過去日記(1992/04/01〜1992/04/30)



1992/04/01
今朝はみなとがかわいい手をちょこんと私の顔に乗っけたり引っ込めたりして遊んでいた。でも、吐い てたのがちょっと気になる。夜はベッドの下へ行き、マタタビの匂いのついた箱をなめていた。猫草も よく食べる。

1992/04/02
良い天気の朝になり、みなともベランダの方に寄ってゆく。夜もみなとが元気だった。

1992/04/03
今朝もみなとは元気にはねまわっていた。お昼に私がでかけてもどると、みなとがドアから勢いよく飛 び出て2階まで走っていってしまった。追いかけてゆくとしっぽを太くするが、そのくせころがってつ かまえられようとする。今日は缶詰を全然食べなくて猫草ばかり食べている。夜は雨になり、みなとは 私のヒザに顔をくっつけてのんびりしていた。

1992/04/04
昨夜も今朝もみなとはカーペットにねていた。外はすごい雨だ。昼間、みなとがジャレて私にかみつい てまたねた。それから椅子にいった。祖師谷駅を降りると消防車がいっぱいいて不安になった。それは 何だったのかわからないが、うちは平和でみなとは元気だ。

1992/04/05
昨夜はみなとはカーペットでねて、朝はテレビの上で私が起きるのを待っていた。会社からもどると、 みなとがかけだしてきたが、雨で廊下がびしょぬれなので、いつものように転がれるところがなくて とまどっていた、今夜は洗濯機の上でとても甘えて、私の肩に手(前脚)をかけて、鼻と鼻、ほっぺ とほっぺをくっつけてくる。ストーブをつけて、横でみなとがのんびりねていると、私も眠くなって くる。そう思ってるとみなとが起きて、私の足に乗って再び眠る。しばらくしてまた起きて椅子に行 く。そしてまた、私のひざに顔をすりつけて眠る。

1992/04/06
今朝はみなとが私の顔をつついたり、ふとんに入ってきたりした。私が出かけるときはまんまるい目 をしていた。みなとはこの頃、ドアから出てきても転がらないが、背中で誘っている。洗濯機のフタ に上がって甘え、フローリングに移動すると私のヒザに顔をくっつけてまるまった。何か夢でも見て いるらしく、ねてるのにクークー言ってる。

1992/04/07
今朝はみなとは静かだった。夜、会社の宴会があり、1万円もするから行きたくなかったけど、払っ てしまったので行った。帰りは酔っ払ってたので、なつかない公園猫を強引にだっこしたら、怒って 逃げていった。遅くうちに帰り、みなとは最初、いつものように甘えていたが、そのうち飛びかかっ てきた。

1992/04/08
今朝はみなとがベッドで、プルルと声をたてて遊んでいた。会社からもどったとき、みなとが出て来な かった。ちょうど床に吐いてるところだった。エサもほとんど食べてない。

1992/04/09
みなとがドアまでついてきたから、抱き上げて廊下から外を見せてやった。春の花が咲いてきれいだ。 会社から帰ってみると、今日はみなとが缶詰を全部食べていた。暑いせいか、私にくっつかないで、 離れてくつろぎ顔だけこっちを向いている。とてもかわいい顔だ。

1992/04/10
みなとは食べたり、ななめになって甘えたりしていた。夜、私がフローリングの上でアグラをかいて みたら、みなとがその中にぴったり入った。みなとの肩に手をのせると、足でけっとばそうとする。



1992/04/11
今朝、みなとはカーペットの上にすわっておだやかに見送っていた。ところが、私がやっぱり傘はいら ないか、と思って部屋に置きにもどると、しっぽを太くして目もまんまるになってしまった。昼にもど ったときはひっそりしていた。みなとはロフトでねていた。でも耳は私に気付いている。みなとはニボ シが好きだが頭はたいてい残す。だから最初からニボシの頭は別に分けてたら、みなとが降りてきて、 ニボシを食べた。夜、外で猫がニャアニャア言ってた。みなとは興味があるらしく外を見ていた。

1992/04/12
今朝はみなとは缶詰にちょっと口をつけただけで、お風呂場に行って目をまんまるくして、もどってき てカーペットにねそべった。私がフローリングでものを書いてると、みなとがその上にすわってしまう 。それで私が机に移動すると、みなとも移動する。みなとは今夜は自分でお風呂に入った。(?)お湯 をはったところに入ってそれをなめていたのだ。

1992/04/13
昨夜、みなとは私の足の上でねた。朝は枕の上でふざけていた。夜はお風呂場で私の肩に乗り、さらに 天井のバーに移って鉄棒をする猫になっていた。そして私のヒザに顔をくっつけてねた。

1992/04/14
今朝はみなとは洗面所で、天井の棒に上がり、鉄棒をする猫をしていた。夜、帰宅すると、みなとがド アからとことこと出てきて、3軒先の部屋のドアの前で、おなかを見せてころがった。うちに中にはい ると、つぶらな瞳で、ンナンーと言っている。私のヒザに頭を乗っけてたかと思うと、草を食べに行く 。

1992/04/15
今朝はみなとがベッドで、プルル、ジーコロ、ジーコロとのどならしして、ご機嫌だった。今夜もみな とは、快活に廊下に走り出てきた。部屋では私のヒザに頭を乗っけている。

1992/04/16
今朝はみなとが枕元に来ていた。なでるとうっとりしているが、私がねようとすると髪をかんでひっぱ る。夜、会社からもどってドアをあけると、みなとがトコトコと出てきて、廊下の一番はしまで行った 。部屋では私のヒザに頭をのっけてねている。

