる。みなとはロフトに行ったり袋に入ったりした。夜は私のチーズサラミをみなとが手で引き 寄せて食べてしまった。

1992/05/17
今朝、みなとは枕に乗ったり、外の鳥をながめたりしていた。袋に入ったみなとが、私が新聞を読んでる と出てきて新聞の上に上がった。夜はみなとがドアから出てすごい勢いで行ってしまった。また、この建 物と川ととなりの間で30分遊んだ。自転車置き場と川の間で、みなとが後ずさりして歩いた。部屋にも どってテレビを見ると子供のストレス解消法というのをやってて、さっきみなとがやったように後ろに歩 くというのもあった。

1992/05/18
いつものように目が覚めると、みなとが枕元で甘えていた。夜、会社から帰ってドアをあけるといつもの ようにみなとが出てきた。昨夜のように勢いよく行ってしまわない。一緒に部屋に入るとみなとはロフト に上がった。

1992/05/19
今朝はみなとが枕元にまるまっていた。朝一番で猫草を食べて吐いていた。夜、ドアをあけるとみなとが また飛び出ていってしまった。私はまず真下の3階を見にいったがいないので、4階の廊下の端から下を 見ると、やっぱり自転車置き場と川の間で草をかじっていた。そのまま見ていると草の中にすわったが、 私が追いかけてこないのが不安になったのか、ふりむいた。そして自分で階段を上がってもどってきた。 私も降りてゆくと2階の廊下で私を見てごろんところがった。それから一緒に部屋にもどった。

1992/05/20
昨夜はみなとは首輪にじゃれていた。首輪をするのは嫌いだが、はずしている首輪で遊ぶのは好きだ。 今朝も枕に上がって私を起こした。夜、会社から帰るとみなとがまたドアから飛び出していった。今夜も 川のまわりの植物をかいだりかじったりしてもどろうとした。でも、昨夜と違って2階の廊下まで来てか ら、もう一度走っていった。再び川のまわりにいて、私が行くとにゃあと言った。抱き上げるとバタバタ 暴れて降りる。そうやってしばらく遊んでから部屋にもどった。



1992/05/21
今朝は洗面所でみなとがおぶさってきた。また首輪で遊んでいた。帰りに城山通りに猫が死んでいた。 みなとと同じような黒白だった。どうしよう?と思ってると若い男女が箱を用意してきたので、私は何 もしなかった。そんなことで外は危ないとあらためて思ったので、今夜はみなとをドアのところですぐに つかまえて、廊下で遊んでやらなかった。不満だったようで、しばらくうちの中でアオアオ言ってた。

1992/05/22
今朝もみなとが洗面所でおぶさってきて、さらに天井のバーに上がった。昨夜はジャレたり、ベッドと カーテンの間で騒いだりしていた。会社から帰ってドアをあけるとみなとがパーッと飛び出した。また 階段を駆け下りて自転車置き場にいたが、今日は私が行くとにゃあと言って、すぐに部屋にもどった。 みなとがニボシをよく食べるから、私もつまんでみた。すると不思議そうな顔をして、私の口をなめた 。

1992/05/23
今朝、みなとはドアのところにいたが、私がパンを食べだすと寄ってきてくんくんし、ぐるぐる言った 。昼頃、いつかの夜に出てきたトラ白が川べりをぶらぶら行くのが見えた。みなとの友達だ。夜はベラ ンダ伝いにとなりへ行ってしまい、となりのガラス戸に向かってにゃあと言ってた。そこでないてもし ょうがないけど、となりに私が行くまでもなくもどってきた。その後、夕立になり、みなとはベッドの 下にかくれてしまった。

1992/05/24
今朝はみなとはしきりに私の靴に顔をつっこんでいた。プルルンなんて言ってご機嫌そうだった。今は 机の下の箱に入ってるのが好きだ。以前、毎日寄ってた喫茶店がラーメン屋になったのでしばらく行か なかったが、ひさしぶりに行ってみた。店長ともう一人の男性でやってるが、店長じゃない方が、閉店 までの時間が長い、店長は本当はラーメンは嫌い、やっぱりプリンアラモードでも運んでるのが似合うよ ね、と言ってた。(2009年現在時で思い出す店のその後:ラーメン店のまま別の夫婦がやるようになり 、その人はいかにもって感じで似合ってましたが、私はそこで完全に縁が切れました。)午後、カミナ リがあり、みなとはベッドの下にもぐってしまった。夕立がやむと、ニャアと言って出てきた。今日も 夕方、ドアから飛び出て廊下を走り、3軒先のドアの前でころがった。夜は私の足にくっついていた。

1992/05/25
朝、みなとが枕に乗ってきてかわいい顔をしていた。会社からもどったとき、祖師谷のクリーニング店 主が殺されたという話をきいた。私には関係ないかも知れないけど、怖いから、ドアから出ようとする みなとを強引につかまえて廊下などに出さなかった。私の夕飯にオニギリを買ってきたが、みなとが自 分の顔ほどもあるオニギリをくわえて持って行こうとする。それから私のヒザにもたれてねたり、ベッ ドに行ったりした。私がものを書いてると、みなとが私の手をつかまえ、ペンをかじる。

1992/05/26
今朝、みなとは枕の上で私をつついた。でも、吐いてあってあまり食べない。夜、会社からもどってドア をあけると、みなとがタタターッと走っていった。例によって自転車置き場の向こうへ行ってせっせと草 や葉をかじっていた。私をちょっと見て草の中にもぐって行き、かくれんぼしていた。部屋にもどり、い ったんベッドの下に行ったが、私が夕飯にすると出てきて、ツナやシャケをペロペロなめた。そして、私 の足によりかかってねた。

1992/05/27
今朝もみなとが枕の上で私をつついた。みなとは今夜はスジコおにぎりをくわえて持っていった。私がと りあげたので、ベッドの下へもぐってしまった。そのうちまた出てきて具をほとんどなめてしまった。

1992/05/28
今朝、みなとは電話台の上ですごくうっとりとすりよって、カーペットに行ってねころんだ。会社から帰 ると、みなとが吐いていた。今夜は食べ物に興味がなく水ばかり飲んでいる。

1992/05/29
朝、みなとが洗面所でおぶさってきて、トイレットペーパーを全部ひきずり出した。今夜はみなとは元気 で缶詰をたいらげ、私のおかずまで持っていってしまう。みなとが甘えて私の顔の方までのびあがってく る。私の口が毛だらけになる。

1992/05/30
料理屋さんが外猫用に分けてくれるアナゴの頭を、みなとにやってみたが、全然食べなかった。懸賞に当 選したのでお人形が送られてきた。その箱はみなとには小さめなのだが、一生懸命まるまって入ってしま った。夜、みなとは私のサラミをくんくんしたが食べない。ニボシとチクワを食べた。

1992/05/31
朝、みなとが枕にひらりと乗ってきた。洗濯機の上で甘えたりトイレットペーパーを引きずりだしたりし た。外で鳥がピーピーとさえずってるとみなとが興味を持つ。今日はみなとは食べない。好物のカルカン マグロなのに食べない。夜はみなとは廊下に出て遊んだ。うちの中では甘えた。


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