過去日記(1991/07/17〜1991/07/31)



1991/07/17
今夜からブチの子猫がうちにいる。前に発泡スチロールに入ってた子だ。里親を探すつもりだが、何か ご縁を感じる。一時預かりにしても、とりあえずミナトと名づけた。ふかふかでとってもかわいい。

1991/07/18
明け方、みなとがないて、何かと思ってたら、トイレだった。砂を盛大にかきあげていた。何故か、赤 坂駅に着いても、みなとのニャアという声が聞こえた。いったん会社に行ったけど、みなとが気になる から休暇を取ってしまった。うちに帰ると、しばらくみなとがないてたが、やがて落ちついて寝てしま った。うちで仕事を出来るといいのになぁと思う。いつもみなとと一緒にいられる。夕方、みなとが起 きて私にすり寄った。夜には私の肩に乗ってきた。試しに公園の外猫のひとりを抱き上げてみたが、お となしそうに見えたのに、えらく怒って(怯えて)思いっきりけとばされた。やっぱりうちのみなとは 人間好きで飼い猫向きなのだ。

1991/07/19
朝、起きるとみなとがひとしきり甘えてくる。私は会社に行くが、こんなにはやく行かなくてもいいよ うな気がする。夜もみなとが甘えた。

1991/07/20
今朝は3時半からみなとが大騒ぎしていた。私が会社に出かける頃にはベッドでねている。雨が降って きて外猫はくるまの下に雨宿りしてた。1匹だけ出てきたから、わざわざカサの下にエサをやったけど 食べず、カサをこづきまわして遊んで、もどって行った。昼間はみなとが起きて食べて、私のバックに 入る。昨日、リボンをふって見せても反応がなかったけど、今日は喜んで遊んだ。夜は私のまぶたにチ ュッとキスした。紙袋に入ったりツメとぎしたりしている。



1991/07/21
みなとは元気で私をかじったりよじ登ったりする。ンニャーとなく。外でついたらしい傷がおなかにあ るが、もうカザブタになっている。でも茶色っぽいのが気になる。

1991/07/22
みなとは私についてまわっていた。

1991/07/23
朝はいつも通りだったが、会社から帰るとみなとの顔が腫れてるのでびっくりした。すぐに近くの医者 につれて行こうとしたが、ボランティアの人に反対された。医者によってはつれて行ったが最後、安楽 死させられるというような心配をしているのだと思う。そんな人じゃなさそうに思うけど。朝まで様子 を見てと言われても、死んじゃうんじゃないかと心配でたまらない。

1991/07/24
朝にはみなとは少し元気になり食事した。医者につれて行って傷を消毒してもらった。うちに帰るとま すます元気になった。みなとの妹(ミミ)はまだ外の猫小屋にいる。かわいそうになってきた。みなと より元気そうなのだけど。

1991/07/25
今朝はみなとが元気になって、しきりにすりよっていた。頬の腫れはひいたけど、首の傷がうんでいる 。でも元気だ。

1991/07/26
みなとは元気がいいが、ノドの傷をかくので治らない。心配だけどあまり会社も休んでられないし。会 社からもどるとみなとの傷はかわいていた。消毒してやると気持良さそうにしていた。部屋から見える 多摩川の花火がきれいだ。

1991/07/27
みなとは今朝も元気だ。首の傷の消毒に動物病院につれて行った。うみがあるまま縫うより自然に皮膚 がつくのを待つ方が良いそうだ。夕方、みなとの妹(ミミ)を大森の某家に送っていった。たぶんしあ わせになれるだろう。みなとよりしあわせになるかも知れないな。環境が許せばきょうだい2匹飼いた かったからざびしいとも思ってるけど。

1991/07/28
今朝はみなとが外の鳥をながめていた。中庭のベンチではブチ猫がねていた。Tさんに行ったミミちゃ んは下痢してたいへんそうだ。落ちつくだろうけど。みなとは猫の草やらふとんやら好奇心旺盛に調べ ている。掃除機は怖がって嫌っている。私の靴をかぐのも好きだ。

1991/07/29
今朝もみなとが元気良く、廊下で遊んだ。みなとは私がドアをあけると飛び出すわりには、私が抱き上 げて外を見せるとわりと怖がる。部屋ではノートの上にのびてねてしまった。

1991/07/30
今朝も私が会社に行こうとするとみなとが廊下に飛び出した。部屋に入って落ちつくまで、3回も出た り入ったりして遊んだ。夜は私の肩までよじ登った。そして私にキスした。

1991/07/31
今朝もみなとが廊下に出て、廊下や階段のにおいをかいだ。これが毎朝の出勤前の行事となりつつある 、Tさんに電話したら、ミミちゃんはそんなことはないそうだ。前に飼ってたチャコが私がねようとす ると外に出せと騒いだけど、私が飼ってるとそういう傾向になるのだろうか。


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