1992/04/17
今朝はみなとはふとんの私の足の方にまるまって、目はぱっちりしていた。会社からもどると、今日も みなとが廊下をいきおいよく走った。でも部屋に入ると、ずいぶん吐いてあった。私のヒザで、ンルル ーなんて言って甘える。そして猫草によりそってねた。それから窓辺に行ってふりむいてニャアと言っ た。

1992/04/18
今朝、みなとははじめ私の足の方にまるまってたが、枕の方にも来た。外猫ごはんの料理屋さんのアナ ゴ頭をひとつ持ち帰ったら、みなとがくんくんかいでペロリとなめた。今日もみなとのために、ニボシ の頭と身を分けてると、みなとがその山に食いついた。イワシが3匹100円だったので買ってきた。 それを焼いて、1匹みなとにやったら、最初うっとりした顔で少し身を食べ、それから頭に手をかけて ひきずっていった。はじめは熱かったらしく、冷めてからせっせと食べた。そして、のんびりねそべっ たりせっせと毛づくろいしたりしている。

1992/04/19
この頃寒くないせいか、みなとはふとんに入ってこない。カーペットの上にいて私と向かい合うように している。私がゴミ袋を持って歩いてると、みなとが追いかけてきて、袋に入りたがる。掃除機をかけ るとまんまるな目をして後ずさりする。掃除が終わると、カーペットの上に気持ち良さそうにねそべっ た。ちょっと出かけてもどると、いつものようにみなとがドアから廊下へ走り出た。部屋ではカーペッ トの上に長々とのび、手で顔を覆ってクニャッとまるまった。そして、歩いてきて私のヒザにまるまっ た。

1992/04/20
今朝は私が眠かったせいか、みなとがあまりふざけなかった。夜、他所のうちの子供がはしゃいでる声 が聞こえてくると、みなとが興味を持ってベランダに行った。



1992/04/21
今日もみなとは洗面所などについてきた。みなとは夜、くるくる回って首輪をかじっていた。お風呂の 天井のバーにもよじ登った。そしてアミ戸の前へ行って涼んでいた。

1992/04/22
今朝はみなとが枕に来て、手で私の顔をつついて起こした。私は出向先をクビになったので、花束をも らって帰ってきた。みなとがお花をくんくんして喜んでいる。そして私のヒザにくっついてうっとりし ていたが、アミ戸に蛾がはりついたのを見て、寄っていった。でも、蛾は飛んでいって、みなとは再び 花をくんくんしてうっとりしていた。

1992/04/23
今朝、みなとは枕元で首をのばし私がなでてるとうっとりしていた。それから足の方に行ってまるまっ た。夜はみなとはいすにすわっていた。笑ったような口元をして耳はピクピクさせている。

1992/04/24
今朝はねぼけていると足が痛くて目が覚めたが、みなとがかじったのだろうか。会社が思うようになら ないから、赤坂でヤケ酒を飲んで、電車で居眠りして祖師ヶ谷大蔵で起きず、成城学園前で降りた。帰 宅は午後10時だ。ドアをあける前から、みなとのなき声が聞こえてきた。ごめん、ごめんと言って部 屋に入った。みなとは私をくんくんとかいで本棚に上がってニャアと言った。酒なんか飲んでないで、 プログラムで稼げるようにならなくては…。

1992/04/25
今日はマンションの消防点検があるから、みなとをつれて公園に行った。公園猫がたくさん来るが、み なとと互いに、ハーッと言う猫と、互いにくんくんして仲良くする猫がいた。みなとは2時間ものびの びと遊んでいた。昼間よく遊んだので、うちではみなとは箱に入ってねていた。いったん起きて洗濯機 に上がって甘え、疲れると私のヒザに頭を乗せてねた。

1992/04/26
今朝も清々しい快晴で、みなとは外の鳥の声に耳をかたむけていた。昼頃は机の下の箱の中にねたり、出 てきて私のヒザに頭をくっつけてねたりした。夜は椅子にまるまったりニボシを食べたりした。もう掃除 機の音にも驚かなくなった。そして私に寄りかかってすやすやと眠る。

1992/04/27
今朝も快晴でみなとは外の鳥に興味を持つ。タナの影からちょこんと顔をのぞかせていた。今日はみなと は猫缶を全部たいらげた。まだ食べたそうだから新たに出してみるとまた食べた。みなとは首輪をするの は嫌いだが、首輪が部屋にあると追いかけて遊ぶ。

1992/04/28
今朝はみなとがバタバタ走りまわっていた。チクワをどこかから見つけてきて追い回しているのだった。 今夜は妹が部屋に来た。最初、みなとがしっぽをビンビンにふくらませたが、すぐになれた。妹の悩み事 は、大家に嫌われて部屋を追い出されそうということだった。ステレオをガンガンかけるから。あの子、 仕事は実に上手くいってるけど、うちが下手だ。私は反対に会社はイマイチなんだけど、うちはペット禁 止でも猫を飼っていても円満にやれるほど上手い。

1992/04/29
昨夜はみなとが私と妹の間にねていた。妹がお土産にモンプチを持ってきたので、みなとが喜んだ。夜は いつものように私の足に頭を乗せてまるまったり、箱に入ったりしていた。

1992/04/30
今朝もみなとが枕元にまるまっていた。廊下へ走り出て、部屋ではカーペットにまるまった。何故かうち の中に小石がある。雨になったので、みなととふにゃふにゃねてると、急にザザザッと音がした。何かと 思ったら、みなとがロフトに行ってツメとぎを始めたのだった。ツメとぎボードだけではなく、スケッチ ブックでもやる。そしてそのままロフトでまるまった。のぞくとニャンニャンと言う。さかんにセキをす るのが気になるが。夜もロフトにいて、呼ぶとニャアと言う。私が流し台の下のカバーをはずして掃除し ていると、例によってめずらしいものが面白いらしいみなとは、見物に来た。


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